私を変えてくれたのは尊敬できる2人からのエール
ミスキャンパス神戸にエントリーしたきっかけを教えてください
1~2回生の時、「自信喪失years」と私が名付けているものに陥っていて、ここから脱却する足掛かりにしたいと思いエントリーしました。私は中学・高校時代、勉強やブライダルモデル、学級委員長など、すべてに全力で取り組んでいました。しかし、大学に入った後、高校時代の友人から「あの頃はよく思っていなかった。」ということを聞かされ自分を否定されたような気持ちになり、「今まで何をやってきたんだろう......」と落ち込むようになりました。それに加えて、元々意志を貫きすぎる性格でもあるためいくつかの挫折をとても引きずっていて、「自分は何をやってもダメ。」と思い続けていました。このような状況を打破したい、変わりたいという気持ちがだんだんと大きくなってきたので、その一つのきっかけにしたいと思いミスキャンに挑戦することを決めました。
「自信喪失years」からの脱却のために“ミスキャン”という舞台を選んだのは何故ですか?
私は中学2年からモデル活動をしているのですが「人の目が怖い」と思っていて、特に周りの友人からどのように言われているのかとても気にしていました。そんな私に、尊敬しているある方が「世の中の2割はあなたが何をしてもあなたのことを嫌い、2割は何をしても好きでいてくれるもので、残りの6割はあなたに無関心なんだよ。」と教えてくださったんですよ。自分は今まで私を嫌う2割ばかりに目を向けていてそれが全てだと思い、残りの8割にとても失礼なことをしていたんだな、と気付くことができました。なので私は、「全員に好かれることは不可能」だと考えを変え、私に無関心な6割にどのような働きかけをすることができるのか、自分を試し、自分と戦いたい、ミスキャンの舞台はそれを実行できる絶好のチャンスだと思ったんです。
とはいえ、自信喪失をしている時期にミスキャンへの挑戦を決意するのことはとても勇気のいることだったと思います。何か岡本さんの背中を押したものがあったのですか?
中学1年からの親友に悩みを相談していたのですが、その友人に「見るのは“今”と“未来”やで。過去の自分への評価は今の自分への評価とは違う。だから過去に引っ張られないで。」と言ってもらったんです。その言葉で「今が戦うべき時だ。自信喪失yearsと決別するためには頑張るしかない!」と決心することができました。
ファイナリストとして活動を行う中で意識していることはありますか?
全力で取り組む、ということです。元々何事にも本気なので、小学生の頃は掃除の雑巾がけにさえ本気で向き合っていました(笑)「自信喪失years」ではその性格も失われかけていたのですが、ミスキャンパス神戸では運営の方々が企画・営業して作り上げてくれたものに全力で応えていこうと思っています。具体的な例としては、1日1回はTwitterを更新するようにしています。これは色々な方に見てもらうという目的の他に、自分が後から見返した時に人生振り返り日記のようなものになればいいな、という思いも込められています。また、活動を通して正直大変だと思う瞬間もありますが、絶対に愚痴を言わないことも心掛けています。
岡本さんのファイナリストとしてのアピールポイントを教えてください
「日本一、美味しそうに食べるファイナリスト」を目指しています!Twitterには食べている写真をたくさんアップしていて、美味しそうに見えるように食レポもしています。いかに美味しそうに食べてるかということを重視して写真を選んでいるので、中には私自身の写りが良くないものもありますが(笑)応援してくださっている方から「すごく美味しそうに食べてるね!」という反応があるととても嬉しいです!
ミスキャンのイベント本番では、私の真面目な面や全力で取り組む姿勢等、あらゆる要素を全て詰め込んだ「岡本愛加」として突っ切っていきたいと思います!
一言で空気を変えるアナウンサーになりたい
将来の夢を聞かせてください
夢はアナウンサーになることです。元々父がアナウンサーをやっているので身近な職業ではあったのですが、身近ゆえに憧れはありませんでした。また、大学生活の前半は「自信喪失years」だったので、とても自分がなるということは考えられませんでした。
なりたいと思い始めたきっかけは、2回生の12月にアナウンススクールの説明会に何故かフラッと参加した時に、内定した方から「アナウンサーには一日たりとも同じ日はない。」というお話を伺ったことでした。めまぐるしく変わる環境の中に身を置くことに、とても魅力を感じたんです。また、2回生の3月に東京のアナウンススクールの講座に参加した時に、講師の方が教室に入ってきて「おはようございます」と一言発しただけで、どんよりと沈んでいた空気がふわっとオレンジ色に変わった感覚がして「こんな風に一言で空気を変えられる人になりたい!」と強く感じました。その方は人の話を聞くと時もニコニコと笑顔を絶やさず、肯定的な反応をしながら聞いていて、「真剣に話を聞く時は真顔で聞くべき」と思っていた私の価値観を変えました。それらのきっかけからアナウンサーを志すようになり、今はアナウンススクールに通い、訓練しています!
あだ名は「編集長」
夢を叶えるために努力をしている岡本さん。大学生活で他に何か取り組んでいることはありますか?
「きっとみつかるカフェ」という関西の学生に向けたオールジャンルの情報サイトの編集長兼ライター兼モデルをしています。
皆さん、YouTubeで広告が出てきた時にスキップしませんか?このような状況は、広告主にとっても見る側にとっても良くない状況だと言えます。これを改善するために、ある広告会社が学生と広告をオフラインでつなげることを目的にした無料カフェを企画していて、そのカフェの知名度を得るために「きっとみつかるカフェ」というサイトは立ち上がりました。今年の2月にオープンしたのですが、私はその立ち上げ時に声を掛けていただいて編集長をすることになりました。
声を掛けられたきっかけはあったのですか?
私、助詞が好きなんですよ(笑)「猫が好き」と「猫も好き」だと、一文字しか変わらないのに意味は大きく変わっていますよね。こういう、ひらがな一文字で文全体の意味が変わる日本語の機微というか、そのようなものに魅力を感じるんです。……という話をたまたま「きっとみつかるカフェ」の企画をしている方に話したら編集長に誘われた、という経緯です。
具体的にどのような仕事をしているんですか?
自分で記事を書いたり、学生ライターが書いた記事を校正したりすることもありますが、一行を何文字にしたら見やすい画面になるかなどを考えたりしていることもあります。例えばYahoo!ニュースは一行が13文字以内で設定されていてとても見やすくなってるんですよ。こういうところは、常に意識して見ています。他にも、企業に取材に行ったり、SNSの活用方法を考えたり、色々なことに携わっています。今はもう、あだ名が「編集長」です(笑)
編集長の仕事を通して成長したことはありますか?
人とちゃんと話せるようになりました。今までは相手からの目線が気になってばかりでしたが、編集長またはライターとしてインタビューする機会も多く、その場の雰囲気作りの大切さに気付きました。最近では、声のトーンや話し方を雰囲気に合わせて変えることにも気を配っていて、初対面の方に「話しやすいね!」と言われることも増えてきました。この経験はミスコンにも、将来の夢であるアナウンサーにもつながってくると思うので、しっかり生かしていきたいと思います!