美学生インタビューInterview
バンドにアイドル、好きなものをとことん愛す!
卒業まであと半年ですが、大学生活はどうでしたか?
興味のあることすべてに挑戦した4年間でした!塾のアルバイト、映像制作のインターン、家庭教師、アナウンススクール、子どもと遊ぶボランティアなどを経験し、稼いだお金で大好きなバンドやアイドルのライブ遠征をたくさんしました。
とにかく挑戦した4年間だったんですね。色々なことに取り組む中で、大切にしていることはありますか?
自分の好きなことに真っ直ぐ向き合うことです。私は小学生から高校生を対象とする学習塾でアルバイトをしているのですが、生徒にとって憧れの存在となれるようにという思いもあり、このことを意識しています。
もう少し詳しく教えてください。
私自身が大学受験のために通っていた塾で知った「自分の好きなことが学びに繋がる」ということを、後輩の受験生にも伝えていきたいと思っているんです。
なので、私がいくらアルバイトを頑張りたいからといってずっと教室に篭って仕事に打ち込んでいたら面白くないし、自分自身が体現していないと説得力がないと思います。まずは私が好きなものをとことん愛し、それを学びに繋げることで、生徒にも「好きを伸ばそう」と自信を持って伝えられると思うんです。
具体的には、アルバイトで稼いだお金で趣味のライブに行き、それを所属する新聞学科のメディアの勉強に繋げています。
では改めて、堀内さんの好きなことを教えてください!
根っからのオタク気質で、小学生の頃からお笑いのほか、アイドルやバンドが大好きです。幼い頃から母親がアート教育を大事にしていて、さまざまなミュージカルや音楽などのカルチャーに触れさせてくれたのがきっかけかもしれません。
ちなみに、アイドルは超ときめき♡宣伝部、バンドはマカロニえんぴつなどのフェスに出るようなバンドから、Chevon、DannieMayいうインディーズバンドも好きで、特に言葉の表現が豊富なアーティストに惹かれます。
冒頭でライブ遠征について話していましたね。
去年は日本では仙台〜香川県まで、さらにインドネシアも含めて11カ所、計70公演に参加しました!
ライブの魅力は、アーティストとファン全員がポジティブな感情を共有し、相互のコミュニケーションによる一体感が楽しめるところだと思っています。演出する側も見る側も一方的ではなく、どちらもお互いにとって大事な存在なんですよね。
教育も生徒と先生のどちらもいるからこそ成り立つものなので、ライブと関係性が似ているなと感じます。実は卒論も、アイドルのコールアンドレスポンスの仕組みを教育現場に応用できないかという私らしいテーマで書いているところです!
保護者にも目を向けた新たな教育への動きを開始
将来的にやりたいことはありますか?
保護者のサポートもできる幼児教育をしたいと考えています。というのも、現在の塾などで100人以上の保護者の方と関わる中で、「子どもが小さい時にもう少しこうしていればよかった」と、子ども以上に保護者が悩んでいることを実感したからです。
さまざまな子どもやその保護者と関わった堀内さんならではの気づきですね。それぞれにどのようなことをしたいと考えていますか?
具体的なプランはまだ決まっていないのですが、子どもに対しては一番柔軟な未就学の時期に伝える力や聴く力、物事を伝える力などの非認知能力を育み、社会性を高められるようなサポートをしていきたいです。そして、保護者には教育に関する悩みを共有し、解決のサポートを提供したいと考えています。
考えている施策において、大切にしたいことはありますか?
考えが偏らないようにすることです。保護者の方は子どもの好きなことを伸ばしてあげたいと思う反面、勉強習慣がなかったりテストができなかったりすると、どちらかを諦めるべきだという極端な考えに陥る可能性があると思うんです。子どもの「好き」を信じて伸ばしてあげてほしいですし、一緒にその環境を作っていけるようにサポートをしていきたいです。
内定先の会社で保育施設や学校の現場に足を運ぶ機会や、国や自治体と子育て支援や教育について共有する機会があります。まずは勉強をして知識をつけていきたいです。
堀内さんは好きなことややりたいことが明確ですね。どうしたらそのようになれるのでしょうか?
その時のワクワク感に身を任せることを大切にしています。我慢するくらいならやってみようというスタンスで、とにかく行ける限り行くし、やれる限り何でもやるようにしています。合わなかったら合わないでいいやとすぐ切り替えることも心がけていますね。
ちなみに去年は、ニューヨークやパリにも一人で行きました。現地では友人もできて一緒に観光もしたんです!
最後に、今後への意気込みを聞かせてください。
枠に捉われずに、自分の「好き」を信じて突き進んでいきたいです。
私はQuizKnockの伊沢拓司さんが好きなのですが、伊沢さんもクイズ好きが誰かに知識を届けることに繋がると考え、クイズに関することを仕事にしていますよね。私は東大王にはなれませんが、伊沢さんのように好きなものを信じて学びに繋げていきたいです!