美学生インタビューInterview
思わぬトラブルもあったファイナルイベント
ミスキャンパス関西学院2015グランプリの原野琴美ちゃんが一年ぶりに美学生図鑑に登場!今年はミスキャンの実行委員として活動しているとのこと。昨年のファイナルイベント当日の出来事を振り返りながら、ミスキャンへの思いについてお話を伺いました。
一年前の記事はこちら→ 【ミスキャンパス関西学院2015特集】原野琴美
昨年のミスキャンパス関西学院のファイナルイベントから、もうすぐ一年が経ちます。ファイナルイベント当日のことを教えてください。
本番前、「今日で『エントリーNo.1』って自己紹介するの最後なのか」と思うと少し寂しく感じました。と同時に、「絶対に悔いが残らんようにしよう」と本番に臨みました。自己PRではファイナリスト一人につき10分間の持ち時間があって、まず前半に「kikkake project」というタイトルでミスキャンの半年間の成長を発表しました。 私は学校の近くの門戸厄神にある「パン工房りょう」さんとコラボして、オリジナルパンを作ることにチャレンジしました。もともと食べることが好きで、最初はケーキも良いなと思っていたんですけど学生が気軽に食べられるパンにしようと思って学校の近くのパン屋さんに自分でいっぱい電話をかけたんです。そこで快諾してくださった「パン工房りょう」さんで「カボチャのベーグルパン」と「さつま芋のタルトパン」の二つを作っていただきました。本当に自分が好きなものを詰め込んだ「琴美フェイバリットパン」です!(笑)
ファイナルイベントでは、パン屋さんへ企画書を持って行くところからオリジナルパンが完成するまでの過程を撮影した動画を流して、動画の最後で私がステージにパンを持って登場しました。会場の外でも売ってもらって「実はあそこで売ってるパンは私がコラボして作ったものなんです!」と発表しました。パン工房りょうさんは「イベントが終わっても販売するね!」と言ってくださって、今もお店で販売してくださっているんです!
そして、後半ではファイナリストそれぞれが特技を舞台上で披露しました。
私は『ロミオとジュリエット』の一人劇をしました。自分がジュリエット役をやり、ロミオ役は関西学院大学総部放送局の男子学生の方の声を録音したものを再生して、掛け合いで演技をしたんです。みんなと違ったことをしたいと思い、昔習っていた演劇を生かしました。
自分の力を出し切れましたか?
マイクをつけて演技する予定だったのですが、実は音響のトラブルで本番に音が出なかったんです。演技が始まってから「あれ、これマイク通ってない。どうしよう……とりあえず落ち着こう」って。そして、マイク無しで最後まで乗り切ったのですが、舞台裏では落ち込みました。「会場広いからお客さんに声届いてないかな」「グランプリという目標が遠くなったのかな……」とパニックになってしまいました。結果的にはトラブルということで『ロミオとジュリエット』だけもう一回やらせていただくことになりました。かなり緊張していて練習通りに出来ず自分では心残りなところもあるのですが、終わったあとにお母さんから「一回目で十分声聞こえてたよ。地声でやるものだと思ってた」と言われて、「レッスンのお陰かな?」と思い嬉しかったです(笑)
誰よりもファイナルイベントを楽しんだ自信がある
ファイナルイベントで一番楽しかった瞬間はいつですか?
最後にウェディングドレスを着て「ミスキャンを振り返った感想」と「グランプリへの思い」を手紙で読んだ時ですね。「自分の思いをみんなの前でこんなにしゃべれるんだ」と思って、とても楽しかったです!手紙ではどのようなことを話したのですか?
一回生ということもあって授業などの学校生活には慣れていないし、家は遠いし、何をするにも毎日体力を使っていたので家に帰ったらクタクタだったこと、そんな中みんなの「頑張って」という言葉がこんなに嬉しいんだと初めて知れたことなどを話しました。ミスキャンのことは親もすごく応援してくれていたし、サークルの人や友達が「今日も投票したよ」とか「今日の写真可愛かった!」と写真の撮り方のアドバイスをたくさんくれて、「ファイナルイベントも絶対見に行くな」と応援してくれていたんです。また、ファイナルイベントの当日(11月15日)が偶然にも亡くなったおじいちゃんの誕生日だったので、おじいちゃんのためにもグランプリをとりたいということを最後に話しました。
大勢の観客の前でのスピーチは緊張しませんでしたか?
