美学生インタビューInterview
先生に褒められたくて 32回転のグラン・フェッテ
趣味はありますか?
クラシックバレエです!4歳から高校卒業まで教室に通って習っていました。発表会が2年に1回あって、それに向けて練習していましたね。
15年近く続けてるのはすごいですね!
小学生の時はすごく下手で辞めたいなと思ってたんですけど、先生に「頑張ったら頑張った分だけ上手くなるよ。」って言われたんです。その先生のことが好きだったので上手くなって褒められたい一心で続けていました。
発表会前は一日5〜6時間、日曜は朝から晩まで毎日練習があって、0時を超えることもあったんですよ。
最初はメンタルが弱くて、踊りの序盤で失敗したらそこからグダグダになってしまうことが多くて、先生に「そんなんでいいん?!失敗しても挽回すればいいでしょ!」って叱られて、それで泣いたら「泣く暇があったら練習したら?!」ってまた怒られて……。
普段はすごくフレンドリーな先生なんですけど、レッスンになると厳しくて全然褒めてくれなくて。どうしたら褒めてくれるんやろう?ってずっと考えながら練習に励んでいました。
その結果、高校2年の最後の発表会で良い役をいただけて、先生の隣で踊らせてもらえることになったんです!
努力が実ったんですね!
でも、その舞台の練習が今までで一番きつかったです。
『海賊』という演目を踊ることになったんですが、グラン・フェッテ(回転をしながら足を曲げ伸ばしする動き)を32回転する見せ場のシーンがあって、それはバレエをやってる人でも出来る人の少ない難易度の高いテクニックなんです。しかも、表情はずっと崩さず笑ってなきゃいけない。
練習中は途中で失敗することも多くて、あれは本当に自分との戦いでしたね。
本番は上手くいきましたか?
これ以上ないくらい緊張して鳥肌がすごかったのを覚えています。でも、それは踊りだす前までで、踊り始めたらめっちゃ楽しいんです!
32回転のシーンでは回ってるあいだずっと客席から手拍子があって、「ああ、これは絶対に途中で失敗できないな(笑)」って。そして、無事に成功させることができました!!
良かったですね!先生はどんな反応でしたか?
「踊りも良かったし、いっぱい練習に取り組む努力家な姿が素敵だったよ。」って、やっと褒めてもらえました!今までバレエ続けてきて本当に良かったなって心から思えた最高の舞台でした!
憧れのCAを目指して愛媛から大阪へ
関西外国語大学に進学した理由を教えてください。
将来、キャビンアテンダント(以下、CA)になりたいなと考えていて、そのために愛媛からこの大学に進学しました。関西外国語大学がCAの輩出が一番多いと聞いていたので、夢に近づくためにベストな環境じゃないかと思ったのが理由です。
CAになりたいと思ったのはいつから?
小学校高学年の頃ですね。県が主催している「お仕事フェスタ」っていう小中学生向けのイベントに参加したんです。そこでは色々なお仕事が紹介されていて、気になるブースに行って実際にそのお仕事をしている方にお話を聞くことができました。
当時は特に将来の夢とかもなくて、何か見つかればなぁと思って参加したんですけど、ふと立ち寄ったCAのブースでお話されていた方がすごく綺麗な方で!その華やかな姿に漠然と憧れを抱きました。それからCAという職業を意識するようになりましたね。
年に4、5回は国内外への旅行で飛行機を利用するので、乗ったときはCAのことをよく観察しています。将来は国際線のCAになりたいと今は考えています。
英語は得意なんですか?
昔から得意科目です!大学では英語と中国語を学んでいます。2年次には春学期と秋学期それぞれ3ヶ月全員参加必須の留学プログラムがあって、英語圏の国と中国に行くことになっています。英語と中国語、両方話せるCAになるのが目標です!
コツコツ頑張れるところが私の取り柄だと思うので、しっかり勉強して夢を叶えたいと思います!そして、乗客の皆さんに憧れられる、子どもたちに「自分もCAになりたい」って思ってもらえるようなCAになりたいです!
入学して数か月経ちましたが、大学生活はどうですか?
最初は不安だったけど、今は仲の良い友達もできてめっちゃ楽しいです!でも、愛媛出身なので喋っていると伊予弁が出ます。最初は「この喋り方で通じるのかな?」と思って語尾を濁したりしてたんですけど、もういいやと思って今は伊予弁を貫いてます(笑)
一人暮らしもだいぶ慣れてきて、最近やっと毎日自炊するようになりました。部屋が広くて寂しいので、よく友達を呼んで騒いでます(笑)