美学生インタビューInterview
患者さんの気持ちをほぐせるような温かみのある歯科医師になりたい
大学ではどんな勉強をしていますか?
歯科医師になるための勉強をしています。一通りの教養科目や専門基礎科目の履修を終え、今は応用的な学問に移行するフェーズですね。試験も多く課されていて「今までで一番勉強しているんじゃないかな」というくらい勉強・勉強!の毎日です。最近は臨床の時間も増えています。昨年の10月には、初めての実習を経験しました。
実習はどうでしたか?
緊張しましたが、非常に有意義で「歯科医師になるんだ」という決意を新たにできた時間になりました。初めての実習ということもあり、本物ではなく模型の歯を削りました。とはいえ、確実に治療を遂行しようとする集中力とそれに伴うプレッシャーをひしひしと感じることができました。将来は、どんな歯科医師になりたいですか?
患者さんとのコミュニケーションを通じ、一人の人間として心を通わせられるような歯医者さんになりたいです。というのも「多くの患者さんはすごく緊張して歯医者に来ている」ということを忘れてはいけないと思うからです。誰しも、進んで痛い思いをするのはなるべく避けたいでしょう。だからこそ、治療だけでなく何気ない患者さんとのコミュニケーションが大切になってくると私は思います。今は具体的にどのような分野に進むか決めていないので、勉強していく中で勝負するフィールドを見つけていきたいです。
アルバイトを通じて社会とのつながりを持つ
放課後の過ごし方を教えてください。
週に3回、居酒屋でアルバイトをしています。多くの人が行き交う仙台市内の繁華街に位置するお店のため、特に週末は賑わいます。アルバイトをしていく上でのやりがいを教えてください。
アルバイトのモチベーションとなっているのはもちろん、お金を稼ぐことがあります。しかし私にとっては、お金だけではなく「働くことを通じて、社会とつながりをもてること」が喜びであり、やりがいになっているのです。アルバイト先の店長は学業に理解があり、シフトはかなり融通がききます。またお客さんには常連も多く、「大学の勉強大変そうだけど、頑張って」と応援してくれる方も。人の温かさに触れることで、私もよりよい接客がしたいという思いで日々、仕事に励んでいます。