美学生インタビューInterview
内定を辞退してでも選んだのは、“自分の色”で輝ける場所!世の中の正解からはみ出す勇気を貰えた服飾団体での出会い
ミスキャンパス同志社に応募したきっかけについて教えてください。
会社の顔となる広報担当者「プレス」になるという夢を叶えたいからです。私は現在4回生で、来年からはアルバイト先であるトゥモローランドでの経験を活かして、アパレル企業に就職することが決まっています。この夢に少しでも近づけるように、学生のうちから発信することに慣れたり、より多くの方に見てもらえる機会を増やしたりしたいと思って応募しました。

プレスってどんな活動をするんですか?
PRのお仕事をします。例えば販売員のお仕事は、店舗に立って商品を売ることがメインなんです。それに対してプレスは、アパレル関係者やVIPの方などを集めて、自社の商品を紹介したり広めたりする活動をします。
実は、プレスは何百人という販売員がいる中で、2、3人しかなれないんですよね……。その分、見られる回数もお相手も増えるのですが、会社を背負ってその場に行くことがすごくカッコいいし、憧れだなと思います!
夢への情熱が伝わってきます!プレスはいつから目指しているんですか?
今年の5月くらいだから、めっちゃ最近ですね。というのも、最初は既に内定を頂いていた商社に就職する予定だったんですよ。
商社は人気企業と聞いたことがありますが、内定辞退は大きな決断だったのでは?
そうですね、すっごく悩みました。私、高校は智弁和歌山、大学は同志社と、どちらも私立に通わせてもらっていたんです。せっかく高い学費を払ってもらったのだから、世間的に少しでも良いとされる企業に就きたいという思いがありました。安定した所でたくさん稼ぐことが親孝行になるのかなって。
あとは私自身、周りの視線や評価がめっちゃ気になるんですよ(泣)「悪く見られたくない、嫌われたくない!」という気持ちが強いんです。自分に対する劣等感からなのか、輝いている人を見ると不意に「自分なんか」という気持ちになっちゃいます。周りの人の良いところを見つけるのは得意なんですけど、自分については悪いところばかり目についちゃう。
でも最終的に、自分が輝きたいと思える方に行こうって決めました。この選択ができたのはきっと、服飾団体neuf(ヌフ)での出会いがあったからです。
詳しく教えてください!まずはどうしてneufに入ったんですか?
お洋服が大好きだからです!私は小学校から高校までの10年間、全国大会に2度出場した経験があるくらい陸上競技に打ち込んでいました。なのでオフの日はあまりなかったんですけど、隙間時間を見つけてはファッション誌を熟読していました。普段はユニフォームしか着ていないからこそ、雑誌を見ながら妄想する時間が癒やしだったんです。

そうするうちに、お洋服を見たり買ったりするだけではなく、「作る」って視点からも見てみたいと思うようになりました。大好きな服のより奥深いところまで知りたかったんです。なので大学に入学してすぐ、同志社大学の公認団体であるneufに入部しました。
服飾団体neufの活動で印象的だったことはありますか?
みんなが“自分の色”を持っているところですかね。それぞれが「これぞファッション」と言いたくなるようなすっごく個性的でカッコいい格好をして、夢を追いかけているんです。出会った頃から、服で自分を表現しているみんなの姿に憧れていました。
私自身、そんなみんなに感化されて、ファッションへの向き合い方が変わりました。昔は雑誌を見てまるごと真似ていたコーディネートを、「あれが可愛いから、これと組み合わせてみよう」というふうに、自分なりに考えるようになったんです。雑誌もジャンルに囚われずに読むようになったし、とにかく自分の幅が広がりました。

素敵な出会いですね。自分の幅が広がったことで、八幡さん自身の考え方も変わりましたか?
……私はいつだって決められた道を歩んできました。進学校に通って、部活にも勉強にも打ち込んできたのは、世の中の正解からはみ出すのが怖かったからです。「悪く見られたくない」という気持ちがいつも心の奥底にありました。
でも、neufのみんなに出会って世界が広がりました。目立つのは得意ではなかったはずなのに、今はどんな格好であっても着るのが苦ではないし、服で“自分の色”を表現できることが楽しいんです。その結果、お洋服がもっと好きになって、3回生の時にトゥモローランドでアルバイトを始めました。商社と迷いながらも、自分がより輝きたいと思えるアパレルへの就職を選ぶことができました。今の自分の方が、昔よりずっとずっと好きです!
だからこそ、これからも自分の色を大事にして生きていきたいし、それはミスキャンの活動に対しても思っています。
「ザ・ミスキャン」の概念を壊したい!私だからこそできる“変革”に向けた挑戦
ミスキャンの活動ではどんなことをしたいですか?
ミスキャンに対する偏見をなくしたいです。勝手なイメージかもしれないのですが、ミスキャンに出る人たちに対して「自分に自信があって、いかにもミスキャンっぽい服を着ている」といった先入観がある気がするんです。でも、自信がなくても、ミスキャンっぽい服を着ていなくても、別にいいと思います。だからこそ活動を通して、「ザ・ミスキャン」みたいな風潮や概念を変えることに挑戦したいなって。
あとは、今年のミスキャンパス同志社のテーマの中に「変革」という言葉があるんです。「1人ぐらいミスキャンらしくない人がいてもいいんじゃないかな?」と思うので、同志社の中で「変革」を体現する存在になりたいです。
これまでの活動の中で、特に「変革」を体現できたと思ったことはありますか?
一番は「個人撮影」の活動ですかね。ここでは撮影場所や衣装などを全て自分でプロデュースできるんですよ!例えばこの投稿では、「大学で裸足になりたい!」と思って、スタイリングからポージングまで自分で決めました。
この投稿をInstagramで見る
こんなふうに、いかに「ザ・ミスキャン」という概念に囚われず、“自分の色”を出せるかということには挑戦し続けたいです。
最後に、ファイナルイベントに向けた意気込みを聞かせてください!
正直、活動の前半は周りの目を気にしてしまっていたこともありました。というのも、ミスキャンのファンの人には「ザ・ミスキャン」みたいな方が受けがいいんですよ。だから私も自分らしくない服を着ていた時期もありました。でも今は、そんなことを気にせず“自分の色”を楽しむことが一番大事だと思っています。
残りの活動でも、SNSを通して自分が好きなことを周りを気にせず発信していきたいですし、ファイナルイベントでは“自分の色”を楽しむ良さを一人でも多くの人に伝えられたらと思っています。
美学生プロフィールProfile
八幡 羽生 (やはたうい) 同志社大学 経済学部経済学科4回生
>お仕事を依頼する- 生年月日
- 2003年4月14日
- 出身地
- 和歌山県
- 憧れの人
- 山本美月さん
- チャームポイント
- まつ毛、目の下のほくろ
- 性格を一言で表すと?
- ひたむき
- 好きな人を落とすコツ
- 素直でいること
- 主な活動
- ミスキャンパス同志社2025 Entry No.2 / 陸上競技の長距離走(10年間励み、全国大会に2度出場) / サークルは服飾団体neuf / アルバイトはスターバックスとアパレルブランドのトゥモローランド
X(旧Twitter)
Instagram
TikTok




















