美学生インタビューInterview
応援される応援団になる!
大学ではどんな活動をしてますか?
首都大学東京女子チアダンス部RITZに所属して活動しています!
大学に入学したての新歓の時期に、入口のすぐ近くで活動していたチアダンス部の先輩方がすごく楽しそうでキラキラしていて第一印象からもう惹かれてしまったんです……!
大学に入る前はダンスにもチアダンスにも本格的に取り組んだことはありませんでした。でも、高校の時から韓国の文化が好きでK-POPのコピーダンスを友達と踊ったりしていて、踊ることは好きだったので、大学から新しく始めてみることにしたんです!
実際に始めてみてどうでしたか?
先輩方も優しくてとっても楽しいです!出身が広島で家族が広島カープのファンなので、昔から野球の応援には行っていたんですが、応援団として関わると選手たちが間近でプレーしてる姿を応援できるのでそういった面でも楽しめていますね(笑)
チアダンスは応援だけでなく競技としての活動もあるのですが、いまはUnited Spirit Associationという全国大会に向かってみんなで頑張って練習しています!
チアダンスって“個性を出してはいけない”という珍しい競技で、多人数で踊る中で“全員が揃っている”ということがとても大事なんです。練習のときも踊っている様子を動画に撮って指摘しあったりして動きを揃えていくので、最終的にみんなが揃っている状態になるととっても気持ちいいんですよ!
次は3年生として代表の代なりますが、目標はありますか?
実はまだ創設7年目で土台があまり整っていない団体ということもあり、大きな大会などには出場できたことがないんです。だからチームとしてはまず全国大会に出場することを目標にしています!
あとは、「応援される応援団になる」ということですね。応援団って、選手をどんなときでも応援していて、選手が失敗したときや会場が落ち込んでいるときも私たちは一生懸命励まそうと頑張るんです。そういった精神的な支えとして選手に関わり続けることで、いざ私たちが単独公演だったり大会などで頑張る立場になったとき、選手の方々が応援したいと思ってくれるような存在になれたらいいなと思っています。
山本さん個人としての目標はありますか?
私は「柔軟な先輩」を目指したいと思います。後輩を尊敬し受け入れつつも、引っ張っていくところは引っ張っていけるような。
以前、技が上手くできない後輩がいたんですけど、チアダンスって一人ひとりで練習する時間があまり取れなくて。そこで、彼女のためにマンツーマンで教えてあげるような機会を設けて一緒に練習したんです。そうしたらちゃんとできるようになって、それ以降も私を頼ってくれるようになったんです。それはすごく嬉しかったですね。
幹部の子たちみたいに全体のことを考えたりする立場ではない分、一人ひとりをフォローできるような存在になりたいなって思っています!
悔しい結果 でも、最後は「笑顔」で
The Brightest Award 2019(首都大学東京のミスコン)お疲れ様でした!コンテストに出場することになったきっかけを教えてください。
アナウンサーを目指していて、ミスコンってアナウンサーの登竜門!ていうイメージがあったのでもともと興味がありました。出場したら、「自分がどう見られるか」「自分をどう見せたらいいのか」ということも勉強できるんじゃないかと思っていて。
最終的には、友達が「(応募フォームの送信ボタン)押すよ!」って勢いで推薦してくれて、出場することが決まりました。
アナウンサーを目指しているんですね!いつからですか?
小学校5年生くらいの時、当時めざましテレビのキャスターをしていた高島彩さんに憧れて目指すようになったんです!普段ニュース読んでいるときと、エンタメコーナーなどでふざけているときの両面性にすごく惹かれて。今はもうアナウンサーという枠ではなく人間として尊敬しています。
やっぱりアナウンサーってキラキラしたイメージもありつつも、真面目に伝える仕事でもあって、そういったメリハリのある仕事っていいなって思うんです。
応援団の活動をしていて努力している人を応援するのが好きなのもあって、全国各地の活躍してる人や、被災地の人たちの姿を、自分の声を通して伝えていけたらなって。
そんな中出場した The Brightest Award、活動は大変でしたか?
始まる前は誹謗中傷とかがあるんじゃないかって周りも心配していたんですけど、実際始まるとそんなことはあまりなくて、どちらかというと自分との戦いでしたね(笑)
スケジュール管理が本当に大変でした。チアダンスの予定が週4日以上はあるようなスケジュールで、そこにミスコンの予定や撮影も入って……。1日に3件以上の予定が無い日が存在しないくらいでした。
それでも、睡眠はしっかりとって体調管理はするようにしたり、ミスコン関連の予定で無理しないようにしたり、自分なりに調整して頑張ってました。
すごいスケジュール……!活動の中で力を入れて取り組んだことはありますか?
期間中は撮影はたくさんするようにしてました!友人繋がりのカメラマンさんや、メディア業界を目指す友人にお願いして、毎週のように撮影してもらってましたね。
最初はSNSに投稿する写真を増やしたいくらいに思っていたのですが、撮影するたびに美意識も高まるし、表情とかを把握できるようになるにつれて自分の見せ方も少しずつ考えられるようになったんです。一言に「笑顔」と言っても色々なバリエーションを出せるようになりましたね。
活動の中で嬉しかったことを教えてください!
お台場でおこなわれたミスコン出場者が集まるイベントで司会だった藤井弘輝アナウンサーが元からすごく好きで憧れのような存在だったのですが、自分の名前を読んで紹介してくださって本当に感動ものでした…!そのイベントをきっかけに他大学の候補者の方々とも交流を持てたので、振り返ってみると一番楽しかったです。
あとはなんといっても本番でウェディングドレスを着ることができたことですね。女の子としてはまさに夢のような体験で……(笑)衣装合わせで選んでいる時はとっても幸せでした。
そういった普段の生活にはない、ミスコン出場者ならではの経験ができたのは本当に良かったなって思います。
結果は準グランプリ!結果受けての感想は?
グランプリを本気で目指していたので、準グランプリの発表の直前は「呼ばないでー!!」って思っていました。だから「エントリーナンバー3番……」と言われた瞬間「ああ……」って呆然としてしまったんです。
そのあとの発表中も悔しくてステージ上でむすっとしていたんですけど、見に来てくれていたチアダンスの仲間がいきなり「ほつ、笑顔!!」(チアダンスの仲間からは「ほつ」と呼ばれているとのこと)って客席から叫んでくれて。練習中とかにする掛け声の一つなんですけど、その瞬間にハッとさせられました。
「応援してくれていた人の前でこんな顔してちゃダメだ!感謝を忘れないようにしないと!」って一気に気持ちが切り替わったんです。だから最後は笑顔でステージを終えることができました。
ミスコンという大舞台を終えましたが、これからはどんな大学生活を送りますか?
ミスコンを経て得ることができたものはきちんと活かしていきたいとは思うので、被写体として撮影していただく活動だけは続けてみようかなって考えています。ミスオブミスなど他にも選択肢はありましたが、私の目標はやっぱりアナウンサーになることなんですよね。だから、他のことをするよりもその目標に向かって時間を費やしたいなって思っています。
何事も楽しんで取り組む性格なので、アナウンサーという目標も理想の自分へ近づくことだと思って楽しみながら頑張っていきたいと思います!