美学生インタビューInterview
ありのままの自分を大切に
ミスソフィアコンテストに出場したきっかけを教えてください。
コンテストを主催している団体から声をかけていただいたのが最初のきっかけでした。
でも、これまでに撮影経験などもありませんでしたし、芸能活動にも興味がなかったのでずっとお断りするつもりでいたんです。そんな時、友人に「出ないの?」と後押しされて、自分の中でよく考え直してみた結果、せっかく頂いた貴重な機会ですし、挑戦だけでもしてみようと決心しました。
だからなのか、選考期間中はあまり緊張しませんでしたね。今となってみれば、ランニングの格好にすっぴん姿で母に撮影してもらった全身写真を、選考用に提出したのが恥ずかしいです(笑)
出場前と出場後でミスコンに対する印象は変わりましたか?
ミスコンといえば、アナウンサーのような女の子らしくて可愛い子が出場するというイメージを持っていました。自分はその型にはハマらない、ミスコンに出るようなタイプではないとずっと思っていたんです。
ですが、実際にミスコンに出場してみて、型にはまることよりも、内面も外見も自分らしくいることの方が大切だと気がつきました。偽った自分を評価していただいたとしてもそれは本当の自分ではないので。常に自分らしく、自然体でいようと心がけています。
例えば外見だと、白いワンピースを指定された場合でも、なるべく普段の自分の服装に近いシンプルなデザインのものを選んだりと、“素の自分”というものを常に意識しています。
これまでの活動で印象的だったことを教えてください。
最初の宣材写真撮影です。私は芸能活動などは全く経験がなかったので、写真を撮っていただくのは七五三以来だったんです(笑)表情を上手く作ったり、ポーズをとることができず、苦労したのを覚えています。
他の候補者は撮影経験のある人も多かったので、差を痛感して落ち込んでしまいましたね。なんというか、とんでもない世界に足を踏み入れてしまったかもしれない……と。
そこから「このままでは駄目だ」と思って魅せ方について研究するようになりました。その甲斐あってか、最近の撮影では「慣れてきたね」と言われるようにもなりました。
ですが、自分では「もっと普段通りの笑顔を出したいなぁ」と感じたりまだ満足できていないので、色々な表情を見せられるようこれからも努力していきたいです。
ミスコンを通してどのように成長したいと考えていますか?
内面も外見も磨いて、一歩でも素敵な女性に近づきたいと思っています。
最近では本選のリハーサルも始まり、忙しさで余裕がなくなってしまい自分の中で上手くいかないなと感じることが増えました。ですが、そんな時こそ、決められた期限はきちんと守ったり、いつも私を支えてくださっている周りの方々に感謝の気持ちを伝えたりと、一つひとつの行動が大切だと感じています。常に周りの人や色々なことに気を配れる人でありたいなと思います。
ミスコンに出たことで人から見られることが多くなったので、つい外見や身だしなみなどを気にしがちですが、内面は外見にも現れると思うので、普段の意識から正していきたいです。
11月4日に行われるファイナルイベントへの意気込みを聞かせてください。
最後まで自分らしさを忘れず、自然体で挑みたいと思っています。これまでのミスコンの活動を通して吸収したことを最大限に発揮し、いつも支えてくださっている周りの方々へ感謝の気持ちをお伝えする場にしたいです。
英語の楽しさを子どもたちに伝えたい
大学ではどのようなことを学んでいますか?
外国語学部英語学科に所属していて、主に言語学を学んでいます。あとは教職を取っているので教育に関する授業も履修しています。
私は中学3年生から高校卒業まで香港に住んでいて、インターナショナルスクールに通っていました。ですが、帰国子女といっても英語がものすごく得意というわけではないので、日本に帰国後ももっと英語力を伸ばしたいと思いこの学科を選びました。
また、高校生の頃から第2言語習得や英語教育に興味があったので、英語のスキルを上げると同時にそれらの分野を学ぶことができる英語学科は私にぴったりだと思っています。
サークル活動はしていますか?
Summer Teaching Program(STP)というボランティアサークルに所属していて、毎年夏休みの期間を利用して小・中学生に英語の楽しさを伝える活動をしています。
英語学科の学生限定のサークルで、昨年のミスソフィアでグランプリを受賞された天野一菜さんも所属していました。
楽しみながら英語に親しんでもらうことが目的なので、どうすれば子どもたちが楽しいと感じ英語に興味を持ってもらえるか、試行錯誤しながら教科書を作ったり、授業の内容を考えています。
自分たちが教える立場ではありますが、逆に子どもたちから学ぶこともたくさんあるので、そういった意味でも本当にやりがいを感じています。今年は幹部を務めていたので、さらに思い入れも強くなりました。
将来の夢は何ですか?
日本と世界をつなぐ、グローバルに活躍できる人になりたいです。
卒業後すぐにというわけではないですが、教育に興味があるので、数年間一般企業に勤めたあと、いずれは教育に携わるお仕事をしてみたいです。日本の子どもたちに英語を教えたり、海外の人々に日本語や日本の文化を伝えるお仕事ができたらいいなと考えています。
国内外のインターナショナルスクールで教えることにも興味があります。海外でも働いてみたいですね。そのためにも大学生のうちにしっかりと勉強して将来の可能性を広げたいです。