美学生インタビューInterview
自然体で演技するって難しい
まずは簡単に自己紹介をお願いします。
福岡大学商学部経営学科2年生の足立沙織です。将来は女優さんになりたくて、昨年の11月から福岡のモデル事務所に所属し、学業と両立しながらレッスンに励んでいます。女優になりたいと思ったのはいつから?
高校生くらいですかね。映画やドラマ、CM、雑誌などを見ていて、「自分もああいうのに出てみたいな」「あんな風に色々な役を演じられたら楽しいだろうな」と思ったんです。自分には遠い世界のような気がしていたのですが、友達から「やってみたら?」と言われたり、今の事務所からスカウトしていただいたことがきっかけで挑戦しようと思いました。事務所ではどんなレッスンを?
その日参加する生徒の人数に合わせて先生が台本を印刷してきて、ランダムに役を振り分け、芝居をおこなっています。明るい役をやることもあれば暗い役をやることもあり、表現の幅が要求されます。手応えはどうですか?
課題はたくさんあります。映像は写真と違って連続的なものなので、意識しすぎると動作が不自然になってしまったりします。しっかり考えつつも自然に演じる、これって本当に難しいことだなとつくづく感じますね。好きな女優さんはいますか?
有村架純さんです。泣いたり笑ったり、感情の起伏を自分の色を取り入れながら自然に表現できるのはすごいなって、出演している作品を見ながら尊敬の気持ちを抱いています。有村架純さんに限らず、映画やドラマを見ているといつの間にかその世界観に引き込まれている時があるんですが、あの感覚にさせてくれる俳優さんたちは本当にすごいと思いますね。今後の芸能活動の目標を聞かせてください。
ナチュラルだけどどこか引き込まれるような、魅力のある女優さんになりたいです。また、演技力を身につけることはもちろんのこと、女優以外にもリポーターやモデルなどマルチに活躍できる人になりたいです。なので、今はジャンルを絞らず様々なことに挑戦していきたいと思っています。憧れの福岡大学へ 経営戦略の授業が楽しい
大学生活についてもお話を聞きたいと思います。福岡大学に進学した理由は?
高校1~2年の頃から福岡大学への進学を意識し始めました。一番の理由は学びたい分野の学部があったこと、そしてオープンキャンパスに行った時にどこか惹かれるものがありました。昔から人と関わることが好きだった私には、キャンパスの広さも魅力的だったのかもしれません。学部数も多いし、あれだけ大きなキャンパスで大学生活を送ったら色々な人と交流できるだろうなぁって。だから、ここしかない!と思い、受験は福岡大学一本に絞り、一年間猛勉強してやっと憧れの大学に入学できました!商学部経営学科では今どんなことを勉強していますか?
会社の経営の仕組みや、経営戦略のために必要なモノの見方や、会計学など、様々な面から経営について学んでいます。特に受けていて楽しいなと思うのは「経営戦略」の授業です。教授が執筆された『「逆転の発想」の経営学―理念と連携が生み出す力』という本をベースに、企業経営について考察します。例えば、企業が何か“失敗”をしてしまったとして、それをモノの見方を変えてみることで“成功”へと逆転させることができる。そういったことを実例を交えて理解していきます。また、私たちは「問題を解決する力」はあるが「問題を発見する力」はあまりなく、その力を身につけることが大切だ、ということも先生から教わりました。
他にも、「円滑な企業経営をおこなうためにどのようにして従業員のモチベーションを上げるべきか」といった内容の講義があったりして、そういった分野はとても興味がありますね。