美学生インタビューInterview
面接はボロボロだった!? 第47期サンテレビガール
第47期サンテレビガールズ(兵庫のテレビ局「サンテレビ」でアシスタント等を務める5人組のユニット)として2016年4月から2017年3月まで活動したそうですね。応募のきっかけは?
「あんたもやればいいやん」と言う母の強い勧めに押されてダメ元で応募したら通ったという感じです(笑)サンテレビガールズは先輩がやっていたので存在自体は知っていたんですが、まさか自分がやることになるとは思っていませんでした。
選ばれるまでにはどのような選考があったんですか?
書類選考とグループ面接、カメラテストがありました。でも、私、面接ではかなりやらかしてしまったんですよ!「今日は何(交通手段)で来たんですか?」という審査員の質問に対して、「電車でガタンゴトンって来ました!」と子どもみたいな回答をしてしまったり(笑)
あと、面接の最後に応募者が一人ずつ意気込みを語っていく場面があったんですが、私の一つ前の人が手話を交えてこんなことをやりたいですと自己PRしていて、その姿に感動しちゃって。自分の番になって「凄すぎます!私このあとに喋るなんて無理ですよー!」って審査員に言ってしまったり(笑)
カメラテストの時も事前に喋る内容を聞かされていたのに「すみません、何て言うんでしたっけ?」とセリフを忘れてしまって……ほんと、今思えばなんで受かったんだろう?と思います。でも、「そういうところが良かったんじゃない?」って後でスタッフさんに言ってもらいました。
なにわともあれサンテレビガールズに選ばれた近藤さん。これまでどのような活動をしてきたか教えてください。
番組のアシスタントを務めたり、番組の最後のコーナーで商品紹介をしたり、その他にもCMの撮影やサンテレビ主催のイベントのお手伝いなど様々な経験をさせていただきました。商品紹介のコーナーでは、私は商品の扱いを実演する担当と感想を言う担当を務めました。きちんと商品の良さをアピールするためには自分の思っていることを話すだけでは駄目だと考え、事前にネットなどで紹介する商品の口コミを見てそれを参考にコメントするようにしていましたね。
3月末で任期が終わりましたが、この一年間で成長や得られたものはありましたか?
成長はしたと思います。あがり症なので最初はカメラを向けられるとテンパってしまうこともありましたが、最終的には落ち着いてカメラもきちんと見て喋れるようになりました。あのボロボロな面接から考えると大きな成長じゃないかなと思います。得られたものでいうと、番組の企画や広報の仕事に興味を持つことができたことは良かったですね!
サンテレビガールズの活動を通して「裏で頑張っている人ってすごい」ということに気付かされたんです。短いコーナーであっても何度もリハーサルをするし、商品の見せ方や撮り方にこだわりを持って取り組んでいる裏方さんがいます。
また、番組作りだけでなく、番組や局自体の広報のためにTwitterやブログの企画・運用をしているクロスメディア部という部署の存在も知りました。たくさんの人が関わって番組が成り立っているということを肌で感じることができたという点で、本当に貴重な経験をさせていただいたと思います。
どんなことでも社会に繋げられることが面白い
神戸女学院大学の文学部総合文化学科に進学した理由を教えてください。
神戸女学院大学を選んだのは、通っていた塾の塾長に「あなたは神戸女学院っぽい顔よ」と言われたことがきっかけです(笑)中学・高校が女子校だったので共学にも憧れたんですが、実際にオープンキャンパスに足を運んで雰囲気が良いなと感じ、女学院を目指して指定校推薦で頑張りました。
学科は英文学科と総合文化学科の二択で迷いましたが、少人数クラスで学べることやゼミが1回生からあることなどが決め手になり総合文化学科を選びました。
1回生からゼミがあるんですね!
そうなんです。1〜2回生の間に4つのゼミを体験し、3回生からは自分が興味のあるゼミに入るという形式です。私は社会学・地域社会学・日本近現代史・法学のゼミで基礎を習得した後、今は社会学のゼミで学んでいます。
ゼミの先生が言っていた「音楽が社会を作っている」という話などは印象に残っていますね。例えば、街の服屋さんでは店内に流す音楽によって服の購入率が変わったりするそうです。どんなことでも社会に繋げられるところが社会学の面白いところかなと思います。