美学生インタビューInterview
ミスコンに出場して、夢を口にすることに抵抗がなくなりました
ミス近大コンテストに出場したきっかけを教えてください。
所属しているフットサルサークルの合宿中に、友達から「出てみない?」と勧められ、その場のノリで勝手に応募されちゃったんです(笑)
自分がミスコンに出場するなんて考えてもいなかったのですが、当時はアルバイトをしながら大学に通う平凡な日々だったので、大きく環境を変えてみるのもありかなと思い、面接を受けることにしました。
ファイナリストに選ばれた時はサークルの仲間や友達、家族みんなが祝福してくれて、活動中も一丸となって応援してくれました。
ファイナリストがお披露目されてからミスコン本番までの約2か月間、大変だったことはありますか?
自宅でできるTikTokでのライブ配信は楽しかったのですが、一番苦労したのは写真撮影でした。普段あまり写真を撮る習慣がなかったので、SNSに投稿する写真がなく、撮影のために外出する機会が増えました。勉強と並行して撮影場所を探したり、投稿する写真や文章を考えるのが大変でしたね。
配信が苦手な出場者が多い印象なのですが、配信は楽しめていたんですね。
私は人見知りなので、対面ではなく画面越しに話せるライブ配信の形式が合っていたのかもしれません。
意外だったのは、TikTokのフォロワーが一番増えたことです。配信をすると、固定で80人、多いときは200人ほどが視聴してくれました。視聴者の中には同世代の学生や年下の子たちもいましたね。
投稿頻度も最初は一日1投稿でしたが、途中から朝・昼・晩の一日3投稿に増やしました。
一日に3回も?!
当時は、朝起きて授業に行き、お昼休みに大学内のおしゃれな建物で撮影、夕方はマネージャーの子と天王寺のカフェに行ってまた撮影し、晩ご飯を食べた後に配信をする……みたいな生活でした。
ファイナリストの中にもともとTikTokerとして活動している子がいて、フォロワー数ではその子には負けてしまったのですが、配信ギフトのランキングでは勝つことができました!何万ポイントも差をつけることができたので、自分の中では結構頑張れたなと思っています。
改めてミスコンの活動を振り返って、得られたものはありますか?
以前は目標や夢を口にすることに抵抗がありましたが、その気持ちがなくなりました。
ミスコンに出場した当初は、結果がすべてだと思っていたんです。「グランプリになりたいって言って、叶わんかったら怖いな」という不安もありました。でも、活動を続ける中で「グランプリを獲れなくても、出場するだけですごいよ!」と励ましの言葉をもらい、考えが変わりました。「目標を口にしてもいいんや」「どんな結果になろうと応援してくれる人がおるんや」と気づけたことは大きな収穫でした。
ミスコンが終わったあと、インスタグラムにご自身の夢について書いていましたよね。
私の夢は、会社を立ち上げることです。きっかけは、身内が動物性の油を摂取できない病気になったことでした。そんな人でも安心して食べられる飲食店を開きたいと考えていた時、近大で学生がキャンパス内でラーメン店を起業・経営する取り組みがおこなわれていることを知り、この大学を志望しました。
今は、自分の好きなYouTuberであり、女性起業家でもあるRちゃんの影響で、飲食業よりもファッションやコスメブランドの立ち上げに興味があります。まずは就職して社会経験を積み、30歳頃を目標に起業できたらと考えています。
書道の大会で大阪府知事賞を受賞!
これまでの人生で力を入れて取り組んできたことを教えてください。
4歳から高校まで習っていた書道です。保育園で書道を体験したことがきっかけで教室に通い始め、中学3年の時には「耿友会書道展」というコンクールで金賞(大阪府知事賞)を受賞しました。賞状やトロフィーが家に10個くらいあります!
長く続けていたんですね!継続できた理由は何だと思いますか?
毎年昇級して褒めてもらえるのが楽しかったんです。一人で黙々と作業するのが好きなので、書道は自分の性にも合っていました。教室に何時間もこもって書き直しをしていたので、足がしびれてやばかったのを覚えています(笑)
コンクールで上位入賞するために日頃から努力していたことはありますか?
コンクールの課題文字は、提出締め切りの2〜3週間前に発表されるので、練習できる時間が長くはないんです。なので、日頃から書いてみたい漢字を調べて、筆の置き方を考えながらノートに書いて練習していました。それがすっかり癖になっていましたね。
課題文字はどんなものがありましたか?
4文字のものだと、「人生努力」とか。小学生から大学生まで同じ課題なので、比較的簡単な文字が多いんです。その中で高得点を取るための工夫をこらします。
例えば「人生努力」であれば、「努(ど)」の下側の「力」と、「力(りょく)」の書き方を変えます。同じように書いたら点数が低くなってしまうんです。形やハネ方に違いをつけることを心がけました。
それと、意外にこだわったのが自分の名前です。課題文字の隙間に書かないといけないのでバランスが難しいんですよね。
金賞を受賞した時はどのような心境でしたか?
私はあまり実感が湧かなかったのですが、先生がすごく興奮していたのを覚えています。大阪府知事から賞状を頂いたのがうちの教室では初めてだったみたいです。
受賞作品は大阪の天王寺公園の展示会で飾ってもらえて、とても嬉しかったです。
書道を通してどのようなことが身についたと思いますか?
綺麗な字を書くことはもちろんですが、心を落ち着かせることも学んだ気がします。無意識のうちに、自分の心を落ち着かせて休める時間を作れるようになりました。
それに、人から見られることを意識できるようになりました。細かい部分まで気を配れるようになったのは書道のおかげかなと思います。