美学生インタビューInterview
サンテレビガールズの経験がアナウンサーを強く志すきっかけに!
これまでの大学生活で力を入れて取り組んできたことを教えてください。
主に2つあって、一つは兵庫県のテレビ局「サンテレビ」で番組アシスタント等を務めるユニット、サンテレビガールズの活動です。これは3回生の時に1年間務めました。
もう一つは昨年の4月から取り組んでいる、宝くじ「幸運の女神」の活動です。全国をまわって宝くじのPR活動をおこなったり、抽選会では当選番号の読み上げなどのアシスタント業務を担当しています。
色々な活動をしているんですね!
1、2回生の間はコロナ禍ということもあって、オンラインで授業を受けて、アルバイトに行くだけの生活を送っていたんです。そんな状況を変えたくて、2回生の秋に今宮戎神社の福娘に応募したのが最初の一歩でした。
当時は将来についてはまだ薄ぼんやりとしていましたが、福娘の活動の中でアナウンサー志望の子たちと交流したくさんの刺激を受け、その時に自分もアナウンサーを目指したいという気持ちが芽生えたんです。福娘の活動が終わった頃にちょうど地元のテレビ局であるサンテレビでアシスタントの募集があったので、挑戦してみようと思いました。
サンテレビガールズの活動内容について教えてください。
毎週日曜に「あんてなサン」というガールズが出演する枠があって、阪神間にある企業さんの取り組みを取材したり、飲食店を訪問して食レポをしたりしました。その他、阪神タイガースの試合の合間にスポンサーさんの商品紹介をおこなう生CMがあって、それにも出演しましたね。
兵庫県に住んでいてもまだまだ知らないことがたくさんあるんだなぁと毎回新鮮な気持ちで取材や収録に臨んでいたのを覚えています。
大変だったことはありますか?
自分の技術の足りなさを痛感する場面が多々ありました。ものすごく魅力的な取材対象なのに自分のインタビュー不足で引き出しきれなかったり、取材対象が主役なのに自分が目立ちすぎてしまったり……。食レポでは深く味わいすぎて顔が怖くなってしまったりして、自分で放送を見返すのが恥ずかしかったです(笑)リポーターの基礎をまったく知らない状態からスタートしたので、スタッフさんにたくさん質問をしてアドバイスを求めながら試行錯誤を重ねました。
印象に残っている取材はありますか?
「骨博士」と呼ばれている小学生の男の子を取材したのが一番記憶に残っています。魚の骨から海の形態について語ることができる子で、実際に海に行ってそこに落ちている骨について語ってくれたり、家に標本があるから見てほしいと言われてお家に上がらせてくれたりもしました。
これだけ好きなこと、熱中していることがあるってすごく素敵なことだなと思いましたし、こんな風に頑張っている人にフォーカスして取材できるのって天職だなと感じて、アナウンサーを強く志すきっかけになりました。
長期戦の就職活動に心がボキボキ!
アナウンサー就活はどうでしたか?
最終的に内定を頂くことができましたが、就活は上手くいかないことだらけで、「もう一回やれ」って言われても絶対にやりたくないほど長く険しい道のりでした(笑)
自分がめちゃくちゃ努力したと思っててもさらにその上をいく人がいて、インターンはほとんど通らなかったですし、エントリーシートは20、30社くらい出しましたがお祈りメールをもらうばかり。周りにはぽんぽんと選考を通過していく子もいる中、私は心がボキボキに折られていました。
大変だったんですね……。
内定を頂いたのは「ここも駄目だったらもう終わりにしよう」と思って最後にエントリーシートを出した局だったんです。もし不採用だったらアナウンサー以外の一般企業の就活に切り替えようと考えていた時に内定を頂けたので本当に嬉しかったです!
私はラジオが好きでラジオ局が併設されてる局を志望していたのですが、内定を頂いた局の面接でちょうど「ラジオCMを読む」という課題が出されたんです。自分がやりたいなと思っていたことが面接で出来たので緊張しながらも楽しむことができました。
春から念願のアナウンサーになりますが、どのような仕事に挑戦したいですか?
色々なお仕事がある中で、特に報道に惹かれています。両親が阪神淡路大震災で被災したので災害報道に携わりたいという気持ちが強いです。
一方で、ラジオが好きなのでラフで柔らかい番組にも携わりたいですね。テレビもラジオもまだまだ魅力があるんだよ、ということを伝えられるアナウンサーを目指したいです。
全国各地で宝くじのPR活動!大学生活最後の充実した経験に
現在は、宝くじ「幸運の女神」として活動しているとのことですが、応募のきっかけを教えてください。
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サンテレビガールズの活動が楽しかったので、他に学生の間に経験できることはないかなと思ったんです。就活真っ只中の時期だったんですけど思いきって応募してみました。全国規模の選考ですし、どうせ受からないだろうと記念受験のつもりだったんですよね。
最終面接の質疑応答では「福娘を経験して自分の中で変わったことはありますか?」と質問されて、「大きな声が出るようになってコショコショ話ができなくなりました〜(笑)」と答えたらシーンとなって……!絶対に落ちたと思ったので、選ばれたと連絡を受けた時はびっくりして「本当に私でいいんですか?!」って何度も聞き直しました。
良かったですね!でも、就活中に選ばれて大変だったじゃないですか?
ちょうど宝くじ「幸運の女神」の活動が本格化した頃に内定を頂くことができたので、ほとんどかぶらずに済みました。3月に研修があって、それは就活と重なってしまったんですけど、配慮してもらえたので両立することができました。
研修があるんですね。
はい。NHKの研修センターに1週間通って、宝くじ「幸運の女神」として活動するにあたっての基礎を身につけます。メイクレッスンや、名刺交換のマナーも学びました。
あとはアナウンスの練習。抽選会で当選番号を読み上げる時には標準語のアクセントで読むことが求められるんです。関西はアクセントが違うので、しっかりと正しい読み方を叩き込んでもらいました。
これまでで思い出に残っている活動はありますか?
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PR活動で全国をまわる中で東北地方など今まで行ったことのない所に行くのはワクワクします。その土地の美味しい料理を食べたり、方言や文化に触れたり、この活動をしていないと関わっていないであろう場所や人と出会えるのが毎回楽しいです!
それからテレビやラジオで出演させていただく機会もあって、「春からは自分が取材する側になるんだなぁ〜」と感じながら貴重な経験をさせていただいています。
大学生活最後に素敵な経験ができて良かったですね!
1、2年生の頃はコロナを言い訳にして何もしていませんでしたが、色々なことにチャレンジし始めたことでぼやっとした将来も明確になりましたし、たくさんの経験ができて充実した大学生活でした。