美学生インタビューInterview
高校時代から憧れ続けていたサークル「KooBee」
何かサークル活動はしていますか?
神戸大学のKooBee(クービー)というサークルに所属していて、年に一回新入生歓迎の時期に配布する総合情報紙『KooBee』の発行と、神戸大学の学生のための総合情報サイト「WeeBee(ウィービー)」の運営をしています。KooBeeはフリーペーパーという名目でやっているのですが、見た目は雑誌みたいな感じなんです!新入生が入学した時にサークルや部活選びの参考にしてもらうために、神戸大学にたくさんある団体のうち234団体の情報を載せています。神大生のKooBeeの認知度は96%もあるんですよ! 編集部、クリエイティブ部、営業部、カメラ部、PR部と、色々な部署に分かれて活動していて、私は広報担当のPR部に所属しています。
この団体に入ろうと思ったきっかけは?
高校生の時に神戸大学のオープンキャンパスへ行った際、ちょうど『KooBee』の企画の一つとして「高校生スナップ」というのをしていて、写真を撮ってもらい、それがきっかけでWeeBeeを見たんです。個性的なファッションの人達をスナップしたページや「受験のためにこんな勉強をしました」という役に立つ情報なども載っていて、「めっちゃ神大生良いやん!こういう世界がある神戸大学って楽しそう!」と思ったのが始まりです。その気持ちをモチベーションにしてずっと勉強を頑張って、無事に神大に入学し、初めて新歓期に『KooBee』をもらった時はめっちゃ感動しました!PR部に入ることを決めたのは、説明会に行った時にそれぞれの部署の紹介で先輩が言っていた「PR部は冊子とかウェブコンテンツを押し出す側で、そのコンテンツはメンバーが頑張って作っても、知ってもらわなかったら存在しないのと同じだよ」という言葉に惹かれたからです。
PR部では具体的にどのような活動をしているのですか?
神戸大学がある六甲駅周辺のお店のクーポンを営業部が発行しており、そのクーポン内容を宣伝するためにビラ配りをしています。ウェブの方は冊子と違って定期的に新しいコンテンツを作っているので、新しいコンテンツが出来たらそれをTwitterで発信したり、またウェブサイトの閲覧数やアクセス解析などもしていて、「今月はこれだけアクセスがあったから、来月はもっと伸ばそう」という話し合いなどをしています。
活動していてやりがいを感じるのはどんな時ですか?
春の新入生歓迎の時期を神戸大学では「新歓祭」というのですが、その時に『KooBee』の広報を担当するのがPR部の活動の中で一番大きいイベントなので、その時が一番やりがいを感じます。『KooBee』の総発行部数は9000部で、そのうちの5000部を新歓祭で配布するんです!当日はただ配るだけなのですが、広いグラウンドの中で色々なサークルが集まっている中、埋もれないためにどこで何人配るかということを考えたり、大学の生協に「店舗に置かせてください」と頼んだりします。地味な作業が多いですが、新歓祭のために一年間かけて皆で一生懸命作った冊子なので配る側としてはすごく思い入れが強いです。差し出した時に受け取ってくれたり、わざわざ「KooBee下さい」って来てくれた時はもうほんまに嬉しいです!今年もようやく冊子のコンセプトや企画などが決まって、来年の新歓祭に向かって動き出しました!
どんな時に大変さを感じますか?
編集部などは作ったものが形に見えるけど、PR部は宣伝担当なので出来上がった冊子を配る新歓祭の時期までは目に見えないものを追っている感じがして、時々「自分、何してるんやろ?」って思うことがあります(笑)あとはウェブ解析とかアクセス解析をしていて閲覧数があまり変わらなかった時は「あれ?」って思いますね。そういう時は週に一回あるミーティングの中で話し合って改善策を練ります。
サークルに入ったことによって得たものはありますか?
