美学生インタビューInterview
ミスコンは、ゴールじゃなくてフィールド
以前からミスコンに興味があったんですか?
高校生の頃から見ていました。SNSにミスコン応援アカウントを作るぐらい大好きでしたね(笑)最初は主に青学のミスコンを見ていて、大学に入学してからは自分の大学や他の大学のミスコンも応援するようになりました。
ミスコンのどういうところが好きだったんですか?
ミスコンってパッと見は可愛い子コンテストみたいに見えるけど、真剣に見てみると、一人ひとりが自分をブランディングして発信したいことを持っているし、先を見越してミスコンに出ていることが分かるんです。そういうところに惹かれて応援していました。
応援する側からされる側になろうと思った理由を教えてください。
私はモデルという職業に興味があるので、ミスコンを通して将来の可能性と視野を広げたいなと思ったことが一番の理由です。それに、学生のうちに何かしたい!っていう気持ちがあったし、さっき言ったミスコンの素敵なところを広めたかったので出場しました。
ミスコンを見ていただけに、出場してギャップを感じることはありませんか?
ありますね。忙しいです、想像の4倍くらいに(笑)見えている部分はほんのちょっとで、それ以外にしなければならないことがたくさんあることを知りました。もちろん楽しさもあるけど、大変さも思っていた以上にありますね。
それと、活動期間4か月って長いなーと思っていたんですけど、毎日早くてあっという間に時間が過ぎている感じです。活動が始まったばかりの頃は『The Party 2020 Tokyo』というファッションショーの練習もあったので、最初の1か月は20年生きてきた中で一番早く過ぎた1か月だったように思います。
ミスコンに出場して良かったと思うことはありますか?
月並みですが、周りの人の有り難みに気づいたことです。毎日投票したり毎回配信に来たりするのって、本当にミスコンを好きじゃない限りすごく面倒くさいことだと思うんですよ。でも、家族とか友達はいつも協力してくれて、本当に感謝しています。
身近な人に支えられていることが分かったし、さらには新しく支えてくれる人もできたので、そういう人たちに対してありきたりだけど感謝の気持ちを忘れずに、ミスコンが終わるまでに恩返しができたらなと思っています。
自分の性格について「サバサバしている」とSNSで答えていましたが、言葉の端々からあまりそうは思えません。
丁寧な活動を心がけているので、今はサバサバ感を封印しているかもしれないです(笑)
でも、変に自分のスタイルを変えたくないなとは思っています。例えば、ミスコンってどうしてもふわふわのワンピースを着ているイメージがあると思うんですけど、私は今日撮っていただいた格好のようにズボンを穿くことが多いんです。だから、なるべく背伸びせずに等身大で活動したいなと思っています。
ミスコンを通して将来の可能性と視野は広がりそうですか?
今は色々な意見を吸収している段階ですね。活動が始まる前にミスコンの運営の方からも「ミスコンをゴールじゃなくて、フィールドとして捉えてほしい。」と言われて本当にその通りだと思っていて、次に発展させていくにはどうすれば良いか模索しているところです。
ミスコン本選へ向けて意気込みを聞かせください。
活動が始まって1か月半ぐらい経って一度、「私は何でミスコンに出たんだっけ?」って出場した理由を見失ったことがあったんです。それで、もう一回考え直した結果、先ほどお話した「将来の可能性と視野を広げたいから。」という結論に至りました。だから、この初心を忘れずに最後まで活動していけたらなって思います。
7分半ステージに立っていたのに一瞬でした
先ほど「ファッションショーの練習があった」と話していましたね。
9月1日に『The Party 2020 Tokyo』(以下、The Party)というファッションショーにモデルとして出させていただきました。コロナの影響で開催が3か月延期になったり、2000人強収容できる会場には人を入れずオンライン開催に変わったりしたんですけど、どうにかステージに立つことができました。
ファッションショー無事に終わりました!
今日まで何回も鏡の前歩いて、何回もポーズ練り直して、、ミスコンとの両立は体力的に厳しい面もありましたが最後までやり切ってよかったです✨
本当に楽しいステージでした😆!!
見てくれた方ありがとうございます🌱🤍夜少しだけミクチャやろうかな🔥 pic.twitter.com/XcY0hivLwn
— 廣野楓花 中央大学 ミスコン No.1 (@miss1chuo__2020) September 1, 2020
どういう経緯でThe Partyにモデルとして参加することになったんですか?
主催元からSNSを通じて声をかけていただいたことがきっかけです。
実は、1年生の時に『フレッシュキャンパスコンテスト』(全国の新入生を対象にしたミスコン)のお誘いを「東京怖い!」という理由で断ってて、それに心残りがあったので今回は思い切って挑戦することにしました。
練習で苦労したことはありましたか?
思っていた以上にウォーキングに手こずりました。レッスンの先生に「基本は守りつつ、自分らしさを出したウォーキングをして!」と言われて、ずっと答えが見つからずに悩んでいましたね。一から色々なことを教わったけど、ウォーキングが一番難しく感じました。
本番のステージでは自分らしさを出したウォーキングはできましたか?
ゴテゴテするよりシンプルに服を見せられたらいいなと思って本番に挑んだんですけど、実は7分半ぐらいステージに立っていたのに一瞬で終わってしまったように感じて、あんまりステージ上の記憶がないんですよね(笑)
でも、今出来る最高のウォーキングをしたつもりなので後悔はしてないです。
ミスコンもですが、公に出ているのに生の歓声を聴けていないのは寂しくないですか?
少し寂しいです。でも、オンラインになったおかげで地元の福島にいる両親もThe Partyを見てくれていたんですよ。オンラインだと東京近郊に住んでいない人とも接することができるので、その点は良かったなと思います。両親からは本番が終わった後に「お疲れ様、栄養あるもの食べな!」ってLINEが来ました(笑)
栄養あるものを食べてください(笑)The Partyの経験は今後に繋がりそうですか?
自信を持てるようになったし、自分を表現する方法を身に付けられたと思うので、プラスに働くと思います。まずは、この経験をミスコンに活かしていきたいですね。