美学生インタビューInterview
飾らず、自分の好きなものを発信するミスコン活動
ミス慶應コンテスト2023に出場した理由を教えてください。
大きく2つあります。一つは、以前出場したミスコンでの悔しさを晴らすためです。昨年ミス・ユニバーシティ2022に栃木県代表として出場していたのですが、グランプリを獲れず心残りがあったんです。だから、ミス慶應っていうチャンスを逃したくないと思いました。
もう一つの理由は、将来の選択肢の幅を広げたいと思ったからです。今はアナウンサーやモデル、インフルエンサーのような人前に立つ仕事に興味があるんですが、一般企業への就職も視野に入れていてまだ具体的には決めかねているので、ミス慶應として表舞台で活動してみて発信することや人前に立つことが自分に合っているのか、本当に好きなのか確かめたいと思いました。
ミス・ユニバーシティ2022の経験はミス慶應の活動に活きていますか?
それが、同じ「ミスコン」というくくりでも全く別物なんです。ミス・ユニバーシティは本番当日のウォーキングやスピーチ、面接での質疑応答が重視される一方で、ミス慶應はSNSでの発信が中心じゃないですか。同じようで全く違うミスコンなので直接的なメリットがあったわけではないですね。
全然違うんですね!では、これまでのミス慶應の活動で印象的だった出来事はありますか?
慶應生との関わりが増えたことがすごく嬉しかったです。それこそSNSの発信がメインなので、慶應の1年生の子から「この前、学校で見かけました!」ってDMをもらったり、「前、同じ授業を受けていた慶應生なんですけど……」と連絡をくれる人もいたり!友達の範囲を超えて男女・学年問わず色々な慶應生に知ってもらえたり話しかけてもらえるのは本当に嬉しいです。
ミスコン活動を通して自分自身に変化はありましたか?
私はアニメが好きなんですけど、アニメオタクって偏見を持たれがちというか……言わないほうがいいのかなと思っていた時期もあったんです。でも、ミスコンに出場したからには何かキャラ付け的なことができればいいなと思って、SNSでもアニメ好きを公言するようになったんですよ。初めは少し勇気がいったのですが、もう投稿するネタもなくなってきていたので「載せちゃえ!」と思って(笑)
いざ投稿してみると「アニメ見るなんて意外!おすすめ教えて〜」というように興味を持ってコメントくださる方が多くて驚きましたね。飾らず、自分の好きなものを発信していいんだなと思うようになりました!
ファンの方とのコミュニケーションの幅が広がったんですね。
自分の好きなものを発信するということでいうと、私、二郎系ラーメンが大好きで……(笑)ミスコンのイメージ的にこんながっつりラーメンの投稿したら印象良くないかもな、と思いつつも同じ趣味の方もいるかもしれないと思ってストーリーズに投稿してみたんです。そうしたらいいねが大量に来て!意外と何でも載せて良いんだ、受け止めてもらえるんだと改めて実感しました。
素の自分を表現できるようになったんですね。フィナーレに向けて準備していることはありますか?
せっかく綺麗なドレスを着る機会なので綺麗な自分でいたいなと思っているので、体型についてもちゃんと整えて臨みたいなと思っています。
何より応援してくださる方に感謝の気持ちを伝えたいですね。ミス慶應って他の大学ミスコンよりも比較的期間が長いので、ずっと投票し続けるのもなかなか大変なことだと思うんです。DMで何十日連続で投票したよと連絡してくださる方もいますし、友達や家族も投票してくれているので、皆さんからの応援に応えられるように感謝の気持ちを届けたいです。
将来の夢はアットホームなワインショップ経営!
アニメが趣味とのことですが、ワインもかなりお好きだと伺いました。
実は私、高校3年間をシンガポールで過ごしていたんです。今21歳なのですが、シンガポールは法律上18歳からお酒が飲めるので、日本の同い年の子よりもワインデビューが早かったんです。父が毎日飲むので、少しずつもらっているうちに私も大好きになりました!
ワインは他のお酒に比べて体に良いとされていますし、産地によって味や香りが全く違うので飲み比べをする面白さがあるのも魅力だと思います。来年にはワインスクールに通いたいなって思ってるくらい好きなんです(笑)
40歳でも50歳でもそれより先でも良いから、人生のゴールにワインショップを経営したいと思っています!
素敵な夢ですね!ワイン好きに止まらず、どうしてワインショップを経営したいと思ったんですか?
日本に比べてシンガポールにはワインショップがたくさんあって、お店に置いてあるワインの種類もすごく多いんです。それに、学生も社会人もお酒好きな人が多いなという印象です。日本でもワインは人気ですが、どちらかといえば居酒屋が多かったり、海外のお酒との接点はシンガポールに比べたらまだまだ少ないなと感じます。
それと、同い年の友達はまだまだワインに苦手意識を持っている子もたくさんいて。すごくチャンスだなと思ったんです。私は日本とイタリアのハーフなこともあり家族にワインを飲む習慣が昔から根付いているし、大学生のうちは時間もたっぷりあるので今のうちから勉強して、もっとワインの魅力を広めたいなと思った結果、「ワインショップ経営」という夢ができました。
ワインショップオープンのタイミングを“人生のゴール”の時期にしたいのには理由があるんですか?
大学卒業後すぐにワインショップを開く道に進むのも良いと思うし、絶対に上手くいく自信があるんです!でも、それはそれで人生もったいないとも思うんですよね。それに、先ほどお話ししたようにアナウンサーやモデルなど、他にも興味のある職業がたくさんあります。人生の中で色々な経験を積みたいので、卒業後の進路としてではなく、社会人としての経験を活かしつつ何歳でも良いから人生の最終目的地としてワインショップを経営したいと考えています。
オープンしたら必ず上手くいくと確信しているくらい、確固たる夢なんですね。
私はすごく飽き性なのですが、ワインだけは全く熱が冷めないんです。それ以外のことは始めてすぐにもういいやって思ってしまったりするのですが、ワイン愛やワインショップを開くっていう夢は19歳くらいから揺らがなくて。飽き性な自分でもこんなに熱中できることがあるんだってすごく新鮮な気持ちになりましたし、“好き”を活かすって働く上ですごく強みになると思うんです。
それに、ワインショップの夢のことは結構色々な人に話しているんです。上手くいく自信はあっても必ず叶うとは限らない夢をこんなにも人に打ち明けられるってことは、それくらい自分の意思が固まっているんだと再認識しました。言ったもん勝ちみたいなところありますしね(笑)色々な人に夢を話すことで、どこかで縁が生まれることもあるんじゃないかなと思います。
こんなワインショップにしたいというイメージはありますか?
ワインの良さを広めたいのと、何より人とお話しすることが大好きなので、こぢんまりとしたあったかい雰囲気のワインショップが良いですね。ワインを買って帰るだけでなくて店内にワインバーのカウンターがあってワインを通して色々な人と交流できるアットホームな空気感のワインショップにできたら素敵だなって思います!