KooBeeに入るまでは自分の意見を持つのがすごく苦手で、周りに流されがちだったんです。でも、性格などが全然違う人達と関わりを持ったり、先輩の「良く似た意見でも違うから。無駄な意見は一つもないんだよ」という言葉に、自分の意見を持つことの大切さを知りました。向上心を保つために学外の活動にも積極的に取り組んでいきたい
学外では何か活動はしていますか?
小・中・高と芸能事務所に所属していました。小学生の時に「e-kara(イーカラ)」というおもちゃのイメージガールオーディションに合格し、それがきっかけで事務所に入りました。その後、小学生5、6年生の時にローティーン向けファッション雑誌のモデルになりたくて応募したんですけど、最終審査で落ちてしまったんです。実はその二次審査と三次審査で、現在モデルや女優として活躍している松井愛莉ちゃんと一緒だったんですよ!今となってはすごく貴重な体験ができたと思っていて、もうちょっと仲良くなっていたら良かったとめちゃくちゃ後悔しています(笑)
オーディションに落ちた後もその雑誌のモデルになりたいというのが諦められず、小学校6年生の時からは前から憧れていた事務所のジュニア部門に所属を移しました。そこで宣材写真を撮るときに「どういう雑誌とかに載りたいの?」と聞かれて「ローティーン向け雑誌に載りたいです」って言ったら「そういう顔じゃない」ってバッサリ言われました(笑)雑誌などの媒体はアイドル系の可愛い顔が多いらしくて、私はモード系のほうが良いよって言われたんです。 その後も色々なオーディションに挑戦していたんですが、上手くいきませんでした。自分は事務所に入れたことですでに満足してしまっていて、向上心が全然なかったんですね。そして、高校三年生の時に受験もあったし中途半端にオーディションを受け続けるよりかはもう辞めたほうが良いかなと思い、辞めることにしました。
では、最近はモデル活動はしていないのですか?
今は事務所には入っていないのですが最近は、学生が企画、出演する総合エンターテイメントイベント「CAMPUS COLLECTION」(通称:キャンコレ)にモデルとして出演しました。神戸コレクションを見に行った時にキャンコレのスタッフさんに声をかけてもらったのがきっかけです。LINEのやり取りを通してスタッフさんのキャンコレに対する熱い思いを知りました。「スタッフさんの熱意を、自分がモデル務めることによって伝えることができるんじゃないか」と思って出演を決めました。
イベント当日はどのようなことをしたのですか?
ファッションショーで『PEAK & PINE』『tayutau』『PLAYROOM』という三つのブランドの衣装を着て歩きました。ランウェイを歩くこと自体は事務所に入っていた時にブライダルや着物のショーの経験があったので緊張しなかったのですが、その時はドレスなどの衣装ばかりで普通の服を着て歩くことがなかったので歩き方が全然違い、少し戸惑いましたね。ドレスの場合はちょっと反って若干すり足気味で歩くんです。
ポーズは実際に服を見て「ここにポケットがあるな」「ひらひらしているな」などと服の特徴を考えたり、TGC(東京ガールズコレクション)の動画などを見て研究しました。
キャンコレを通して得たものはありますか?
最初はレッスンに行ったらみんなキラキラしていて、私自身人見知りなこともあり全然話せなかったのですが、担当するブランドが決まってからは自分のブランドが「一番良かった」って言われたいという気持ちがあったのでお互い高め合うことができましたね。何より、美人の友達が増えました!(笑)将来の夢はありますか?
今はこれといった夢はないんです。周りはインターン先とかを探し始めていて、一個上の先輩も忙しそうにしているので「そろそろ決めないとやばいな」と思っているのですが、自分は何をしたいんだろうって考えても全然思い浮かばないんです。今はキャンコレや美学生図鑑の撮影など、大学外のことでもチャレンジ出来ることがあったらしていきたいと思っています。そうしたら色々な人と出会えて「この人はこういう考えを持ってるんだ」と知ることが出来て、自分のモチベーションアップに繋がるんです。社会に出たら自分から上がっていこうとする気持ちがないと成功しないと思うし、そのモチベーションを持つためにもモデル活動は続けたいと思っています!