レッスンのリハーサルとかではいつもすごく緊張していたんですけど、当日は緊張はあったものの、誰よりも楽しんだ自信があるんです。ファイナルイベントの前に2014年度グランプリの中山ちひろさんとお話しする機会があって、その時に「私は誰よりもファイナルイベントを楽しんだ自信があるねん。だからこっちゃん(=原野さんの愛称)も絶対楽しみや!」って言われたんですよ。「そんなんできるんかな」とその時は思っていたのですが、当日を迎えたら本当に楽しかったんです!手紙を読み終わって結果発表の前にみんなで待機していた時は、今までずっと「グランプリになりたい」と思っていた気持ちが「もうこれだけ楽しんだから、グランプリじゃなくても良いや」という気持ちに変わっていました。
そして迎えた結果発表。受賞した瞬間はどんな気持ちでしたか?
発表された瞬間はまさか過ぎて「エントリーNo.1」って言われたときに、ぴょんって跳びはねていました!(笑)自分がグランプリになれると本当に思ってなかったんだなって今振り返って思いますね。そして、私一人だったら絶対グランプリになれなかったというのは綺麗事なしで心から思っています。グランプリを受賞したあと、大学生活に変化はありましたか?
それまでは学校で「エントリーナンバー1の子だ」とか「応援してるよ」って声をかけてもらっていたんですけど、それが「グランプリの子だ」「おめでとう!」と声をかけて頂けるようになりました。直接関わったことはなかったのに、見てくださっていたのが本当に嬉しかったです!私がミスキャンパス関西学院の歴史の中で七代目のグランプリという立場に立てたのってすごいことなんだなって感慨深い気持ちにもなりました。これからの大学生活の目標はありますか?
大学に入学してからすぐにミスキャンの活動が始まって、ファイナルイベントまでずっと一直線でやってきて、それが終わってしまったら「次、何に向かってこれ以上頑張れるんやろう?」って思うこともありました。去年の美学生図鑑のインタビューでは「女優やアナウンサーになりたい」と言っていましたが、今はまだ探り探りで決まっていないんです。ただ、芸能活動をやっているので、在学中に大きな仕事を自分で取りたいと思っています。そう考えたらあと二年しか期限がないので、絶対後悔しないように頑張るしかないですね。
まだ離れたくない!今年は実行委員としてミスキャンに参加
今年は実行委員としてミスキャンパス関西学院に関わっていると伺いました。どうして実行委員になろうと思ったのですか?
他大学のミスキャンを色々見せていただいて、女の子がファイナルイベントに向けてどんどん変わっていく過程がすごく素敵だなと思いました。そして、どんどん「ミスキャン」というものを好きになって、「まだ離れたくないな」って思ったんです(笑)あとはミスキャンが好きだからこそ、何か自分も力になれるんじゃないかという思いもありました。今は実行委員として主に、TwitterやInstagramなどでミスキャンを広める広報部に所属して活動しています。
広報部を選んだのは何故ですか?
もともとファイナリストとしてTwitterの更新などをやってきて、どうしたらフォロワーさんに見てもらえるかなどを自分なりに試行錯誤してきたので、広報部だったらそういう自分の経験を生かせるかなと思ったからです。今はフリーペーパー制作にも取り組んでいて、学祭で配布できるように準備を進めています。また、秋からは週二回の頻度でミーティングをして、どうやって良いファイナルイベントを作っていくかという話し合いもしています。
出場する側と企画運営する側ではミスキャンの見え方も変わるかと思いますが、どのように感じていますか?
表でキラキラできるのは出場者の6人だけだけど、その裏ではたくさんの実行委員の人たちが見えないところで大変な思いをしてくれているんだと知りました。例えば、ミスキャンに協賛してくださっている会社などは、実行委員の人がたくさん電話を掛けて断られながらも取ってきてくれた大切な協賛なんだということ。ミスキャンはみんなで作り上げるものなんだなと改めて実感しました。今年のファイナリストに向けてメッセージをお願いします。
半年間ってすごく長いように思うんですけど、本当にあっという間でした。今が一番大変な時期だと思うのですが、私はミスキャンの活動の中で後悔したことはないし、後悔しないように努力していたら最後には自分を褒めてあげられると思います。当日は、今までやって来た自分を信じて、ファイナリスト6人で力を合わせてミスキャンパス関西学院らしい素敵なイベントにしてもらいたいです。本当に応援しています!