美学生インタビューInterview
自分を変えるために踏み出したミスキャンへの挑戦
ミスキャンパス同志社に応募した理由を教えてください。
高3の時、2020年度ミスキャンパス同志社グランプリの木原渚さんが活躍されている様子をSNSで見て、「ミスキャンってこんなキラキラ輝いているんだ!」って惹き込まれ、活動を通して笑顔がより一層明るくなっていくのを見て、私もミスキャンに挑戦してこんな朗らかな笑顔を持てる人間になりたいと思ったのが最初のきっかけです。
でも、いざ大学に入ってみたらめっちゃ可愛い子がたくさんいてなかなか勇気が出ず、3回生になって学生生活もあと少しだし、挑戦する意思が固まったので今回応募しました。
意思が固まったきっかけはありますか?
これまでは何をするにしてもどうせ自分には無理なのかなって思ってしまう部分がありましたが、3回生になって、周りの子が資格の勉強をしたり、部活の部長をしていたりと努力している姿を見て刺激を受けました。「今新しい挑戦のために踏み出さないと大人になっても何も踏み出せない人間になってしまうのではないか」「私も自分なんてって言わないで、何か目標に向かって一生懸命取り組みたい!」って思って、小さい頃から抱いているアナウンサーという夢に近づくためにもずっと憧れていたミスキャンへの挑戦を決めました。
選考はどうでしたか?
めちゃくちゃ緊張していて、面接の前日に友達とご飯に行く予定があったんですけど、その時も選考のことしか頭にないくらい緊張していました。
その友達は応募することを応援してくれていて、ご飯を食べている時に面接の予想問題を出してくれて、ご飯会のはずが面接練習になっちゃったっていう思い出があります(笑)その時出してくれた質問が実際に面接でも聞かれたので、友達には感謝しています!
ファイナリストに選ばれた時の心境は?
最初は、一旦家に帰って落ち着きたいって思うくらい実感が湧かなくて、徐々にファイナリストになれたことの喜びの気持ちが湧いてきました。
お披露目されると周りの友達がめちゃくちゃ喜んでくれて、活動が始まってからも写真を撮るよって言ってくれたり、私と一緒になって頑張ってくれていて、優しい友達に恵まれているなと感じています。
また、活動が忙しくて夜ご飯を作れないなって思っていたら、母が徳島から手作りのご飯を送ってくれたりと、本当に周りに支えられてこの活動ができているなと日々感じています。
これまでのミスコン活動で印象に残っていることはありますか?
一番記憶に残っているのは初めてのお披露目動画の撮影です。他のファイナリストは撮影に慣れている子が多かった中で、私は初心者オブ初心者で、全然上手く映ることができなかったんです。自分の不甲斐なさやこれからの活動への不安の気持ちで、家に帰って3時間ぐらい号泣していました。
それから被写体力を上げるためにしたことはありますか?
インスタグラムで「#被写体」などで検索して、良いと思った写真のポーズをたくさん保存して、自分の家の鏡で一つずつ真似して練習しました。あとは他のファイナリストの撮影を間近で見る機会が多いので、その撮影風景を動画に撮って参考にしたりと、ファイナリスト同士で学ばせてもらうことも多いです。
最近では撮影前日に小物を用意しようとか考える余裕も生まれて、撮影撮影と気を張っていた最初の頃に比べて少しは慣れてきたのかなって感じます。
活動をする中で何か悩んだりすることはありますか?
SNS上での自分の軸がブレてしまっていることには今も悩んでいます。自然体の着飾らない姿が私の強みであるはずなのに、活動が始まるとたくさんの人の理想像に寄せてしまう自分がいて、どんどん自分の色が失われてきてしまっている気がしていて……。
真面目すぎる性格が故に、一つ一つの意見に過剰に反応しすぎちゃう部分があるので、たくさんの意見を取り入れつつも自分の個性は大事にしないといけないなって思います。
氏師さんが思う自分の個性ってなんですか?
“ピュアさ”とか“親しみやすさ”です。例えば、ファイナリストになるまで自撮りをしたことがなくて今もすごく下手くそなんですけど、逆にキマっていない変な自撮りをそのまま載せるのも私らしい一面なのかなと思っています。
食べ物を頬張っている写真やランニングをしている最中の写真など、最初はミスコンっぽくないから載せるべきではないのかなって思っていましたが、より自然体の私に近い写真だと思うのでそういう写真も投稿していきたいです。
今後の活動やファイナルイベントに向けて意気込みをどうぞ!
マネージャーさんが応援の気持ちと私の願いが晴れますようにという2つの想いを込めて「願晴れ(がんばれ)」っていう言葉をかけてくれて、その言葉がすごく素敵で心に残っています。グランプリを獲りたいという私の願いが集大成のファイナルイベントで叶うように今後の活動も頑張りたいです。
また、ファイナルイベントはファイナリスト6人で何かをする最後のイベントでもあります。ファイナリストの子たちは皆、立場上ライバルだけど、服装やメイク、カラコンなど惜しみなく情報を教えてくれたり、SNS投稿のことでも同じ立場だからこそ出来るアドバイスをたくさんしてくれたりと、本当にいい人たちに出逢えたなと思っています。みんなのことが本当に大好きだし、誰一人悔いの残らないように、6人で最高の舞台にしたいです。
日に日に強くなるアナウンサーへの思い
アナウンサーになりたいと思ったきっかけを教えてください。
小学校の頃、地元紙の記事を書く機会があって、その時に、テレビだったらもっと自分の感じたことを伝えられるのになと思ったのが最初のきっかけです。ただ、高校生の時まではなりたいって気持ちはあっても雲の上のような存在に感じていて、地元の大学に行って一般就職することも考えていました。
でも、高3の夏に、人生一度きりなのにほんまにこのままでいいのかな?って思って、私の気持ちを当時の担任の先生に相談して、アナウンサーになる一番の近道を考えた結果、地元の大学ではなく同志社大学に志望校を変えました。1回生の冬からはアナウンサースクールにも通っています。
1回生から通っているんですね……!
はい。でも1回生の頃は就活っていうものを遠くに感じていたし、なかなか身が入らず、今思えば通っているだけって感じでした。しかも、同じスクールに通っている人は、ミスコン経験者や何かのコンテストで優勝されている方などスペシャルな方ばかりで、自分は何も持っていないし、自信を失くしました(笑)
でも、2回生の春に、同じアナウンサースクールに通っている子の中でプレインターンに通った子がたくさんいて、そこで刺激をもらい、まず私は、自分に自信を持つことから始めよう!と熱が入るようになりました。今では周りの子から刺激を受けながら自分自身も成長できていますし、日に日にアナウンサーになりたいという気持ちは大きくなっています。
将来、どんなアナウンサーになりたいですか?
抽象的ですが、一人一人の心に寄り添えるような言葉を届けられるアナウンサーになりたいです。
私は自分に自信がないし、特技も無いけれど、ミスコンに出場して色々なことに挑戦して、成長することができました。世の中には賞を獲れなかったり、悔しい思いをしている人の方が多いと思います。輝かしい経験を持っていない私だからこそ、人一倍そのような方たちに寄り添えると思うし、「落ち込まずにもう一度頑張ってほしい」というメッセージを、テレビの前にいる大勢の中の“誰か”の心に届けたいです。