美学生インタビューInterview
日本文学のとりこ!
日本女子大学を選んだ理由を教えてください。
高校から日本女子大付属の高校に通っていたんです。オープンキャンパスで校長先生のお話に感動したことがきっかけで、こんな素敵な校長先生がいらっしゃるなら学校もきっと素敵なはず!と思い、この高校を選びました。また、自立したいと強く思っていた時期があり、異性がいない分頼ることが少なく自分でとりあえずやってみる雰囲気のある女子校の雰囲気に惹かれたのも進学理由の一つです。考える前にまずやってみる、という気持ちを学ばせてくれたのが高校でした。好きなことに他人の目を気にせず打ち込めるという環境も自分には合っていたなと思います。
大学で日本文学科を選んだ理由は?
中学・高校の国語の先生に恵まれて、先生方の影響で日本文学が好きになり、もっと深く日本文学のことを学びたいと思い日本文学科に進みました。純文学を好きになったのもその先生が教えてくださったおかげかなと思います。今は大学で教鞭をとってらして、授業はその先生のものばかり履修していますね。日本の文学を年代関係なく幅広く学ぶことができてとても楽しいです。日本語とはどういうものかというところや、変体仮名の読み方から学ぶことが出来ます。どのような作家や作品が好きですか?
私は近代文学が好きで、芥川龍之介や夏目漱石、川端康成について学んでいます。一つの物語をその本が書かれた年代・作者・物語の内容から紐解くといった授業を受けています。自分に心地よい文体というものが私にはあって、読んでいて気持ち良いなと思う作品が好きですね。文章にリズムがあるというか。川端康成の作品では『伊豆の踊子』が一番好きです。「好き」とか「愛してる」という表現をストレートに伝えない“純文学”が好きです。
学生キャスターの経験を生かして
将来の夢はありますか?
小学生の頃から漠然とした気持ちだったのですが、アナウンサーになりたいと思っていました。昔から本を読むのが好きで、特に小学生の頃などは国語の教科書に載っている話を読んでいることが多かったです。その中で、ジャーナリストの方が書かれていた文章を読んでメディアという分野に興味を持ち始めました。その後、母に「アナウンサーになったら良いんじゃない?」と言われたことがきっかけで漠然としていた気持ちがより強くなりました。また、高校生の時に授業の一環で映画監督の方、アナウンサーの方、元タレント・キャスターとして活躍されていた先輩方などから実際にお話を聞く機会があり、さらに憧れの気持ちが増していきました。
大学生になってから学生キャスターの活動もされていたそうですね。
Twitterで友人がRTしていた募集ツイートが目に止まったことがきっかけです。大学1年生の冬に自分もキャスターになれるかもしれない!と思い応募しました。審査当日には「とりあえずやってみて」といきなりニュース原稿を渡され、読んでいくうちにどんどん応募者が落とされていき……なんてこともありましたね。
その後、最初はプロのアナウンサーの方がお手本としていてくださったのですが、途中から女子大生キャスターだけで番組を進行するようになったんです。毎日どうしようと思い眠れない日が続き、精神的にも辛い時期でしたね。
また、同じ時期にプロデューサーさんに「番組を作る側になってみない?」と声をかけていただき、自分もプロデューサーとして活動することになりました。原稿を書くことが一番大変でしたね。キャスターとして出演している時は出来上がった原稿を読むだけでしたが番組を作る方は全くの素人で、どのように原稿が作られているのかも最初は分からず手探りの状態でした。大学で今起きている事などをテーマにしたニュース原稿を実際に自分で作るために、東大へ取材をしに行ったりもしました。頑張って作ったものもプロデューサーさんにダメ出しをされたり、自分で色々なところにアポをとったりすることが大変でした。
学生同士のものだったので、せっかくアポを取ってもドタキャンをされたりすることもあり、一つ一つ対応することの大変さや信頼関係の大切さを知ることが出来ましたね。
将来、どのようなアナウンサーになりたいですか?
元気や癒しを与えられるようなアナウンサーになりたいです。「バラエティと報道、どちらがやりたい?」と聞かれることがあるのですが、学生キャスターの経験を通して“ニュースを読む”ことと“バラエティで司会をする”ことのどちらの難しさも知ることができました。今はせっかくモデルなどの活動をさせていただいているので、若いうちにバラエティを経験してみたいなと思っています。また、アナウンサーという仕事は主役ではなくて、あくまで裏方だということをきちんと認識して、考えられる人になりたいですね。
Miss of Missに出場中!動画配信でコミュニケーションを取るのが楽しい
ミス日本女子大学2016でグランプリを受賞しましたね。出場のきっかけは?
1年生の時にも出場しようかどうか迷ったのですが、当時は別の活動で忙しかったため2年生になってから挑戦しました。何も分からず1年生でミスコンに出るよりも、ミスコンとはどのようなものかということを理解してから出場した方が良いのではないかと考えたことも理由の一つです。ミスコンに出たからといってアナウンサーになれるわけではないことは分かっているのですが、やはりミスコンに出場された後にアナウンサーになった方が多いことは事実なので、挑戦してみる価値はあると思い、出場を決めました。
ファイナリストとしてどのような活動をしましたか?
ファイナリストに選ばれたと連絡が来たのが夏前でした。日本女子大学は他大学と違い大々的にミスコンをアピールすることはないのですが、今年から候補者全員共有のTwitterの運営が始まったので、Twitter上でのアピールを秋口までちょこちょこ行なっていました。コンテストの自己PRでは、3年ぶりくらいに習っていたフルートでリトルマーメイドのテーマ曲と、情熱大陸を演奏しました。スピーチでは「どんな女性になりたいか」ということを、自分の所属している日本文学科と絡めて、「日本の女性は美しい」という話から、自立した女性になりたいという話しました。その他の企画では、テーマに合わせて洋服を自分でコーディネートしたり、お弁当を作ったりしました。どの企画もとても楽しかったです!自分の誕生花のスズランのドレスを作っていただいて、それを着ることが出来たことも本当に嬉しくてとても思い出深いですね。
自分以外のファイナリストの方は3年生だったので先輩に囲まれてドキドキしていましたが、グランプリで名前呼ばれて嬉しさと感動で泣いてしまいました。
現在、Miss of Miss(全国のミスキャンパスの中からNo.1を決めるコンテスト)にも出場されていますね。
Miss of Miss出身のアナウンサーさんも多く、各大学ミスコンのグランプリと準グランプリしか出ることのできない舞台なので、折角なので挑戦してみようと思い出場することにしました。初めて自分個人のTwitterアカウントを作って、毎日自撮りを載せながら「投票してください!」とお願いするのは照れがあって少し恥ずかしかったです。また、SHOWROOMでの動画配信は初めてだったので、ドキドキしました。ルーム名(配信タイトル)を視聴者の皆さんの投票で決めたり、お手紙コーナーを作ったり、私にしか出来ないことを考えて夜は朗読をしたりと試行錯誤を重ねました。大変ですが、見に来てくれた方に出来るだけ楽しんでいただけるにはどうしたらいいだろうと考えることはとても楽しいですね。また、動画配信では来たコメントを一つ一つ読み上げ、質問に答えたりコミュニケーションを取るようにしています。Twitterではたくさんのリプをいただいても一気には返信できずちょこちょこお返しする形になってしまっているのですが、動画だと同じタイミングで応援してくださる方と話せるのが楽しいです。
大変ですが頑張れば結果がついてくると思うので、コンテスト当日まで精一杯頑張ります!