美学生インタビューInterview
部活の合宿中にもライブ配信!両立して最後までやり遂げました
ミス成城コンテストに参加したきっかけを教えてください。
もともとミスコンに対してはあまり関心はなく、出場を考えたこともなかったのですが、前の年に高校の部活の先輩が出場されていて、その方から「出てみない?」と誘われたのがきっかけです。
その先輩とはとても仲が良かったので「話を聞くだけなら」と思い、実際にお話を伺う中で「やってみたい」という気持ちが芽生えてきました。せっかく声をかけていただいたし、大学生活の中で何か大きな挑戦をしてみたいという思いもあって出場を決意しました。
出場するにあたって不安はありませんでしたか?
不安しかなかったです。私はアメリカンフットボール部(以下、アメフト部)のマネージャーを務めているので部活動が忙しく、それに加え、就職活動やアルバイトもありました。活動を両立できるか、とても不安でしたね。
また、ミスコンではライブ配信もあると聞き、未経験なので上手くできるかという点も心配でした。
ミスコンの活動は8月から12月までと長期間でした。実際に活動してどうでしたか?
最初は楽しかったです。SNSに投稿するとたくさんの人が反応してくれるし、部活の仲間も「頑張ってね!」と応援してくれて、それが嬉しくて「よし、頑張ろう!」という気持ちで取り組んでいました。
ただ、ライブ配信の期間が始まると、私生活のリズムが一気に崩れてしまいました。朝からアルバイトをして、部活に行き、その後にライブ配信、さらに就活もこなして、とかなりハードスケジュールで……。 特に9月・10月は部活のリーグ戦があり試合が多く、就活もインターンやエントリーシートの締切が重なっていました。
部活の合宿中、他のメンバーの迷惑にならないように、2段ベッドの上やホテルのロビーの隅の方で静かに配信したのも大変でしたね。
合宿中にも配信をしていたんですね!配信は上手く盛り上がりましたか?
話すこと自体は楽しかったのですが、リスナーを集めるのに苦労しました。他のファイナリストが頑張っている中で「どうして自分はこんなにできないんだろう?」と落ち込むことも多かったです。
正直、辞めたいと思ったこともありましたが、たくさんの人が応援してくれているし、途中で投げ出すのは自分の性格的にも嫌だったので、なんとか最後までやり切りました。
ミスコン当日はどうでしたか?
あまり緊張していなかったのですが、控室のモニターで客席の様子を見て、友達の姿を見つけた瞬間、一気に緊張が込み上げてきました。でも、一度ステージに出ると、意外とリラックスして挑むことができましたね。
会場にはアメフト部の同期や先輩、後輩もたくさん駆けつけてくれました。さらに、選手の保護者の方まで来てくださったんです!母が「娘がミスコンに出場するので、よかったら応援に来てください。」と声をかけたところ、「部活の仲間が出るなら応援に行くよ!」と言ってくださいました。とても心強くて有り難かったです。
ミスコン活動を通して得られたものはありますか?
人前に立つ経験ができたことは良かったと思います。多くの人に見られることを意識するようになり、SNSでの言葉遣いや普段の振る舞いにも気をつけるようになりました。これは社会に出てからも大切なことだと思います。
あまり良い結果は残せませんでしたが、多くの人に支えられ、最後までやり遂げることができて良かったです。
アメフト部ではトレーナーとして選手をサポート!
アメフト部のマネージャーになった理由を教えてください。
中学では吹奏楽部、高校ではチアダンス部に所属して自分自身が「プレイヤー」として活動していたので、「マネージャー」という役職に単純に憧れがあったからです。
サークルに入ることも考えていたのですが、どうせ入るならしっかりとした部活動に所属した方が就職活動にも有利だと考えました。ちょうど友人もアメフト部に入ると言っていたので、それなら自分もと思い入部を決めました。
マネージャーは具体的にどのようなことをするんですか?
マネージャーは3つの役職に分かれています。選手のコンディション面をサポートする「トレーナー」、対戦校のデータ分析をおこない戦略を考える「アナライジングスタッフ」、グラウンドの確保やSNSの運営などの事務全般を担当する「マネージャー」。私はトレーナーを担当しています。
テーピングを巻いたり、怪我の応急処置やリハビリのサポートをしたりするのが主な活動です。
トレーナーの活動で大変なことはありますか?
シーズン中は怪我人が多くなりますし、夏場は熱中症のリスクも高いので常に選手の体調を気にしながらサポートしなければいけないので大変です。
「水が足りない」「テーピングをもっとこうしてほしい」など、選手からの細かい注文を受けて対応に追われることもあります。もちろん感謝の言葉をもらうこともありますし、信頼関係が築けているからこそ言えることだと思うのですが、要求が多くて苦労することもありますね(笑)
成城大学のアメフト部の成績はどのような状況ですか?
2部リーグに所属していたのですが、昨年3部に降格してしまいました……。今年から自分たちの代が中心になるので、「絶対に昇格するぞ」という強い気持ちでチーム一丸となって日々の活動に取り組んでいきたいです。
2部昇格のために必要なことは何だと思いますか?
意識改革だと思います。昨年まではルールが緩かったんです。例えば「5分前集合」と決めていても、人によって守る守らないがバラバラでした。選手も頑張っているんだから、マネージャーもそういった部分をしっかり正していこうという話をしています。
外見についても、「派手な髪色はNG」といった曖昧なルールを「9トーンまでならOK」と具体的な基準を決めました。ピアスやネックレスも練習中は禁止にするなど、ルールを明確にすることでより統一感のあるチームを作ろうとしています。