美学生インタビューInterview
自分らしさに悩み、自分らしさを見つけたミスキャン
昨年、ミスキャンパス神戸でグランプリを受賞したそうですね!出場のきっかけを聞かせてください。
“自分らしさ”を見つけたかったからです。
もともと私は受け身な方で、人に合わせることが多く、自分の思いを伝えるのが得意ではありませんでした。これを機に自分を見つめ直したいと思い、出場を決めました。
でも、初めは自分を表現する方法が分からなくて……
宣伝用の写真を撮っていただいた時には「表情が固い」と言われました。また、一生懸命選んだTwitterの投稿写真は「福山さんの写真は何を伝えたいのか分からない」と言われ、頑張って考えたTwitterの文章も「あなたらしさが分からない」と指摘されてしまいました。当時は本当に辛かったですね。
大変だったんですね。どうやって乗り越えたんですか?
本番2ヶ月前くらいまでは、ずっと“ミスキャンの理想像に寄せること”ばかりに気を取られていたんです。
でも、ある時、それは間違った努力だということに気付いて。自分らしく、真っ直ぐに思いを届ければ良いんだということに気付いてからは気持ちが楽になって、一つひとつの活動をもっと楽しむことができるようになりました!
福山さんの“自分らしさ”とは?
飾らないところと、真っ直ぐな性格は私らしさかなと思います。人に真っ直ぐに向き合うところや、諦めないで粘り強く努力するところです。この自分らしさは、ミスキャンの経験を通して知ることができました。
あと、友達からは「いつも笑ってるね!」って言われるんです。たぶん私は笑い上戸で……冗談を言われた時、みんなが笑っていないときでも一人爆笑してることがあります(笑)
ミスキャン本番のステージ演出でも、私だからこそできることは何か考えて、最終的に「しゃんしゃん傘踊り」と「歌」を披露しました!
特にしゃんしゃん傘踊りは私の地元である鳥取県の伝統的なお祭りの踊りです。カラフルな傘を使って浴衣でリズミカルに踊るので、見ている人も楽しめるかなと思いました。
自分らしさを表現することはもちろん、どうやったら会場にいる人にも一緒に楽しんでもらえるかを大切にしたかった私にとってはピッタリでした!
グランプリ受賞後、周りの人からはどんな言葉を掛けられましたか?
友達が「佳那が一番、自分らしさが伝わってきたよ。」「素の自分で頑張る佳那の姿をたくさんの人が応援してくれたことが嬉しい。」と言ってくれました。
ミスキャンを通して今まで気付けなかった自分らしさを発見することができて、出場して本当に良かったと感じました。
ふるさとを誇りに思ってもらえるような情報を伝えたい
将来の夢を教えてください。
地元鳥取の魅力を伝えられるアナウンサーやキャスターを目指しています。
小学生の卒業文集で「アナウンサーになりたい」となんとなく書いていましたが、大学の先輩が実際にアナウンサーになられたことがきっかけで、私も本気で目指したいと考えるようになりました。
就活では当初、他県のテレビ局も受けていたのですが、やっぱり地元で伝える仕事がしたいと感じ、鳥取でのキャスターを志しました。
地元でどのようなことを伝えたいですか?
2つあります!
一つは、鳥取の魅力を“全国の人”に伝えたいです。
実は、鳥取には羽合(ハワイ)という地名があって、田舎なのに、といじられたりします(笑)
でも、鳥取には本物のハワイに負けないくらい綺麗な海があるといったことはあまり知られていません。まだ知られていない鳥取のたくさんの魅力を自分の言葉で全国の人に伝えたいです。
もう一つは、鳥取の魅力を“鳥取に住む方々”に伝えたいです。
田舎だと言われる鳥取で、県民の方々が普段気付いていない魅力を伝えることで地元を元気にしていけたらと思います。鳥取に住む方々がふるさと鳥取を誇りに思えるような情報を自分の言葉で伝えていきたいです。
また地元に就職し、幼い頃お世話になった親戚や先生方に自分の頑張っている姿を見てもらうことで、少しでも恩返しをできればとも思っています。
素敵な夢ですね!目標としている人はいますか?
NHKの武田真一アナウンサーです。
熊本県ご出身の方で、熊本地震の際に被災地を訪問される様子を番組で見たことがありました。
その時、「熊本の人は一緒に頑張りましょう。」と熊本に関係する人だけを対象にするのではなく、「僕も熊本がふるさとです。一緒に頑張りましょう。」という言葉選びをされていたことが印象に残っています。
被災地に関係する人とそれ以外の人の間で災害に対する温度差が生じる中、“ふるさと”という言葉を使うことで日本全国の人に共感してもらえる情報にする「一般化」の上手さを尊敬しました。
私も視聴者の共感を呼ぶ、“伝わる”伝え方を磨いていきたいなと思っています。
サークル幹部に福娘、超アクティブな大学生活!
サークルなどには入っていましたか?
体を動かすことが好きで、大学ではテニスサークルに入っていました!
幼い頃から卓球をしていたので卓球部に入ることも考えたのですが、大学ではできるだけ多くの人と関わりたいという気持ちから120人規模のサークルを選んだんです。
テニスサークルというとビールジョッキを持ってるイメージを持たれがちですが、私の所属していたサークルは部活かと思うくらい練習も多くて、本格的でした。
特に大変だったことはありますか?
私はサークルの幹部として広報チームにいたのですが、新歓期の広報活動が大変でしたね。
テニス経験がある人はもちろんですが、未経験の人にどうやったらサークルの良さを伝えられるかを仲間と必死で考えました。まずは仲良くなろうということで、三宮の街を散策するクイズラリーなんかも企画しました!(笑)
とても忙しく大変でしたが、多くの新入生と打ち解けられました。たくさんの人が入会してくれた時はとても嬉しく、頑張って良かったなと思いました。
他に大学生活で取り組んできたことはありますか?
ミスコンの後、豊中えびすの福娘にも挑戦しました。
以前、大学生向けのカフェで店長を務めた経験から接客の楽しさを知り、学生だけでなく他の幅広い世代の方とも関わりたいと思うようになり応募しました!
代表を務めさせていただいたので、本番(豊中えびす祭)の2ヶ月前から宣伝活動もおこないました。
生放送のスタジオなど、普段は入れない場所に入って告知などをさせていただくことができて、放送業界に興味のある私にとってはとても貴重な経験でした!