美学生インタビューInterview
何かに全力で頑張る経験がしたい
ミス日商(日本大学商学部のミスコンテスト)に出場した理由を教えてください。
きっかけはミスコンの運営団体の方から誘われたことです。
最初は出るか迷っていたんですけど、一昨年ミスコンに出てた先輩から「間違いなく人生にプラスな経験になるし、他の人よりワンステップ上に行ける。絶対に出るべき!」と背中を押してもらって出場を決めました。
何かに熱中したい、って思いもありましたね。今までの人生で一つのことに対して全力で頑張るって経験をしたことがなかったし、2年生になってからはコロナの影響もあって何も活動できない日々が続いていて……。ミスコンに出ることでその状況を変えれたらと思いました。
あと、将来の夢もまだ全然決まってなかったので、ミスコンに出たら何か見つけられるんじゃないかという期待もありましたね。
実際に出場して大変だったことはありますか?
SNSは苦労しました。出場者がお披露目されてからミスコン本番までの4か月間、毎日インスタグラムの更新を続けていたんです。
もともとSNS自体は好きで、最初の頃は気軽に写真を撮って載せてるだけだったんですけど、だんだんと「1回の投稿でどれだけ自分を表現できるか」「どうすればフォロワーを増やせるか」ということをめちゃくちゃ意識するようになって、最後の方はちょっとストレスを感じていました。
SNSを更新する際に心掛けていたことはありますか?
服装もメイクも髪型も、同じようなものばかりにならないようにっていうのは意識してました。
あと、インスタグラムってプロフィールページを訪れると複数枚の写真が一覧で表示されるじゃないですか?一つ一つの投稿も大事なんですけど、その全体で見たときの印象がすごく重要だと思っていて。
だから、背景や色合い、表情なども色々なバリエーションをバランス良く見せれるように工夫していました。
写真を拝見したんですが、すごく撮られ慣れてるように感じました。ミスコン以前にモデル経験はあったんですか?
いえ、今までモデルをやったり表舞台に立つ経験はまったくなかったです。サロンモデルやポートレートモデルはミスコンに出てから初めて経験しました。
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ただ、普段からファッション雑誌をよく見るし、SNSでモデルさんの投稿を見たりするのも好きなので、ポーズとかは自然と頭の中にインプットされてました。だから自分がモデルをやることになっても戸惑いはなかったです。
たくさんの人に支えられてることを実感しました
そして、迎えた本番。コンテストはオンラインでおこなわれたそうですね?
昨今の情勢を鑑みて、今年はYouTubeでのライブ配信という形式になりました。自己PRタイムなどはなくて、ミス・ミスターの出場者が1人約2分間のスピーチをし、5分間の投票タイムを経てグランプリ発表という流れです。
グランプリを獲る自信はありましたか?
「自信がない」って思ってしまうと自分の中でどんどんメンタルが悪い方向へ落ち込んでしまうと思ったので、「獲る!」ってことしか考えてなかったです(笑)
グランプリを受賞した時の気持ちはどうでしたか?
4か月間頑張って良かったなという思いと、応援してくれたみんなの期待に答えられたことの喜びで胸がいっぱいになりました。
ほんとうにミスコンの活動を通して、自分がどれだけ支えられているかっていうことを実感したんですよね。家族や友達、SNSを通して応援してくれてた人、一人ひとりのコメントに毎日勇気づけられていました。
特に感じたのは家族の温かさです。両親は「自分を信じてやりきったらいいよ。」って言ってくれて、周りの友達にも投票を呼びかけてくれていました。
妹と弟も「Web投票したよ。」って言ってくれたり、私のSNSを見て「この写真ちょっと駄目だね〜(笑)」って指摘してくれたりして、それも嬉しかったです。
ミスコンに出場して成長できたと感じることはありますか?
出場前と比べたら美意識がすごく上がりました!
以前は「コンビニに行くだけならすっぴんでも良くない?」って思うタイプだったんですけど、見られる立場になってからは常に身だしなみに気を遣うようになりました。おしゃれをすることで気分も上がるし、“女性らしさ”が前より出てる感じがします。
あと、ファッションやメイクだけでなく食生活も変わりましたね。3食しっかり食べるようになったし、野菜を多めに摂ったり、オーガニックを意識したりするようにもなりました。
将来やりたいことなどは見えてきましたか?
ちょっと前までは「結婚すること」を夢にしてたんですけど(笑)ミスコン活動を通して撮られることが好きだなと感じたし、自分がどこまでやれるか試したいと思うようになりました。
まだ全然漠然としてるんですけど、モデル活動……今年は頑張ってみようかなぁ。