秋田　清野佳照奈＠ 国際教養大学

留学必須、講義はすべて英語のインターナショナルな大学

国際教養大学ではどのような勉強をしていますか？

「リベラルアーツ」という文理の垣根を超えた幅広い学問を勉強しています。また、大学の講義は基本的にすべて英語で行われるため、国際教養大学に入学すると、「EAP」と呼ばれる英語集中プログラムでアカデミック・イングリッシュを学ぶんですよ。聴き、理解し、自らの考えを発信して論文をまとめるなど、学問を深めていくために必要な英語力を修得します。

ついていくのが大変そうですね。

講義自体は一日あたり3、4時間と他大学に比べて少なめですが、大量の課題を出されるので時には徹夜して取り組むこともあります。大学の図書館は365日24時間空いていて常に勉強できる環境が整っています。
在学中の留学が必須なのも国際教養大学の特徴なんですよ。交換留学生として渡航するので基本的には休学扱いにならないので頑張れば4年で卒業可能。ただ、勉強がハードなので毎年ストレートで卒業できる学生は半分くらいというのが現実ですね。
課題や試験勉強に追われる毎日ですが、 自分の意志で進んだ道なので充実はしています。色んなことを学びたいという気持ちのある人、少しでも興味があればとりあえずやってみようと思える積極的な人が多いので刺激的な環境です。

そもそも国際教養大学を志望した理由は？

幅広く様々な分野を学べる点に惹かれたからです。 また、私は将来英語をフルに使った仕事をしたいと考えているため、大学では英語の勉強をたくさんしたいという思いもありました。国際教養大学は秋田市の外れにあり、周りは山や田んぼしかないので、娯楽が少なく嫌でも勉強に集中しなければなりません。しかし、あえて大学の学部時代を自力で頑張って勉強せざるを得ない環境に置くことで自分自身を高めることができるのではないか、同じリベラルアーツを学べる大学でも国際基督教大に行くよりは目標に近づけるのではないか、と考え進学を決意しました。

勉強ばかりじゃない！周りの人を笑顔にする表現活動に夢中

勉強で忙しそうですが、何か息抜きはしていますか？

所属しているダンスサークルとアカペラサークルの活動は息抜きになっていますね。教養大生は勉強ばかりしているイメージを持つ方は多いと思いますが、サークル活動は意外と盛んなんですよ。 特にアカペラサークルでは4つのバンドを掛け持ちしているので、定期的に開催されるライブに備えた練習に大忙しです！

充実していますね！サークル活動をするにあたって原動力は何かありますか？

中学では新体操部、高校時代ではジャズダンス部に所属していたこともあり、元々「何かを表現すること」に喜びを感じるんです。体を動かすのが好きなのもあるんですけれど、勝ち負けがないところがいい。自分の世界観を身体全体使って表現できるのが魅力ですね。

まだ1年生。これからの大学生活への意気込みをどうぞ！

今までを振り返ってみると、「表現すること」が日常生活において欠かせないものになっていると感じます。「将来英語を使って働きたい」と先ほど話しました。「英語を使う仕事」というと通訳や外交官を思い浮かべる人が多いと思います。だからといって私自身がこのような仕事に就きたいとはそんなに考えたことがなくって。むしろ、そういったことをポーンと飛び越えて、もっと違ったレイヤーで仕事をしたいんです。私は誰もが見たことがなく思いついたことのないものを見つけ出し、創っていくことに魅力を感じます。そのための言語習得であり、勉強です。例えば、話せる言語の種類が増えると日本の魅力を海外に伝える際に使う表現の幅が広がります。言語という武器を使い、自分自身のアイディアを最大限に表現できる未来をめざし、日々頑張りたいです。

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