美学生インタビューInterview
アイドルとしてメジャーデビュー!学業との両立に苦労した小学生時代
杉山さんは幼い頃から芸能活動に取り組んできたそうですね。
小学生の時に1年ほどアイドル活動をしていました。学業を優先したくて中学に上がる前に辞めたんですけど、その後も芸能の道を諦めきれず、中学2年から今の事務所(サンミュージック)に所属して女優を目指して活動を続けています。
アイドルをやっていたことがあるんですね!
amorecarina(アモレカリーナ)という、小中学生で構成されるガールズユニットのメンバーでした。ファッション雑誌で募集を見つけて、自分からやってみたいと思って応募を決めたんです。
短い期間ではあったんですけど、 1期生として渋谷公会堂や横浜アリーナでのイベント出演や、CDデビューなどたくさんの貴重な経験をさせてもらいました。
CDデビューまで?!すごいですね!
でも、ものすごくハードでした。というのもこのユニット、活動拠点は東京なんですが、メンバーは日本全国から集められていたんです。私自身、当時は静岡在住だったので、毎週末親に車で東京まで送り迎えしてもらい、レッスンや定期公演に参加していました。
なかなか一緒に集まって歌やダンスの練習をする時間が取れず、送られてきた動画を各自が見て覚えてきて合わせるという感じでしたね。
学校に通いながら両立していたということですよね?
あくまで学業優先でした。勉強する時間がないので、ライブのリハーサルの前に控室で勉強していたのを覚えています。
でも、まだ小学生なので上手く両立できないんですよね。2つやらなきゃいけないことがあっても、どうしても片方に偏ってしまう。なんとか成績をキープできるように頑張ってはいたんですけど、精神的にはギリギリの状態でした。
それでアイドルを辞めたんですよね。
学業に集中したいと思ってユニットを卒業することに決めました。勉強面であとあと困ることがないようにしたかったんです。ちゃんといい学校に進学して、且つ自分のやりたいこともやる、それが自分の理想でした。
『アクトレスインキュベーション』で演技に目覚める
小学生なのにしっかりしていますね!その後、また芸能活動を再開したんですよね?
芸能をやりたいという気持ちが再燃して、中学2年の時に今の事務所に入りました。
入ってすぐの頃に、『AI(アクトレスインキュベーション)』という女優の卵を養成するニコニコ生放送の番組企画に参加することになって、そこで初めて演技に触れ、女優になりたいという気持ちが芽生えました。
どんな番組なんですか?
参加メンバー(女優志望の女子中高生)が2つのグループに分けられ、同じシナリオをカメラの前で演じ、出来上がったショートムービーに対して視聴者が投票をおこない勝利チームを決めます。
シナリオはプロの脚本家さんが書いたもので、台本を渡されて次の週までに覚えてきて演じなくてはいけません。配役も予め決められていて、老若男女さまざまな役が与えられました。
面白そうな企画ですね!
同じ役を演じた2人のどっちが良かったかを決める投票もあったんですけど、私の記憶が正しければ一度も勝ったことがなかったと思います(笑)周りの子たちが本当に上手くて刺激をもらってばかりでしたね。他の子の演技を見ては自分に足りないものを吸収していました。
演技をする上で特に苦労したことはありますか?
間の取り方が難しかったです。先の展開を知ってるからこそ相手のセリフを待ってしまうこともあって、自然な掛け合いにならないのが課題でした。家族に手伝ってもらったり、自分で相手役のセリフを録音したりして掛け合いの練習をしたのを覚えています。
あと、今振り返ってみて当時の自分に足りなかったなと思うのは、自信と度胸ですね。自信の無さって見てる人に伝わるじゃないですか。これまで色々なオーディションを受けてきたんですけど、最終で駄目だったときとかは自信が足りてなかったんだなと思います。最近は、“私は自信を持ってる”って自分に思い込ませるようにしています!
これまでの芸能活動で印象に残っている作品はありますか?
高校生の時にマクドナルドのCMに出演したのが思い出に残っています。軽音をやっている4人組の女子高生の役で、映った秒数でいうと計2秒ほどなんですが私にとっては忘れられない作品です。
\ #こんな時間がゴチソーだ /
学生のみなさん!! #500円バリューセット 夏篇のCMはもう見ていただけましたか?
腹が減るたびに、思い出が増えていく✨
暑い夏も、もうすぐ終わる😅でも、まだまだ青春は終わらない👊
そんな時こそ、 #エグチ #チキチー #マクポ と一緒に青春の思い出を🍔🍟🥤 pic.twitter.com/UOhJZ7IKSE— マクドナルド (@McDonaldsJapan) August 23, 2019
どれが杉山さんですか?
0:00〜0:01の一番右、0:07〜0:08の左から2番目が私です!
本当に短いシーンなんですけど何度も撮り直しました。特に最初の坂を駆け下りるシーンは、4人の配置や走り出すタイミングなどを変えて20パターンくらい撮影しましたね。セリフは一切ありませんでしたが、表情だけで女子高生のリアルな青春を表現することができたと思います!
京都で出来ることを頑張る
同志社大学に進学したのは何故ですか?
神社仏閣が好きで年に1回は旅行に行くくらい京都という街に憧れがあって、人生で一度は住んでみたいと思っていたんです。いい大学に入ってキャンパスライフを送ることが芸能活動のプラスにもなると考えていたので大学受験も頑張りました。
今は大学に通いながら芸能のお仕事をやっているということですか?
事務所が東京なので、京都に来てからはあまり仕事の機会がないんです。4回生になったら授業の数も減るので、静岡に帰るかもしれません。
京都にいることが理由でチャンスが巡ってこないというのはなんだかもったいないですね……。
今の自分に出来ることは何だろう?と考えて、最近はSNSに力を入れています。より多くの人に自分のことを知ってもらえたら嬉しいです。サロンモデルとか大学のミスコンにも興味があるので機会があればチャレンジしたいですね!(※取材は6月。その後、ミスキャンパス同志社ファイナリストに選出されました!)
現在3回生。将来についてはどのように考えていますか?
女優を目指したいという気持ちが強いです。年齢的なこともあるし一般就職も考えなきゃいけないかなとは思っているんですけど、昔からの夢なのでやっぱり諦められません。とにかく今は自分の名前を売るために、大きなオーディションに受かることを目標に頑張りたいです。
最後に、今後への意気込みをどうぞ!
将来は橋本環奈さんのように可愛い役からコミカルな役まで幅広くこなせるような女優になりたいです。好き嫌いせずに、与えられた仕事には全力で応えていきたいですね。
アイドル時代からずっと応援してくださっている方もいるので、自分が活躍することでファンの皆さんに恩返しできればなと思っています。