美学生インタビューInterview
『「日々成長」って捉えたら、どんなことでもポジティブに考えられるんです。』
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1.自己紹介をお願いします。
神戸大学国際文化学部3回生の林優紀です。今は、Campus Collection 2012(以下キャンコレ)の広報代表をしています。それと神戸大学の学園祭「六甲祭」の実行委員会でミスコンの担当をしています。あとは女子学生団体initial(イニシャル)に所属しています。
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2.キャンコレとはどんなイベントなのですか?
毎年なんばHatchで行われているファッションショーのことで、学生が主体となって作り上げているイベントです。今年(2012年6月3日開催)のコンセプトは「笑顔」です。実は去年も笑顔というコンセプトだったのですが、今年開催するにあたって、「何故“笑顔”がテーマなのか」という“笑顔の意味”を深く掘り下げて話し合う機会がありました。キャンコレが目指していることは、観に来てくださった方が「何か始めよう」と思うきっかけをつくることです。だから、来てくださった方が、同年代の出演者であるモデルや演者の姿を見て、それが刺激となって何か目標を見つけたり、頑張ろうって思えてもらえたらいいな、と思っています。そして私たちスタッフも、そんな風に何かに向けて頑張っている人の笑顔って素敵だな、って思うんですよね。今年のコンセプトは、一瞬の笑顔ではなくて、持続的な笑顔を持ってもらえることを目指しているんです。
キャッチコピーは「All for smile, smile for change」全ては笑顔のために、笑顔は変わるために、です。笑顔が、何か変わるための笑顔になってほしい、という想いを込めました。 -
3.どういう経緯でキャンコレに参加することになったのですか?
去年の6月、キャンコレ2011を観に行ったんです。ファッションショーを観てみたいな、っていう本当に軽い気持ちで行ったんですけど、素敵だな、すごいなと思って観ていました。その後にパンフレットを見て、学生が主催していることを知ったんですよね。学生でもこんなイベントを主催できるんだ、すごい!と思ったのと同時に、自分とは違うなって少し落ち込んでいました。でも、私と同じ大学生が頑張って運営しているのなら、私にも出来るかもしれない、やってみたいな、と思ったんです。冬にプレイラウンジというファッションショーを観に行く機会があって、そのときにキャンコレに関わっている方もいらっしゃっていることを教えてもらい、勇気を出して「キャンコレのスタッフをやりたいんです!」とお話しに行きました。そこから縁を結ぶことが出来て、スタッフとして参加できることになりました。
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4.いつもどのように企画を進められているのですか?
広報は今年できた部署なんです。だから前例もなく、本当に手探り状態で始まりました。何をしたらいいのか1から考えるのは大変でしたね。今は広報活動に力を入れていて、みんなの夢を聞いてフェイスブックやツイッターに載せる「3000人×夢」という企画も始めました。これはキャンコレのコンセプトを伝えられる広報がしたいよね、という話から立ち上がった企画なんです。今年のテーマ「笑顔」は、目標に向かって頑張っている人の笑顔や、何かを達成したときの笑顔をイメージしているので、みんなの夢を聞きたいね、という意見にまとまりました。夢を伺うと、さっと書いてくださる方や、ちょっと悩んで書いてくださる方もいらっしゃって、皆さんのそんな姿を見て夢を教えてもらうことは、ものすごく良い刺激をもらえますね。
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5.運営スタッフをしていて、辛くて辞めたいな、と思うことはありますか?
私は性格上、やり始めたものを途中で辞めるのは悔しいし、責任を放棄するのが嫌なんです。だから、辞めようって考えたことはないですね。
辛いと思うことがあるかって言うと、それは毎日だったりもするんですけど、それは周りの人と上手くやっていけなくて、ということではなく、自分の弱いところや嫌なところに毎日気付かされて、それが辛いんですよね。色んなトラブルが起きる中で、私はちゃんと代表として動けているのだろうか、と思うこともあります。でも、辛いことでも『日々成長』って捉えたら、どんなことでもポジティブに考えられるんですよ。やらかした!って思っても、何もしなかったらこの失敗も経験出来なかったから、この経験を大事にしよう、と思って思考を転換させているんです。 -
6.ゆきさんのポジティブさの秘訣は?
今この時間をどう使うのが一番いい時間の使い方なんだろう、とよく考えています。
自分でそんなにポジティブだと意識はしていなかったんですけどね(笑)。時には泣いちゃう日もあるんですけど、区切りをつけることを意識しています。落ち込むことがあったとして、これは今はとことん落ち込んだ方がいいと思ったら落ち込むし、落ち込んでる場合じゃないと思ったらどうにか回復する方法を考えよう、と。時間を大切にすることを意識したり、毎日を成長の機会と捉えるようにしています。 -
7.国際文化学部を選んだ理由を教えてください。
高校生の頃、英語が好きだったので、国際文化学部だったら英語をもっと学べるんじゃないかと思っていたんです。だけど、他学部と同じように週2回しか英語の授業がなかったんです。入ってビックリしました(笑)。これから大学受験をする子には、学部を選ぶ時は出来るだけ授業も調べた方がいいよとアドバイスしてあげたいですね(笑)。
でも国際文化学部に入ったことを後悔したことはありません。国際文化学部の好きなところは、ゼミを複数選べるところですね。1年生から基礎ゼミがあって、2回生でも興味があるゼミはいくつでも取れるんです。私も2回生では3つのゼミを取っていたんですよ。政治経済と、アートマネジメント、プログラミングのゼミを取っていました。かなり様々ですよね(笑)だから、色んなことに興味のある子が入学したら、すごく楽しいと思います。専門のゼミはこれから決めていくことになっています。 -
8.最後に、何か始めたいと思っている子にメッセージをお願いします!
私も何かしたいって思ってばかりだったんですよ。だから、やっぱり出会いはすごく大切だなって思いますね。人が集まるところには情報も集まってくるし、色んな人に出会うことで刺激をもらえますよね。人と出会うためには、自分から動かないといけないのかなって思います。ネットで調べてばかりでは踏み出せないことも多いし、どこかに出掛けてみたり、私みたいに1歩勇気を出して話し掛けてみるだけで、それからの自分が大きく変わってくると思いますね。
ゆきさんとお話していると、とても元気になれました!お話ありがとうございました!(写真=松下順子、文=加藤真理子)
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