美学生インタビューInterview
ライブ配信はファンの人たちと繋がるためのコミュニケーションツール
ミス龍谷に応募したきっかけを教えてください。
1回生の時に声をかけていただいていて、その時は学校のこともよくわからなかったので来年あったら応募しようかなと考えていました。でも、2回生の時はコロナでミスコン自体が中止になってしまって、3回生になってやっと応募を決めました。
ミスコンに出ることについて迷いなどはありましたか?
ありましたね。審査の過程でライブ配信があると聞いていたんですけど、人前でしゃべることが苦手だったので不安でした。
ただ、2回生の時はコロナのせいでほんまに何もできなかったので、3回生では何かに挑戦したいなと思って。悩むくらいならやってやる!という気持ちで初日に応募しました。
ファイナリストに選ばれた時の気持ちは?
インスタグラムのDMで運営の方から連絡が来たんですけど、全然実感がなくてびっくりしました。プレッシャーを感じるのと同時に、ファイナリストの皆さんに会えることが楽しみでした。
選ばれたことを周りの人たちに報告した時、どんな反応でしたか?
ファイナリストが発表された日は、友達からたくさんのDMが来ました。もともと人前に出るタイプじゃなかったし、美容室のサロンモデルの経験くらいしかない普通の大学生だったので、驚いてる子も多かったです。
でも、みんな「頑張れ」とか「おめでとう」とかいっぱいメッセージを送ってくれて祝福してくれました。両親ももともとミスコン出ることには賛成してくれてたので喜んでくれましたね。
他のファイナリストに対する印象は?
宣材写真の撮影の時に初めて顔合わせをしたんですけど、みんな大人っぽいし、ほんまにレベルが高すぎて、どうしよ?大丈夫かな?って思いました。でも、みんなフレンドリーだったのですぐに仲良くなりました。
ミスコンの活動の中で一番大変だったことは何ですか?
やっぱりライブ配信ですね。喋ることはもちろんですが、一番苦労したのはスケジューリングです。
私、実家暮らしなんですけど、自分の部屋が家族のいるリビングと繋がっている関係で、皆さんに見てもらいやすい夜の時間帯にあまり配信ができなかったんです。それに加え、8、9月頃は週2くらいでミスコン本番に向けてのリハーサルや撮影の予定があって、配信の時間を確保するのが困難になりました。
なので、朝とか昼の隙間時間を見つけて配信してましたね。それこそメイクしながらとか、ミスコンの友達とカラオケをしながらとか。長い間配信していると携帯が熱くなってアプリが落ちたりするので、保冷剤をつけてやっていました(笑)
長い期間ライブ配信を続けているとマンネリ化することはありませんでしたか?
確かにだんだんと似たような内容ばかりになって、視聴者数やポイントが落ちてきて心が折れそうになったこともありました。
でも、そんな時でも毎回欠かさず見に来てくださる方もいてすごく有り難かったですし、数字はあまり意識せずにいつも見に来てくれる人たちと繋がるためのコミュニケーションツールとしてライブ配信を続けていこうという気持ちに変わりました。だから私の配信は本当に友達と喋るみたいな感覚で、すごくオフな感じの配信だったと思います。
他大学のミスコン出場者のライブ配信を見ていると本当にすごいなと思う人もいました。でも、あまり比較したり意識することはなくて、自分は自分と思って活動していました。
「嬉しい」というより「ホッとしました」
ファイナルイベントではどんなことをしましたか?
スピーチと、ファイナリスト全員でのダンス、自己PRではドラム演奏を披露しました。
ドラムが演奏できるんですか?!すごいですね!
実は、ドラムは高1の時からやっているんです。自分の高校は軽音部がなかったので本当に趣味程度で、月に1回とかの頻度でスタジオを借りて動画を見て真似して独学で叩いてました。あとは文化祭で友達とバンドを組んでみたり、大学に入ってからもサークルには入らずにゆるーくやっていました。
ミスコン本番前は家にある電子ドラムを使って練習したり、スタジオに行ってたくさん練習しました。人前でドラムするのは久しぶりだったので、めっちゃ緊張しましたね。
本番は上手くいきましたか?
なんとか……(笑)KANA-BOONやMrs. GREEN APPLE、ONE OK ROCK、SHISHAMO、ヤバイTシャツ屋さんなど結構アップテンポな曲を選んで勢いで演奏しました。リハーサルよりは全然上手くいったと思います。
龍谷大学のミスコンには中間発表があると聞きました。
そうなんです。瀬田キャンパスでのイベントで中間発表があって、1週間後の深草キャンパスでのイベントでグランプリが発表されるんですよ。
中間発表ではその時点のミス・ミスターの1位と2位が発表されるんですが、私は「1位」だったんです。でも、「毎年、中間発表と本番では順位が変わる」と聞いていたので逆に不安でした。
順位をキープできるように残り1週間、SNSで投票を呼びかけたり友達に協力してもらったりしてグランプリ発表当日を迎えました。
結果は見事グランプリでした!発表された時の気持ちはどうでしたか?
一番は有り難いなという気持ちでした。それと、無事にミスコンを走り切れたということに対してホッとした感情が大きかったです。
「嬉しい」というより「ホッとした」という気持ちだったんですね。
そうですね。ファイナリスト同士がめっちゃ仲良くて、みんなグランプリでいいやん!って本気で思えるような子たちだったので、順位をつけられることが正直辛かったです。
ほんまに自分がグランプリで良かったんかなってちょっと不安だったりもしたんですけど、ファイナリストのみんながめっちゃ祝福してくれたのでものすごく救われました。応援してくださった方々からもDMとかでたくさん祝福してもらってやっと実感が湧いてきて、感謝の気持ちでいっぱいになりました。
会場に来てくれた家族や友人の反応はどうでしたか?
それが実は……誰も呼んでなかったんです(笑)1人のファイナリストにつき5人まで呼べたんですけど、私は知り合いがいたら緊張するので誰にも声をかけませんでした。本番が終わった後に写真撮影があったんですけど、一緒に写る人が誰もいなかったのでちょっと寂しかったです(笑)
知り合いを呼ばないのはかなり珍しいですね!せっかくグランプリを穫ったのに。
緊張もあったし、まさか自分がグランプリを頂けるなんて思ってもいなかったんです。呼べること自体、周りの人たちに言ってなかったので、みんなオンライン配信だけだと思ってたと思います(笑)
改めてミスコンを振り返って感想を聞かせてください。
活動中はあまりマイナスな感情になることはなくて、逆にプラスなことが多かったような気がします。もともと自己肯定感が低い方だったんですけど、活動中にファンの人はもちろん、同じファイナリストの子からも「その写真めっちゃ可愛いやん!」ってたくさん褒めてもらえて、それがすっごく嬉しくて。ミスコンのおかげでちょっとだけ自分に自信を持てるようになったので出場してめっちゃ良かったと思っています!