2020.02.26

三浦菜摘(中央大学)「春からアナウンサーに!化石の研究に励むリケジョ」

杉浦 みずき同志社大学4回生

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美学生インタビューInterview

化石の研究にはロマンがあります!

理工学部生命科学科ではどんな勉強をしているんですか?

研究室で化石の研究をしています。

自分で化石を採取しに行くんです。化石じゃないかなという石をいっぱい研究室に持ち帰って、CTスキャンをして調べます。この前も岩手県の久慈というところに調査に行って120個くらい河川敷で拾って持って帰って、その中にどんな化石が含まれているのかを調べました。

 

解析したり分析したりすると「これは新種の化石だ!」とか、「針葉樹の化石だから、この辺りは昔、寒いところだったんだな」とか、そういうのが分かったりするんです!

どうして化石の研究をしようと思ったんですか?

もともと小さい頃から石と生き物が好きで。散歩をしたときに丸くて綺麗な形の石があると「あ!綺麗な石だ~!」って嬉しくなって、拾って持ち帰っていました。物心ついた時から家に「石コレクション」が一杯あったんです。

 

中学・高校で色々な勉強をするようになって、生物って面白いなぁと思い大学に入ってからは生物学を選択することにしました。それで研究室を選ぶ時、化石の研究室があると知り、「化石って石と生き物じゃん!」と気付いて、入ることにしました。

実際に研究してみて、どんなところが楽しいですか?

植物化石の写真。年輪のようなものが見える。

新しい発見ができるのが、今やっている化石の研究ならではかなと思いますね。私たちがやっている研究はまだこの世に発見されていない物を見つけることができる可能性があるんです。それは素敵なことだなって感じます。

 

‟いち学生が世界で初めての物を見つけられる”って、言葉だけでもすごくないですか?そういうロマンがあって良いなと我ながら思います。

一から発見するのは難しそうですね。研究していく上で苦労もありましたか?

化石の研究のためには、古植物の研究をしなきゃいけないんです。今、生きている植物と、化石になっているような植物の構造ってちょっと違うので。

 

でも、大学3年生までは普通に生物の勉強をしてきたんです。だから、4年生になってまた新しいことをやらなきゃいけないというのがちょっと大変でしたね。就活の時期とも重なっていましたし。

 

でも、最初は化石かどうかわからなくても、やってるうちに分かるようになってくるのが本当に楽しかったので乗り越えられました!

アナウンサーは昔からの憧れでした

春からはアナウンサーになるとお聞きしましたが、目指したきっかけは?

最初は単なる憧れでした。小さい頃から毎朝、NHKの『おはよう日本』という番組を見ていたんですけどそこに出ている女性のアナウンサーが素敵で、幼いながらに「私もこんな大人になりたいな」と憧れを抱いてたんです。

 

それで、ふとしたときに私なんでこんなにアナウンサーに惹かれているんだろう?って考えた時期があって。それはアナウンサーが私と社会をつないでくれているからだなって気づいたんです!

 

NHKだから、すごく難しいニュースも出てくるんですよ。“衆議院が~”とか、“日銀が~”とか。でも、幼稚園生とか小学生ながらにそういうニュースに関心を持ってたんですよね。難しい言葉があればお母さんやお父さんに意味を聞いていて、それによって家族の会話が広がっていたんです!

 

それで、私がこうして社会に関心を持てたり、家族の会話のきっかけになるのもアナウンサーが分かりすく伝えているからだなって思って、私もそういう社会の一員になりたい!と思ったのが目指し始めたきっかけですね。

小さい頃にそういったニュースに関心が持てたのはすごいですね!

本当にその『おはよう日本』のアナウンサーの、とても分かりやすくて視聴者に語りかけるような伝え方があったからこそ、関心を持てたのかなって思いますね。アナウンサー様様ですね!

 

だから、ちょうど私が小さいころに『おはよう日本』を担当されていたNHKアナウンサーの鈴木菜穂子さんにもずっと憧れています。

アナウンサーを目指すのは大変でしたか?

本当に大変でした!中央大学のミスコンテストにも結局一度も挑戦しなかったし、学生キャスターにも何度も挑戦しましたがいつもオーディションに落ちてしまって。だから私には「三浦菜摘と言えば◯◯」みたいな、肩書きがなかったんですよね。

 

通っていたアナウンススクールでも就活中でも、周りにはミスコン出た子とかもうモデルをやっています!って子とかもたくさんいたので、自分の印象を持ってもらうのに苦労しました。

ミスコンに出ようとは思わなかったんですか?

やっぱりアナウンサーになるには登竜門かなって思って、考えたこともありました。でも、中央大学には本当に可愛い人が多いんです(笑)出たとしてもグランプリにならないとアナウンサー試験では強みにならないんじゃないかなとかも考えたりして……。だから、結局応募すらしなかったですね。

 

そもそも私、見た目に自信がなくて、人前に出るのも恥ずかしいんです。写真を撮るときにポーズをとることも苦手です。ピースとかしかできないかもしれない(笑)

肩書きのない状態でどうやって面接を乗り越えたんですか?

容姿とか経歴では絶対に勝てなかったので、それ以外の部分で認めてもらうしかないなって思ったんです、喋り方とか。

 

あとは大学4年間だけじゃなくて22年間の自分すべてを見てもらおうと思っていました。それこそ、自分が幼い頃からずっと一直線にアナウンサーという職業に憧れていたこと、その気持ちの強さを伝えました。アナウンサー試験だけをずっと受け続けていましたね!

春から念願のアナウンサーですね!どんなアナウンサーになりたいか目標を聞かせてください。

人と社会の架け橋になれるようなアナウンサーになりたいです。どんなに難しいニュースや社会の現象もわかりやすく、正確に伝えられるようなアナウンサーになりたいなと思います!

 

あと、私、朝にスタバでアルバイトをしているんですけど、誰かを送り出すことがすごく楽しいんです。ちょっとしたお声がけをすることで目の前のお客さんが元気に一日をスタートすることができてたらいいなぁと思うことが私の中でモチベーションになっているんですよね。

 

その点はアナウンサーにも共通していると思うので、皆さんに元気を与えられるようなアナウンサーになれるように頑張りたいです!



美学生プロフィールProfile

プロフィールphotos

三浦 菜摘 (みうらなつみ) 中央大学 理工学部生命科学科4年生

>お仕事を依頼する
生年月日
1997年5月26日
出身地
大阪府
憧れの人
和久田麻由子さん(NHKアナウンサー)
チャームポイント
爪楊枝が5本乗るまつ毛
性格を一言で表すと?
朗らか
異性を落とすコツは?
あまり意識しすぎないことですかね?(笑)
主な活動
塾講師 / スターバックスでのアルバイト
内定者インタビュー(朝デジ就活ナビ)

担当カメラマン・インタビュアーCameraman & Interviewer

坂井 高久

モデルさんのかけがえのない一瞬一瞬を、丁寧に撮りおさめていきたいです!

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