美学生インタビューInterview
ハーフとして生まれ、生活していく中で苦悩はありましたか?
私は母がイタリアとドイツのハーフ・父が純日本人で、幼少期はブラジルで育ちました。
小学生のときに親の仕事の都合で群馬に移り住んだのですが、日本に来たときは日本語も全く喋れずコミュニケーションをとるのが大変だったのを覚えています。最初はカタコトからスタートして、必死で日本語を覚えて2年くらい経ってやっと会話ができるようになりました。でもそうやって日本語を習得しても、ハーフだということでクラスメイトからは偏見を持たれていて…今みたいにハーフタレントが活躍していなかった時期だったので、何こいつって感じで見られていましたね。その頃は自分の存在そのものがコンプレックスでした。でも、中学・高校時代に徐々にハーフタレントが出てき始めて周りの目も変わっていき、私自身も学級委員などを任されるようになって次第に自分に自信を持てるようになっていきました。
将来の夢は?
ファッション関係の商社から総合職で内定をもらっていて、いずれは自分で部署を立ち上げてブラジルのファッション文化などを取り入れた企画をやっていきたいなと思っています。ブラジルのファッション文化というと、ビーチサンダルやジーンズが有名ですね。ブラジルの人はお尻が大きければ大きいほど綺麗という考え方なので、お尻の大きさを強調したジーンズをみんな履くんです。日本にはないそういったブラジルの文化を伝えていきたいですね。
ブラジルというとサンバだったり熱い国というイメージを皆さん持ってると思うんですが、それ以外にも色んな文化や側面があって、それを伝えていきたいなって思います。例えば四季があることとか(笑)寒い季節もちゃんとあるんですよ。ブラジルで生まれた自分だからこそ知っていること・できることがあると思うので、それを働いていく中でそれを見つけていきたいです。
趣味は何ですか?
ガーデニングです。ブラジルに住んでたとき庭が異常に広くて色んなものを育ててたので、今でもマンションのベランダで色々育てています。枯れないサボテンとか観葉植物、料理に使えるようなバジルなども育てています!