美学生インタビューInterview
武道に熱中した少女時代
高校以前はどんな活動をしていましたか?
5歳から中学2年までは習い事で空手、高校時代は部活で弓道をやっていました。
空手をやってたというのは意外ですね!
大学の友達に話すとビックリされます。メジャーなスポーツではないし、そんなに大きな声を出すようなタイプに見られないので(笑)
空手を始めたきっかけは?
母が空手をやっていて幼い頃から道場に連れて行かれていてその流れで始めることになりました。
だからやりたくて始めたわけではなくて、小さい頃はあまり空手が好きじゃなかったんです。平日は一日2、3時間、休日は5時間くらい練習があったんですけど、運動は得意じゃないし体力もなかったので何時間も動き続けるのが苦痛で……。最初はただただ必死についていくことしかできませんでした。
そもそも空手ってどういうことをするんですか?
空手には「形」と「組み手」っていう二つのカテゴリーがあって、私は「形」をやっていました。型は相手がいることを想定して一人で演武をおこなうものです。大会ではその形や綺麗さ、スピード、キレなどを審査されます。
どうやって上達させるものなんですか?
くるくる方向転換することが多いんですけどそれを安定して出来ないと綺麗に見えないんです。だから体幹は鍛えてました。
あと、大事なのは目線。目線をパッと真っ直ぐの方向を見て止めるっていうのができないといけなかったので、それもひたすら練習しましたね。
最初の頃は空手があまり好きではなかったとのことですが、続けていくうちに好きになれましたか?
すごく好き!って思えたことはなかったですね、最後まで(笑)
でも、小学2年生の頃から「楽しいかも」って思えるようになりました。大会で強い子をたくさん見て、「同じ学年なのにこんなにできる子がいるんだ!自分も頑張ろう!」って刺激をもらえたのが大きかったですね。
思い出に残っている大会はありますか?
中学2年の時の全国大会ですね。岐阜県の代表として行くので岐阜県の人たちがみんな応援してくれるんですよ。名前を呼んでくれたり、拍手をしてくれたり、その時の感動はすごく今でも覚えてますね。
結果、全国ベスト16の成績をおさめることができました!
高校からは弓道を始めたそうですが、きっかけは?
もともと父が学生時代に弓道をやっていてその話を聞いていたのと、袴カッコいいなぁっていう憧れもあって始めることにしました。
実際にやってみてどうでしたか?
部活自体はすごく楽しかったんですけど、成績は全然だったんです(笑)空手と違って弓道はずっと一点を見つめて集中しなきゃいけないので……
でも、同じ武道として礼儀などは通ずるものがありました。挨拶はもちろん、話を聞くときに相手の目を見るとか、そういう当たり前のことが自然にできるようになったのは武道を続けていたおかげだと思います。
憧れの京都の大学へ進学
同志社大学に進学した理由は?
もともと京都に憧れがあって京都の大学に進学したいなと思っていたんです。それで色々な大学の説明会に行った中で、特に同志社大学に惹かれるものがあってここにしよう!と思いました。
まず、キャンパスの雰囲気。レンガ造りの校舎がすごく綺麗で惚れました。それと、授業風景をチラッと見学させてもらったんですけど、高校とは違って学生が積極的に意見交換をしているのを見て「私もこういう大学生になりたい!」と感じました。
文学部を選んだのは何故ですか?
日本史が好きだったので歴史が学べる文学部の文化史学科に進学しました。
結構ドラマや映画に影響されやすくて、映画で『ちはやふる』ってあるじゃないですか?あれを見て平安時代の和歌が好きになりました。武将とかだと織田信長とか、ドラマを見た時に感動して好きになりましたね。
サークルには入りましたか?
HIPHOPやK-POPを踊るダンスサークルに入りました!昔からテレビなどで見てカッコいいなと思っていていつかやってみたいと思っていたんです。大学では新しいことに色々とチャレンジしてみようと思っていたので、武道とは一旦距離を置いてダンスに挑戦することにしました。
大学に入学して数ヶ月経ちましたがどうですか?
毎日新鮮で楽しいです!覚えることも多いんですけど、それを同じ学年の友達と乗り越えていくっていうのが楽しいですね。
少しずつ生活も落ち着いてきたので、時間があるときに京都観光もしたいなと思っています。御朱印帳を買ったので色々なお寺を巡りたいです!