美学生インタビューInterview
きっかけは地域活性化を進めるゼミ活動!アナウンサーとしてもっと魅力を伝えたい
阿部さんは地球市民学部に所属していますよね。どんな学部なんですか?
地球市民学部は、地球を守るために学生である自分たちにできることを模索していく、日本で唯一の学部です。環境問題やSDGsをテーマに、ただ講義を聞くだけでなく、ディスカッションや課外活動を通じて学びを深めています。
最先端な感じがしますね!この学部に興味を持ったきっかけは何だったんですか?
高校生の頃、清泉女子大学のオープンキャンパスでカカオ農家に関する模擬授業を受けたことがきっかけです。ガーナの子どもたちが、自分たちが育てているカカオが何になるのかを知らずに作っていると知り、世の中の物事を表面的にしか見ていなかったことを反省すると同時に、「もっと学びたい」と思ったんです。ちなみに今は、その授業をしていた教授のゼミに所属しています。
それから、「誰かを助けたい」という気持ちが強いこともこの学部を選んだ理由です。小学生の頃にマザー・テレサの伝記を読み、人を助けたいという気持ちを強く抱くようになりました。見返りを求めず、人に真摯に向き合う姿勢に感銘を受けたんです。
小学校では「おたすけマン係」を担当していましたし、小4から老人ホームで、今は子ども食堂でボランティア活動をしています。誰かを救うために活動できて、さらに地球に関することなら何でも挑戦できるという自由さに惹かれて、この学部に進学しました。
阿部さんの理念にぴったりな学部なんですね!日頃はどんなことをしているんですか?
今は、使わなくなったペンを学内で集めてリサイクルする活動をしています。最初はなかなか集まらないだろうと思っていたのですが、「ナッジ理論」という自発的な行動を促す考え方を応用して、ペンを回収する際に「SNSを使うならインスタグラム派?TikTok派?」と2つの箱を作って投票形式にしたところ、思った以上にたくさんのペンが集まったんです。
環境保全のために活動しているんですね!他にも印象的な活動があれば教えてください。
地域活性化をテーマにしたゼミで、去年の8月に「目黒川夢まつり」で投影するためのプロジェクションマッピングを制作しました。老若男女幅広い方に楽しんでもらえるように、幼少期・20代・大人という3つの時間軸で春夏秋冬のイベントをイメージした絵コンテを描き、それに動きをつけたりするのをゼミのメンバー5人で作ったんです。お祭り当日は、子どもたちが川のギリギリの所まで行って喜んで見てくれて、すごく嬉しかったです。
また、大学のある五反田の地域の魅力を伝えるために、神社やカフェを動画撮影・編集して品川区のサイトに掲載する活動などもしました。
地域といった小規模な単位での活動もあるんですね!活動していく中で学びはありましたか?
地域の方にとっては当たり前のことでも、外から見るととても魅力的に映ることが多いという学びがありました。活動を通じて、地域の人が気づいていない魅力を見つけ、それを伝えることに楽しさややりがいを感じました。その経験から、以前から興味を持っていたアナウンサーという職業に対する思いがより一層深まりました。
もともとは何がきっかけでアナウンサーに興味を持ったんですか?
小6の時、学校代表として「横浜平和スピーチコンテスト」に出場したことがきっかけです。自分の言葉で人の興味を引きつけられることに喜びを感じ、「話すことを仕事にしたい」と思いました。
アナウンサーになるために頑張っていることはありますか?
去年の5月からアナウンススクールに通っていて、そこで先輩から引き継ぐ形で『ヤング日経』というラジオのパーソナリティを務めています。毎週金曜日に「阿部美鈴のHungry days」というコーナーを担当し、自分の好きな「食」と日系ならではの「経済ネタ」を掛け合わせたニュースを10分ほど紹介しています。
自分自身がまだ勉強中であることを活かし、視聴者の方が理解しやすいように、身近な話題と関連づけながら伝えることを意識しています。
経済に関する専門用語とかも多く出てくると思うのですが、難しくないですか?
私も苦戦しているのですが、日頃から新聞やニュースを見て、できるだけ経済に触れるようにしています。学んでみると意外と身近で面白いんです。例えば私は株はやっていませんが、株を買う人がいるからこそ、その企業が提供しているものを楽しめたりとか、一見遠いように思える経済活動が、自分の生活と結びついてるんだなと感じることも多くあるんです。
確かに経済は日々の生活に直結していますよね。将来の目標はありますか?
地域の方々に「自分の地元が一番だ!」と思ってもらえるくらい、全国各地の魅力を伝えられる人になりたいです。現場に足を運び、地域の人たちと近い距離で話し、その土地ならではの魅力を自分の発見して言葉で届けていきたいです。そのために、残りの学生生活でもゼミ活動をさらに頑張りたいです!
多いときは週7で食べることも!?語りだしたら止まらないハンバーグへの愛
最近ハマっていることはありますか?
全国各地のハンバーグ巡りをすることです!もともと私にとってハンバーグは、家族でご褒美として食べる特別なイメージがあったんです。料理そのものだけでなく、家族みんなで美味しく食べる時間そのものが好きでした。
また、アルバイト先がハンバーグ店で、お客様から「他のお店とどう違うの?」とか「なぜ人気なの?」とよく聞かれるんです。そこで、自分のお店の味以外も知りたい!と思ってハンバーグ巡りを始めました。今では北海道から沖縄まで、累計100個以上食べています。多いときは自分で作るのも含めて週7で食べますね(笑)
せっかくなので、おすすめのハンバーグ店を3つ教えてください!
まず1つ目は、神奈川県ご当地の「ハングリータイガー」です。牛肉100%で、とにかく肉肉しいハンバーグを楽しみたいときはここ一択!秘伝の醤油ベースのソースもやみつきになります。

