美学生インタビューInterview
度胸と柔軟さを培った学生キャスターの活動
学生生活で力を入れてきたことはありますか?
BSフジの『週刊プライムオンラインS』という番組での学生キャスターの活動です。当時通っていたアナウンススクール主催のオーディションでの合格をきっかけに、2022年10月から半年間務めていました。
学生キャスターをやっていたんですね!以前からアナウンサーに興味があったんですか?
幼稚園生の頃から、毎朝電車通学する前の早い時間帯に情報番組を見ていて、アナウンサーの方が笑顔で「いってらっしゃい」と言う姿に憧れていました。その頃はまだぼんやりとでしたが、私も人を元気付けられる人になりたいと思って、小学校の卒業文集にも「将来の夢はアナウンサー」と書いていましたね(笑)
幼稚園生の頃からの憧れが、十数年経って実現できたのは感慨深いですね。
でも、大学では理系の学部に所属しているので、将来は研究職に就くか、アナウンサーを目指して頑張るか悩んだ時期もありました。そんな時、大学の先生からの「まずは夢を追ってみるのがいいんじゃない?」という一声に背中を押されました。
ただ、大学の勉強と夢を別に考えるのではなく、理系の学生且つキャスターという立場を活かして、ニュースにあまり関心がない方と専門的な方の間に立って分かりやすく解説し、原発やコロナなど理系の内容の難しいニュースなども関心を持ってもらえたらいいなと思ったんです。
對馬さんの強みを活かした情報が届けられそうですね!ちなみに学生キャスターとして出演していた番組ではどんなことをしていたんですか?
地方の季節の話題をお届けするコーナーを担当していました。例えば、山梨で桃が採れたというような話から、マッチョの人が地方創生のために色々な場所をPRしているという面白い話題まで、私自身も知らなかったことが知れて面白いコーナーでしたね。
初回の放送では緊張して思い切り噛んでしまったのですが、逆に最初に失敗した分、今後は大丈夫かも!というという気持ちで挑むことができ、折り返し地点くらいでやっと慣れました。
特に印象的だったことはありますか?
番組のCMの合間に、「次、放送に切り替わったら踊ってもらえる?」と突然振られたことです。打ち合わせの時は、学生キャスターが出しゃばっていいのか?、本当にやっていいのか?と考えて遠慮してしまったのですが、スタッフの方に「やれと言われたらやりなさい。」と言われたんです。
結果、本番では思いっきりチアダンスをして、自分の殻を破ることができました!
アドリブにも柔軟に対応する力がついたんですね!
それと、いつ話題を振られても大丈夫なように知識を蓄えようと思い、台本内の自分の役割じゃないことも調べて考えておくようにもしていました。学生キャスターの経験を通して、全力でやる度胸と入念に下準備をする力が身についたと思います。
化粧品検定1級を取得!夢の実現に向けて邁進中
對馬さん今4年生ですが、卒業後の進路はどう考えていますか?
色々なメーカーの化粧品を扱う化粧品関連の会社に就職する予定です。実は将来、コスメブランドを立ち上げたいという目標があるので、それに向けて化粧品会社の実情を知ったり、化粧品に関する知識を深めたりできたらいいなと思っています。
コスメブランドのプロデュースが最終的な目標なんですね!目指したきっかけは何かあるんですか?
もともと化粧品が好きだったからです。化学科に進学したのも、将来は開発職として化粧品を作りたいという思いがあったからなんですよね。その後、学生キャスターを務めていく中で、メイクでカメラ映りや自分の見え方が変わることの面白さに気づき、化粧品を通して人を幸せにできないかという思いが強まったんです。
人前に立つことでメイクの大切さをより実感したんですね。でも、アナウンサーの道に進もうという思いはなかったんですか?
実は就活中もアナウンサーという夢をずっと追いかけて頑張ってきたのですが、残念ながら結果は伴わなかったんです。しばらくは、正直これからどうしようと不安に思う日が続きました。
でも、ここを「スタート地点だ!」と気持ちを入れ替えて、コスメブランドのプロデュースという新たな目標に向かうことにしたんです。
落ち込んで止まるのではなく、また新たな夢を掲げたんですね。
その第一歩として、化粧品の知識を深めるために昨年には化粧品検定1級を取得しました!試験の半年前くらいから、出題範囲に含まれる2級の内容も合わせてコツコツと勉強していきました。
1級はすごいですね!どんな内容なんですか?
化粧品の歴史から、種類、法律、美容についてや清潔感を保つためのこと、さらにはシャンプーや爪、歯などスキンケア用品以外のことも学びました。知識を得たことで人にアドバイスできるようになったし、全く知らなかった男性の肌や髭についても勉強したので、コスメブランドを立ち上げる際にも役立ちそうです。今後は1級よりさらに上のコスメコンシェルジュという資格も取得できたらと思っています。
着実に動き出しているんですね。
それと、商品に興味を持ってもらうためには信頼性や知名度も大切だと思っています。私自身も、モデルさんの影響で化粧品を使ってみたいと思うことがあるので、私もそんなモデルさんになりたいと思い、その第一歩としてTGCオーディション2024に参加しました。残り僅かな大学生活ですが、最初で最後の機会に挑戦してみようと思ったんです。
オーディションはどんな内容だったんですか?
最終オーディションは28人のドラフト候補生に対して5つの事務所が集まるドラフト指名制でした。自己PRでは、学生キャスターの経験を活かして「私がグランプリを取った」という内容のニュース原稿を読みました。
結果、ありがたいことにエイジアプロモーションという事務所からドラフト1位指名をしていただけたんです。20代の人が1位指名されることは少ないので、自分の名前が呼ばれた時はただただ衝撃でしたね。今後はモデルとして雑誌に出たり、人前で話したりするような仕事もしてみたいです。
おめでとうございます!ちなみに立ち上げたいコスメブランドのコンセプトなどはありますか?
スキンケアに特化したブランドにできたらいいなと思っています。最近は男性でも化粧品に興味を持つ方が増えてきたと思うので、男性にも使っていただけるようなブランドにしたいです。
化粧品を通して、人を笑顔にしたり、性別や年代に関わらず、綺麗になりたいという気持ちを応援したりできたらと思うので、人それぞれ自分に合った物を選べるようなコスメブランドを立ち上げられるよう頑張ります!