天職だと思ったアパレルのバイト
アルバイトは何をしていますか?
大学一年生の冬からNATURAL BEAUTY BASICというアパレルショップでバイトをしていました。
初めてのバイトからずっと続けていたのですが、バイト探しをするときも服が好きなのでアパレル以外のバイトは考えていませんでした。
お客さんに似合う服を提供するのは難しいですが、全然苦だとは思いません。むしろ楽しいですし、自分にとって天職だと思っています!
バイトをしていて印象に残っていることはありますか?
NATURAL BEAUTY BASICはスーツも扱っていて、バイトを始めたばかりの頃お客さんに裾直しのために股下を測ってと言われたことがあったんですね。けれどやり方が分からずあたふたしてしまい、その時「こんなことも習わなかったの?」と言われてしまったんです。「勉強不足でした」と謝罪してその場は終わったのですが、そのことがあってから分からないことはすぐに先輩に聞くべきだなと思いました。また相手に不信感を与えるような態度をとってしまったのは良くなかったので、そこは改めなければいけないなと思いましたね。
一番印象に残っているのは阪急西宮ガーデンズにある店舗で働いていた時に一人のお客さんが仲良くしてくださって、いつも娘さんの話などをしてくれていたんですね。でも、一年前に私がゼミで忙しくなるので自分の家から近い店舗で働きたいと希望を伝え、HEP FIVE店に移動することになったんです。そのことはそのお客さんに言えないまま移動してしまったんですが、「どうしているかな」と思っていたら、偶然HEP FIVE店で再会したんです。その時 、いつもお話で伺っていた娘さんも一緒に来ていて、「田中さんの話を聞いていました」と言われた時はすごく嬉しかったですね。うるっときました。
自分たちで作り上げる振袖
学外ではどんな活動をしていますか?
「ハタチスタイル」という振袖のクリエイティブユニットで活動しています。ハタチスタイルは自分たちが着たいと思う振袖を作ったり、完成した振袖を着てファッションショーで発表したりするプロジェクトで、関東と関西で活動しています。
どうしてハタチスタイルをやろうと思ったんですか?
もともとカメラマンをしている友人の被写体になったのがきっかけで少しずつモデル活動を始めていたのですが、そんな時、別の友人が「こんなの募集してるけど受けてみない?」とハタチスタイルのオーディションをすすめてくれたのがきっかけです。ハタチスタイルにはモデル部と商品開発部があり、私は一期目はモデル部として活動し、二期目からはモデル部と商品開発部両方に携わることになりました。モデル部では振袖のカタログ撮影などで、夏に汗だくの中笑顔で撮影したりしましたね(笑)
商品開発部の方ではどのようなことをしているのですか?
着物会社の方から「こういう柄はどうか」とデザインを持ってきてもらい、それを参考にしながら私たちが意見を言っていくという形で開発を進めています。商品開発の難しいところは関西と関東にそれぞれあるハタチスタイルのメンバーの好みが違うことですね。関東は原宿系のような個性的な柄を好む印象があります。同じ一つの振袖を作るので、両方の意見を上手く採り入れるのは難しいです。
他に活動する上で大変なことはありますか?
二期目から私はモデル部のリーダーを任せてもらうようになり、さらに今は関西の総リーダーを任せられるようになったのですが、商品開発をしてみたいという子の中には中学生もいて、その子達と一緒にやるとどうしてもギャップがあるんですね。そこを埋めるのが苦労する点ではあります。「年齢が離れている子にも面白いと思ってもらうにはどうすれば良いか」「また来たいと思ってもらえるようにするにはどうしたら良いのか」ということを考え、振袖の用語をその都度説明したり、「こんな振袖着てみたい?」と話を振ったりして積極的に話し合いに参加してもらうように工夫しています。
友人と利きビール!?
趣味やハマっていることはありますか?
ビールが好きで昨日も飲みすぎてしまいました…(笑)友人たちと一緒に利きビールクイズをやったりもしています。私はアサヒ派なのですが、アサヒはキレとコクがあり、サントリーのプレミアムモルツは結構飲みやすいというようにビールによっても違いがあるんです。自分たちで缶を買ってきて、家で自分の好きなビールを当てるのですが、難しくてなかなか当てられません(笑)