美学生インタビューInterview
全てが新しい経験でした!
ミス・ジャパン2020の日本大会に出場したそうですが、応募のきっかけを教えてください。
2020年は新しいことをしたいと思っていて、ミス・ジャパンのインスタグラムの募集広告を見たのがきっかけです。
その時はまだ高校生で大学受験が終わったぐらいだったんですけど、ミスコンの世界を見てみたいという好奇心もあり、応募することにしました。
選考はどのような感じでしたか?
最初が書類審査で、連絡が来て今年1月に面接を受けました。その時は15秒の自己PRやウォーキングテストをしましたね。そして、大阪府のファイナリスト7人のうちの1人に選ばれました。
大阪大会がコロナの影響で延びて、7月にやっと開催されたんです。結果は3位だったんですけど、その後に「他の県の代表として出ませんか?」って連絡が来て、徳島県の代表として日本大会に出場することになったんですよ。徳島県で他にファイナリストがいなくて、徳島県の代表になったっていう感じです。
割とそういう方は他にもいて、東京都のファイナリストから他の県の代表になった人もいました。
そうなんですね!日本大会までにどのようなことをしましたか?
今年はオンライン審査というものがあって、ウォーキングの動画を自分で撮ってZoomで審査があったり、YouTubeの再生回数を競う審査もあったりしました。動画は撮影から編集まで自分でやりましたね。
また、日本大会の前の1週間は東京で「ビューティーキャンプ」という、“美”について学ぶレッスンプログラムがありました。スポンサーの方に来ていただいて、腸内環境やエステ、美容法などについて講義を受けました。とことん美を追求するっていう感じです(笑)
なるほど……!選考や活動で辛かったことはありますか?
自分がファイナリストの中で最年少で、ウォーキングもポージングもスピーチも初心者だったのが辛かったです。周りの方は大学生ではなく芸能活動をしていた方も多く、周りについていけてない感じがすごくしましたね。他のファイナリストの方の背中をずっと追いかけている感じで、しがみついていくのに必死でした。
また、ビューティーキャンプ中に大学のオンライン授業があって、合間に抜けてZoomで授業を受けたり、夜に課題をしたりしていました。講義に絶対に遅刻できないっていうプレッシャーもあって、深い睡眠に入れなかったり、小さい物音で起きてしまったり……。
ミス・ジャパンの日本大会を終えて、現在の心境はどうですか?
本当に参加して良かったって思っています!今まで未知だったミスコンの世界を知ることができたし、自分自身の成長も感じました。私は同時に色々なことを進行するのが苦手だったんですけど、大学の授業や課題、ビューティーキャンプ、オンライン審査のYouTube動画の制作など、時間をやりくりして一つずつ終わらせていくことができるようになりました。
また、同時に開催されていたミスター・ジャパンの候補者のお知り合いの方とお話をする機会もあって、東京に来たときは是非モデルをしてください、というようなお話も頂きました。人との繋がりの大切さを感じる大会でしたね。
ミス・ジャパンを経て、将来やりたいことなどは見つかりましたか?
大学を卒業したら、上京してファッションモデルをしたいと考えています。モデルのお仕事を頂いてもそのほとんどが東京で、断るのがもったいないと感じたんです。
具体的にどんなモデルをやってみたいですか?
ファッションモデルに興味があります。
最近はメンズの服を女性が着たり、男性がスカートを履いたりすることも普通のことになってきているんですよ。私も今日は綺麗めの服装ですが、普段はメンズの服を好んで着ることも多いんです。男女間の服装にに壁がないようにしたいという思いからも、ファッションに関わるモデルをやっていきたいですね。
自分ではできないからこそ心動かされます
中島さんのTwitterを拝見したんですが、ラグビーがお好きだそうですね!
そうなんです!中学校でラグビー部のマネージャーをやったのがきっかけです。それまでは全くラグビーの知識はなくて、ボールの形ぐらいしか知りませんでした(笑)マネージャーになって初めて試合を見に行った時に一目惚れで好きになりました!
中学校でマネージャーって珍しいですよね?
そうですね!部活動に迷っている時に、顧問の先生に声をかけていただいて、今までマネージャー制度はなかったんですけど、入っちゃったって感じです。自分の直感で、根拠はないんですけど、「ラグビー部やな。」っていう何かの確信を得て入部しました。
本来マネージャー制度はないので、最初はプレイヤー兼マネージャーとして活動しました。接触プレーはしないんですけど、最初の3か月はパスとかランニングはしてました。
でも、怪我もあってプレイヤーとして続行するのが難しくなって、結局マネージャーだけになりました。先輩のマネージャーもいないので、ずっと自分に出来ることを模索する日々でしたね。
高校でもマネージャーを続けたんですか?
高校1年生まではマネージャーをしていたんですけど、人間関係が良くなかった上に、顧問の先生とも合わなくて……ストレスが体にきてしまって辞めました。
そうなんですね!マネージャーを辞めた後はどうしたんですか?
ラグビー自体は大好きだったので、写真を撮りに試合に足を運ぶようになりました!プレイヤーの友達がいっぱいいるので、カメラを持って趣味程度に写真を撮っていました。
その写真がみんなから結構ウケが良くて、全然知らない子からも、試合の写真を撮ってほしいっていう依頼をいただくようになったんですよ。私は、主に大阪桐蔭を追っかけていたんですけど、他の試合もついでに撮って配ってました。
フィールドを走り回る人を撮るのって難しいんですけど、自分がマネージャーとしてラグビーを見ていた分、サインが分かるので「次はこっちにいくな。」というように見極めて写真を撮っていましたね。
今も写真は続けているんですか?
今はコロナっていうのもあって、あまり行けてないんですよ。試合はオンラインで見ることが多いですね。でも、また撮ってほしいって言われていて、コロナが収まれば行きたいなって思ってます!
中島さんの思う、ラグビーの一番の魅力を教えてください。
スポーツマンシップがどのスポーツよりもあるところですね。
ラグビーのワールドカップを見たらわかるんですけど、スタンドに国ごとで集まらないんですよ。後ろにも横にも敵国の応援をしている人がいるけど争いは起こらないし、試合が終わったらジャージを交換して帰ることもあるんです。
プレーする側も見ている側も、スポーツに対する姿勢が素晴らしくて、心が広いところが好きです。試合が終わったら、泣いて立ち上がれない相手チームの選手に手を差し伸べにいくぐらいの気持ちをみんな持っているところがいいところですね。
今後、ラグビーがどのように広がってほしいですか?
まだまだマイナーなスポーツなので、もっとメジャーになってほしいですね。次のフランスのワールドカップも盛り上がればいいなって思っています。
やっぱり、ルールが難しいんですけど、分からなくても一回見てほしいです!ラグビーって体つきとかも重要ですし、誰でもすぐにできるスポーツではないと思うんですよ。自分じゃできないからこそ、何か心動かされるものがあるはずです。もっとファンが増えたら嬉しいです!