美学生インタビューInterview
母の働く姿に憧れ、看護師を志す
看護学科へ進学した理由を教えてください。
お母さんが看護師をしていたので、小さい頃から看護師という職業に興味があったんです。また、中学の時にお母さんが働く病院で看護師の職業体験をさせてもらう機会があって、その時の経験から憧れが更に強くなりました。職業体験ではどのようなことをしたんですか?
看護師さんの仕事に同行して見学させてもらったり、検温を体験させてもらったりしました。それまで私の中で「看護師」というと「注射や採血をする」というイメージしか無かったんですが、実際に見学する中で患者さんの気持ちに寄り添いコミュニケーションをとる様子を見て「看護師って素敵な職業だな」と改めて感じることができました。また、家庭とは違うお母さんの働く姿も印象的でした。看護師としてテキパキと仕事をこなす姿を見て「かっこいいな」「自分もこんな風になりたいな」と思いました。現在の大学での勉強内容を教えてください。
解剖学や採血の実技など、看護の専門的なことを学んでいます。加えて、私は保健師課程の授業も履修しています。「保健師」というのは看護師と何が違うんですか?
「看護師」は病気やケガなどで病院へ来られた患者さんのケアをする職業を指しますが、「保健師」は人々が病気やケガになるのを予防したり、健康増進のための指導を行うのが主な役割です。保健師課程をとることで看護に生かせることもあるかなと思い、「学べることは学ぼう!」という気持ちから履修しました。将来の選択肢の幅も広がるかなと思います。これまでの授業や実習で印象に残っていることはありますか?
2年生の時に最初に行った実習です。実習では実際に患者さんを担当し、アセスメント(患者さんの主観的・客観的情報を集めて問題点を分析・把握すること)をした上で看護介入を行っていくのですが、初めての実習で分からないことも多く、本当に患者さんの役に立っているんだろうかと不安でした。でも、実習の最終日に担当していた患者さんが泣いて感謝してくれて、「ああ、こんな自分でも人の力になることができたんだな」と安心したことを覚えています。お母さんから「看護師は大変だけどやり甲斐のある仕事だよ」と聞かされていたのですが、それを実感することができた出来事でした。看護学生として学んでいく中で、お母さんから何かアドバイスや声掛けをしてもらったりすることはありますか?
しんどい時はお母さんに相談することがあります。そうすると、「みんなそういう過程を踏んで成長するんだよ」と励ましてもらえます。お母さんも同じような経験を乗り越えてきたんだと思うと、元気が出てまた頑張ろうって思えます。将来、何科に進むかはまだ考え中ですが、私も母のように患者さんから頼られる思いやりのある看護師になりたいですね。
母と一緒に富士山へ。山頂は感動の景色!
趣味はありますか?
旅行が好きです!行ったことのない所へ行くのってワクワクするし、食べることも好きなので旅行先のグルメも楽しみの一つです。これまでで一番思い出に残っている旅行は?
2015年の夏にお母さんと二人で富士山を登ったのが印象に残っています。お母さんは週末になると色々な山を巡るくらいの登山好きで、私はその趣味についていく形で富士山へ行くことになりました。小学生の頃に地元の山に登った経験などはありましたが、本格的な登山はその時が初めてでした。富士山を登るのはとても過酷なイメージがありますが、どうでしたか?
結構、軽装備で挑んでしまったので不安でしたが、登山に慣れているお母さんが一緒だったので心強かったです。とはいえ、山頂まで7時間もかかってとてもしんどかったですね……。山頂へ到達した時の感想を聞かせてください。
もう、別世界でした!見渡す限り一面の雲海。手を伸ばせば雲に届きそうな感じで……。飛行機に乗った時に見える景色と似ているんですが、全然違う感覚なんです。これまでに見た景色の中で一番綺麗だったと思います。今後、旅行の予定はありますか?
富士山登山を経験して、私も登山が好きになりました。今年の夏にまた母と一緒に山を登る予定です。次はどんな景色に出会えるかとても楽しみです!美学生プロフィールProfile
担当カメラマン・インタビュアーCameraman & Interviewer
山本 貴一
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