美学生インタビューInterview
隣に女の子がいるってだけで新鮮でした
大学生活1年目が終わりましたが、どうですか?
小中高12年間男子校だったから最初の頃は違和感があって慣れなくて、隣に女の子がいるってだけで新鮮でした。「これが共学か!」って。
入学する前は「よっしゃ、女友達作ろ!」って意気込んでたんですけど、いざ入ったら内部進学生とばかり絡んでしまって完全にスタートダッシュミスってしまいましたね。教室で会って挨拶するような仲の子はいるけど、普段一緒に出かけたりとか飯食いに行くみたいな人はなかなかいなくて……こんなこと言ってたら自分友達いないみたいな記事になりますね(笑)仲良くしてください♪(笑)
勉強面はどうですか?
僕が所属してる法学部は出席点がなくて、100%テストの結果で成績が決まるんです。だからテスト前は鬼です。テスト前に図書館にこもってる奴は大体法学部説ありますね。
あと、試験前の授業は先生が要点を言ってくれたりするので異常に出席者が多いんですよ。普段はあまり出席してない学生もここぞとばかりに出てきて。僕もその一人です(笑)
将来は法律に関係した仕事に就きたいんですか?
いや、本心を言うと、出来れば音楽の道に進みたいなって思ってるんです。歌が好きなので歌手とかバンドとかがやりたくて。だめだったらだめで一般企業への就職も考えますけど、大学生のうちに挑戦はしてみたいなって。
日本の音楽を世界に発信できるようなアーティストになりたい
音楽が好きなんですね!
そうなんです。中学生の頃に兄貴の影響で邦ロックバンドを聴くようになって、自分も歌ってみたいなって思って練習を始めました。最初は兄貴から「音痴、音痴」って言われてたくらい下手だったんですけど、毎日家で歌ってたら少しずつ上手くなっていって。
それで、高校1年の時に初めて人前で歌ったんです。母校のミスターコンテストに出場した時にONE OK ROC(以下、ワンオク)の『Wherever you are』をギターの弾き語りで。
その時はお客さんも多くてすごく緊張して震えてしまって実力を出しきれなかったんですけど、有り難いことにミスターに選ばれることができて。それが自信にもなって、もっと人前で歌いたいなって思うようになりました。
そこからバンドをやりたいなって思い始めて、高校3年生の時には文化祭に向けて友人とバンドを組みました。
文化祭では実力を発揮できましたか?
それが……僕ほんとうに勝負弱くて。実は文化祭の前日に風邪をひいてしまったんですよ。だから喉が痛いし声も出なくて酷いパフォーマンスで。外部から女の子も見に来るし良いとこ見せたかったんですけど(笑)
ただただ悔しくて、ライブが終わったあとはテンションめちゃくちゃ下がってました。メンバーに「ごめん」「ありがとう」って声かけて。楽器初心者のメンバーで組んだバンドだったんですけど、浅い経験の中では上手くできた方じゃないかなと感じていて、だからこそボーカルの自分が力を出しきれなかったことが本当に申し訳ないです。今となっては懐かしい思い出ですけどね。
音楽の道に進みたいとのことですが、目標とするアーティストはいますか?
やっぱりワンオクのボーカルのTAKAさんかな。中学生の時からずっと好きで。街ですれ違いでもしたら発狂するんじゃないかってくらい憧れの人なんです。
ワンオクのどういうところが好きなんですか?
何よりめちゃめちゃボーカルが上手い!ハスキーなのに透明感がある声で、ほんとうにずっっと聴いても飽きないんですよね。
それと、メッセージ性。例えばTAKAさんが作詞作曲した『Nobody’s Home』っていう曲があるんですけど、これは父親の森進一さんへ宛てた曲で、TAKAさんが一時期、親との確執でグレて家出をした時のことを歌にしたものだそうです。そういった背景を知って聴くと心に沁みます。
あと、ワンオクって今と昔だと曲調が違うんですよ。今はかなり洋楽っぽい雰囲気になってきていて。曲調を変えるのって挑戦じゃないですか?既存のファンが減るかも知れないし。それでも新しいことにチャレンジしていこうっていう、その姿勢も素敵だなって思いますね。
小林くんのこれからの目標を聞かせてください。
自分で曲や詩を書いていきたいです。まだ本格的に作ったりはしてないんですけど、ふと頭にメロディが浮かんできたらボイスレコーダーで録音したりしてます。今までは自分が音楽に影響されてきた側だったけど、今度は自分が誰かに何かを与えられるような人間になりたいです。
大きな目標を言えば、やっぱりメジャーデビューしたいですね。ワンオクのように、僕も日本の音楽を世界に発信できるようなアーティストになりたい。本気でやるならそれくらい高い目標を持っていたいです。
何かに取り組むなら今年がチャンスかなって思うので、オーディションとか思い切って色々なことに挑戦していきたいです。