美学生インタビューInterview
中途入部でフラダンスに挑戦!
大学生活で力を入れて取り組んできたことを教えてください。
2回生から参加したフラダンスサークル「monaty(モナティ)」での活動です。昨年の秋の学園祭で引退しましたが、素敵な仲間たちにも恵まれ、大学生活の一番の思い出です。
1回生からではなく、途中から入ったんですね?
そうなんです。もともと私は幼少期からピアノを習っており、ピティナ・ピアノコンペティションという国内最大規模のコンクールの全国大会に出場したり、高校ではギターマンドリン部に所属しドラムを担当したりするなど、音楽一筋の生活を送っていました。
大学ではこれまでとは違ったことに挑戦してみたいと思い、踊ることが好きだったので最初はK-POPのダンスサークルに入りたいと考えていたんです。でも、コロナの影響で人数制限があって、抽選で落ちてしまったんですよね。
そこで一度は踊ることを断念して最初は軽音楽部に入っていたのですが、どうしても諦めきれず……そんな時に母がフラのサークルを見つけて教えてくれたんです!フラって衣装がすごく可愛いですし、緩やかなダンスが自分の性にも合っているなと感じて入部を決めました。
本来は中途入部はできないのですが、その年だけ2回生の募集もあったんですよ。本当にラッキーでしたね。
中途入部ということで苦労したことはありますか?
腰の動きを習得することです。日常ではやらない動きなので最初はなかなか思うようにできませんでした。毎年夏に3泊5日の合宿があるんですけど、そこで他のメンバーに追いつきたいと思い、みっちり練習してなんとか身につけることができました。単に腰を振るのではなく、重心を移動させるのがコツなんです。
これまでのモナティの活動で特に印象に残っていることを教えてください。
昨年の関学の学園祭でのステージが一番印象に残っています。私たちの学年の引退前最後の公演でもあったので、最高傑作に仕上げたいっていう思いで臨みました。
「タヒチアンダンス」ってご存知ですか?南太平洋のタヒチ島に古くから伝わるフラの原型とも言われる民族舞踊で、今までまったくやってこなかったジャンルだったんですけど、学園祭ではそれを披露することにしたんです。
初めて聞きました。フラとは少し違うんですか?
おしとやかでゆったりとした動きのフラに対して、タヒチアンダンスは足腰を激しく動かすのが特徴で、イメージでいうとサンバに近いかも知れません。腰を高速でぐるぐる回したりと、結構激しいですね。あと、曲も愛を歌ったものが多くて情熱的な印象です。
難易度が高そうですね。練習は大変だったのでは?
モナティの練習は週1回、17時から22時までなのですが、他のジャンルの曲も同時並行で複数覚えなくてはいけなかったので、タヒチの練習をする時間は毎回1時間くらいしか取れなかったんです。
それではさすがに間に合わないなと感じたので、帰宅後も自主練に励みました。3年生ということで就活などで忙しいメンバーもいたのですが、最高のステージにしたいという思いはみんな同じだったので、それぞれが自分の出来る範囲内で頑張り、最後はしっかりと仕上げてきました。
本番はどうでしたか?
とても満足のいくステージでした!踊りの完成度を高めたことによって気持ちに余裕が生まれたのか、これまでは出来なかった表情づくりや感情のこもったダンスができたように思います。何より心から楽しんで踊ることができたのが良かったです!
宝くじ抽選会の立会人も!初の一人出務にドキドキ
現在、兵庫県をPRする親善大使である「フラワープリンセスひょうご」として活動してると伺いました。応募のきっかけを教えてください。
大学4年間を兵庫県で過ごしたので、兵庫に恩返しができるような活動をしたいなと思い調べていたところ、フラワープリンセスの活動を知りました。もともと人前に立つことが好きでしたし、大学生活の最後に何か挑戦してみたいという思いもありましたね。
応募者数はどれくらいだったのでしょう?
今年は104名の応募者がいたそうです。書類審査、2次審査、最終審査を経て、3人のプリンセスの一人に選んでいただきました。
最終審査の自己PRでは、私のお気に入りのハワイアンソング『Maile Swing(マイレ・スウィング)』に合わせてフラを踊りました。Maile(マイレ)は植物の名前で、神々からの祝福や愛が得られる神聖な葉っぱとしてハワイで古くから親しまれているんです。フラワープリンセスひょうごの「花と緑あふれる兵庫県をPRする」というコンセプトにもぴったりだなと思い、この曲を選びました。
ただ、自己PRのあとの質疑応答では言葉に詰まってしまい良い受け答えができなかったんです。他の応募者は多才な方やお話の上手な方が多かったので、これは選ばれないだろうなと諦め半分でした。なので、自分の番号が呼ばれた時はまさか!と思いましたし、3人のプリンセスの中から「代表プリンセス」にも選んでいただくことができてびっくりしました。
これまでどのような活動に取り組んできましたか?
4月末にプリンセスに選ばれ、最初の1か月間はマナー研修やアナウンス教室などに参加し、兵庫県の代表として活動するためのスキルや心構えを身につけました。
フラワープリンセスは県内のイベントでの司会業務が多いので、発声方法や綺麗な言葉遣いを学んだり、また、さまざまなお偉い様方と関わる機会もあるので、失礼のない接遇マナーを習得したりしました。
アナウンスを学ぶのは初めてだったかと思いますが、苦労したことはありますか?
私は滑舌が悪く、声も低いので、先生から「口が全然動いてないよ!」「もっと声を高く出して!」とたくさんのご指摘をいただきました。毎回、前回学んだことが身についているかを確認するテストがあったので、自主練習をする必要があったんです。「練習していなかったらすぐわかるからね!」とプレッシャーをかけられていたので、毎晩自宅で練習に励みました。
本格的な研修だったんですね。これまでフラワープリンセスとして参加した中で特に印象に残っているイベントはありますか?
6月に神戸国際会館こくさいホールでおこなわれたドリームジャンボ宝くじの抽選会で立会人を務めさせていただいたのが印象に残っています。
他の立会人はメガバンクの支店長さんなどお偉いさん方ばかり。しかも、演歌歌手の石川さゆりさんのコンサートと合同イベントという形でおこなわれたこともあって会場にはたくさんの観客の方がいらっしゃって、そんな中でご挨拶とフラワープリンセスの活動のPRをさせていただきました。
初めての一人での出務ということもあって緊張のあまり言葉を噛んでしまったりもしたのですが、観客の皆さんが温かく見守ってくださり、最後は大きな拍手を送ってくださったことが嬉しかったです。
最後に、今後の活動に向けて意気込みをお願いします!
初め、私が思い浮かべる兵庫県は神戸のお洒落な街並みのイメージが強くありました。しかし、フラワープリンセスひょうごとして活動して様々な地域に足を運ぶ中で、兵庫県は特産品に溢れ、都市部の華やかさだけでなく、自然豊かな地域や、歴史が深い地域、離島や温泉など多彩な魅力を持つ県だと気付かされました。
またまだ勉強中の身ではありますが、訪れた地域で学び得たものを出来るだけ多くの方にお伝えしたいと思っております。公式SNSで詳しく活動報告をしておりますので、ぜひご覧いただけると嬉しいです。今後も県内外のさまざまなイベントで兵庫の魅力を皆様の心に届けられるように頑張ります!