美学生インタビューInterview
国連のセミナー、LAでのインターンシップに参加!
経済学部に進学した理由を教えてください。
実はもともとは工学部志望で研究者になりたかったのですが、受験に失敗してしまい経済学部に進学することになったんです。とはいえ、結果的には充実した大学生活を送ることができていて、2回生の夏には国連のセミナーに参加したり、3回生の夏にはロサンゼルス(以下、LA)へインターンシップに行ったりもしました。
国連のセミナーですか!何故、参加しようと?
入学当初、特にやりたいことではなかった経済という分野を興味を持って学ぼうと考えた時に、関学生だからこそできることに取り組みたいと考えたんです。それが、関西学院大学の国際教育・協力センターが提供している国連セミナーのプログラムでした。セミナー内容について教えてください。
ニューヨークに約二週間滞在し、国連本部へ行って職員の方などから講義を受けたり、質問をさせて頂いたりして様々なお話を伺いました。当時、国際経済学に興味があった私には貴重な経験になりました。私たちが普段生きていく中で考えないような壮大なこと、例えば「世界平和」とか、そういったことに実際に取り組んでいる人の姿を生で見れたことは本当に刺激的でしたね。
LAでのインターンシップについても教えてください。
日系企業の公認会計士事務所での一ヶ月間のインターンだったのですが、任されたのは会計の仕事ではなく主にマーケティングに関わることでした。LAに新たに出店するドーナツショップについて、競合店に打ち勝つためにはどうすればいいか戦略を練るために現地で100名以上にアンケートをとって、最終的に社長にプレゼンを行いました。将来的に海外で働きたいというような思いはありますか?
直近では働きたいとは思わないですが、ゆくゆくは海外で仕事をしたり、日本を拠点に海外に携わりながら働くことには興味があります。海外って本当に型にはまっていない人が多くて、そういう人たちと一緒に仕事するのは憧れますね。ミス・ユニバース・ジャパン大阪大会で準グランプリを受賞!
好奇心が強く、これまで様々なことに挑戦してきた永田さん。今年はミス・ユニバース・ジャパン大阪大会に出場し、準グランプリを受賞しました。まずは、この大会に挑戦したきっかけを聞かせてください。
昔からランウェイをを歩くことに憧れていて、パリコレとかミラコレをテレビで見てはあんな風になれたらなと思っていたんです。私は身長が足りない(※167cm)のでコレクションモデルにはなれませんが、「モデル」というものにはずっと興味がありました。そこで去年、モデル事務所のオーディションを受けてみたんです。その最終オーディションでの出来事がミス・ユニバースに挑戦するきっかけになりました。
どのようなオーディションだったんですか?
かなり本格的な事務所で、最終オーディションでは顔・歯並び・脚などパーツごとに全部点数をつけられたんです。あなたはここが駄目!って、自分を大写しにした写真を見ながら指摘されて……そこでモデルという職業の現実、商品として見られることの意味を知って、自分の目指すべきものはこれじゃないなと感じました。ミス・ユニバースは顔やスタイルが良い人が必ず勝ち残れるわけではなく、内面や取り組む姿勢、“自分という人間”を見てくれるので、それならチャレンジする価値があると考え応募を決意しました。
そして、ファイナリストに選出。そこから本番までの二ヶ月間、どのような準備・努力をしましたか?
ビューティーキャンプ(ファイナリストを対象に開講される美のレッスンプログラム)で教わったことを日常生活で実践して身につけていきました。例えば食生活に関しては、健康的な身体づくりのために食品添加物をとらないようにしたり、牛乳を飲むなら豆乳を飲むようにしたり。また、化粧なども過去にミス・ユニバースに出場された方を見て研究して、ファッションやアクセサリーなど外見のセンスも磨いていきました。
とにかく大会本番に向けて自分の気持ちを高めていく、意識をミス・ユニバースに集中させるために毎日の生活を変えていくことに力を注ぎましたね。
受賞する自信はありましたか?
いや、自信は常に無かったです。むしろ、自信もプライドも無い状態でないとたくさんのことを吸収できなかったと思います。ただ、「これだけやったんなら大丈夫」って言えるくらい自分を追い込みましたし、やれることは全てやりきった自信はありました。
そして迎えた大会当日。「準グランプリ」という結果が発表された時の気持ちを教えてください。
嬉しい気持ちと悔しい気持ちが混じりましたね。コネも何も無い状態からのスタートで準グランプリという結果をいただけたことは自信にも繋がりましたし、誇りに思いました。でも、グランプリをとって日本大会に挑戦してみたかったです。身長がもう少しあればな……と考えてしまうこともあります。
ミス・ユニバースへの挑戦を通して得られたものはありますか?
何があってもくじけないくらい自分を信じられるようになったこと、ですね。それと、今まで自分が好奇心を持って色々なことに取り組んできた、チャレンジを続けてきたことが間違いじゃなかったんだという確信を得られました。ミス・ユニバースへの挑戦によってまた自分の新たな側面ができたこと、それは今後の人生の糧、私の大きな強みになると思います。