美学生インタビューInterview
高校時代からボランティア活動に参加。海外留学が今の目標。
ボランティアを始めたきっかけは?
高校1年生の時、先輩にボランティア同好会に誘われた事がきっかけです。ですが、同好会では活動範囲が限られていたのでより活動を広げたいと思い、自治体のボランティアに途中から加入しました。そこでは、ゴミの分別を行ったり、どうしたら分別してくれるようになるかを考え、分別しやすいゴミ箱を作るというような活動をしていました。また、小学生の頃からリサイクルについて興味を持っていて、ゴミが製品に生まれ変わる過程に感動していたことから、中学校でも生徒会の環境保全活動の一環として花を育てるための肥料をゴミから作ったりしていました。
今までボランティアで海外を訪れたことはありますか?
タイに2回と、インドネシアに1回行きました。3回とも10日間ほど滞在し、現地の子どもたちに日本語を教えたり、現地の言葉を教えてもらうなどの交流を行いました。また、現地のNPO職員の方々と地域の課題について話し合い、解決策を模索したりもしました。現地に行かなければ気付くことのできない課題はありますか?
現地へ赴いて初めて気が付くことばかりです。直接現地の人と触れ合うことで課題が見つかり、自分に何が出来るのか、どうように貢献できるのかを考えることができます。また、以前タイのドゥアンプラティープ財団(生き直しの学校の運営やスラム街の整備を行っている団体)の方々と話し合いをした際に、現場に訪れることの大切さを実感しました。海外での活動で、心に残るエピソードはありましたか?
大学でボランティアを続ける決め手となったエピソードがあります。高校2年生の時、タイの孤児院を訪れた際、両親のいない男の子がいて。その子と触れ合って自分が元気を与えられたらと思っていたのに、逆にその男の子の元気な姿に勇気をもらったことです。この出来事から、国際協力活動を広げるためにどうするべきなのかを、これからの大学生活で学んでいきたいと考えるようになりました。現在も日々、国際協力について勉強をしています。過去に交流のあった関係者の方々や、大学の職員の方で詳しい方がいらっしゃるので、相談も出来ます。次はこれまでの経験をもとにカンボジアやミャンマーに訪れたいと考えています。