ハングリータイガー
2つ目は、宮城県仙台市にある「HACHI」です。ソースの味の種類が豊富なのと、スタッフの方の温かい接客が魅力的なんです。

HACHI
3つ目は、愛媛県松山市の「洋食屋 自然」です。ハンバーグがとてもジューシーで、付け合わせの野菜まで美味しいんです。店主さんが飼っているわんちゃんの写真が店内に飾られているところも好きなんですよね。

洋食屋 自然
たくさんのお店を巡っている阿部さんのおすすめはすごく気になります……!ちなみに好みのハンバーグの系統はありますか?
牛肉100%の「ザ・肉!」みたいなハンバーグが一番好きです。鉄板に置かれているのも、プレートの上に置かれている昔ながらのものも、味もデミグラスから醤油系まで濃いめの味であれば何でも好きです(笑)
ちなみにこれまで食べたハンバーグはどこかでまとめているんですか?
写真を撮ってメモしたり、インスタグラムのストーリーズに載せたりしています。大学のプレゼンの授業で発表したこともありました(笑)それと、就活でいろんな県に行くので、その土地のレストランで食べたハンバーグを話題にして、面接の場で県民性と絡めて話すこともありますね。
ハンバーグと県民性ですか……!?
例えば、福岡は「せっかち」という県民性があると言われますが、実際に注文から1分以内で提供されるお店があるんです。あと、これは主観ですが、大阪や沖縄では付け合わせの野菜が色鮮やかで、明るく賑やかな県民性が出ているんじゃないかなと思いますね。
全国のハンバーグを食べてきたからこそ分かる特徴ですね!最後に、読者の方に「食」の魅力について一言お願いします。
ハンバーグの他に、多いときは週5で食べに行くくらいラーメンも好きです。実は検定を15個持っているんですが、その中に「ラーメン検定」もあって、今度は「お肉検定」に挑戦したいと思っています。
食は経済とも密接な関係がありますし、アルバイトや仕事にも繋がったり、食べ物を深掘りすると視野が広がって面白い気づきが得られるのが魅力です!
美学生プロフィールProfile
担当カメラマン・インタビュアーCameraman & Interviewer

