美学生インタビューInterview
保育士になるために!
なぜ幼児教育学科に進学したんですか?
保育士になりたいという夢があるからです!
もともと子どもが可愛くて好きだったんですが、中学生の時に乳児保育所に職場体験に行ったことがきっかけで子どもと関わる仕事がしたいと思ったんです。その夢は高校生になってもずっと変わらなくて、幼児教育学科がある現在の大学に進学しました。
幼児教育学科では具体的にどんなことを勉強しているんですか?
子どもとの触れ合い方や子どもとの遊び方だけを勉強していると思われがちなのですが、実際には色々なことを勉強します。
例えば、子どもが怪我をしたときの対処法とか幼児心理学とか、さらには子ども自身のことだけではなくて、保護者との関わり方も学ぶんですよ。勉強する内容が多くてとても大変です!
保育実習には行きましたか?
行きました!とても楽しかったのですが、同時に大変さも感じた保育実習でした。
というのも、実際に現場で働いている保育所の先生からすると、私はただの学生であり学びに行かせてもらっている立場なので、もちろん一から丁寧に仕事内容を教えてくれるわけではないんですよね。
最初はただ「子どもと触れ合うことができる!」と思って保育実習を気楽に考えていたのですが、そもそも先生とのコミュニケーションが上手に取れなくて……。
そこで何か工夫をしたんですか?
実は私、昔からバレエを習っていて、「挨拶や礼儀をちゃんとしなさい。」と教育されてきたんです。だから帰る時に、自分のことを担当してくださっている先生だけではなく、保育所の先生全員に必ず挨拶してから帰るようにしたんです。
そうすると保育所の先生たちから徐々に自分を認めてもらえるようになって、仕事内容だけではなく保育に関する様々なことを教えてくださるようになったんです!最終的には、子どもとの関わり方だけではなく先生との関わり方も学ぶことができたので、とてもいい経験になったと思っています!
今は大変なことが多いですが、保育士になるために頑張ります!
色々なバレエを知ってもらいたい!
バレエはいつから始めたんですか?
小学1年生からです。高校2年生まで11年間習っていました!
姉がバレエをしているのを見学しに行った時に、「自分もやってみたい!」と思ってバレエを始めました。
長く続けていたんですね!どういうところが魅力なんですか?
追い求めればキリがないところですかね。
バレエは動作や仕草の少しの違いで、印象が大きく変わるんです。なので、日々鏡を見ながら「どの筋肉を動かせばどういう動きになるのか」「いかに綺麗に見えるか」ということを研究しながら踊っていました。
そうやって、自分を徹底的に追い込んで完璧を目指していくことができる、ということがバレエの一つの魅力なのではないかと思っています。
バレエの大会ってどんな感じなんですか?
バレエの大会は、大きく分けて発表会とコンクールの2種類あるんです。
発表会は、各団体が自由に曲や振り付けを決めて踊るもので、観客はバレエを習っている子の保護者なんです。一方でコンクールは、自分が演じなければならない役とその役に対しての曲や振り付けが決まっています。しかも、観客はバレエのことを知り尽くした審査員や、バレエに本気な教室の先生なんです。
コンクールは発表会とは違って、実力を試す競争の場なので、会場全体にピリッとした雰囲気が流れていて、正直苦手でしたね。個人的には発表会の方が楽しかったです(笑)
その中で一番印象に残ったバレエの発表会を教えてください。
高校2年生の終わりにロシアで発表会をしたことですね。私の通っている教室の先生がバレエ団の団長さんと仲良しだったので、その団長さんがロシアに行く時に援助出演させてくださったんです!
1週間ほどロシアに滞在して、発表会に出演したりロシアの劇場でバレエを見たりしました!ロシアというバレエが盛んな土地で踊ることができただけではなく、本場の演技を劇場の最前列で見ることができたのは本当にいい経験でしたね。
その発表会はどんな内容だったんですか?
ロシアでバレエを踊るので、「日本の文化を知ってもらう」というコンセプトがあったんです!
なので、一般的にイメージされるようなクラシックバレエではなく、日本の文化を取り入れたモダンバレエを踊りました。衣装は浴衣をモチーフにしていて、音楽も和楽器で演奏されている曲を選曲しているんですよ。
このような形式のバレエは珍しいんですか?
確かに、一般的にはクラシックバレエのイメージの方がまだまだ強いと思います。でも、オリジナルで衣装を作ったり曲を変えたりするモダンバレエはそんなに珍しくなくなっているんですよ!
例えばどんなものがありますか?
和装コスプレをしてバレエを踊るというものに出演したことがあります!
私のバレエ教室の先生の娘さんが運営している「織彩色舞」という団体があるんです。その団体のメンバーの一人として和装コスプレをして踊りました!この団体で踊ったバレエは振り付けはもちろん創作で、衣装も派手でカラフルなんです!
もちろんこれ以外にも色々な種類があります。バレエって表現方法は無限だし、とても奥深くて面白い世界なんです。そういう一般的には知られていないバレエの世界もたくさんの人に知ってもらいたいです!
今はバレエを踊ってないんですか?
今は時間的にも金銭的にも余裕がなかったり、保育士になるための勉強に集中したいということもあったりして、正直「踊りたい」と思っても難しい状況です。
でも、本当にバレエが好きで「踊りたい」という気持ちはあるので、社会人になったら趣味として続けていこうと思っています!