美学生インタビューInterview
医学部に進学、国家試験を控えて焦る気持ち
医学部に進学したのは何故ですか?
父が医師だったため、自然と医学部を志すようになりました。父に影響されて同じ道を辿ることに疑問を感じて他の職業を模索した時期もありましたが、病院での父の仕事ぶりを見て人を救う職業に就きたいという思いが強くなり、医学部を受験しました。
「大分大学」の医学部を選んだのはどうしてですか?
家族と会えなくなってしまうのは絶対嫌だったので九州内の大学が良かったということが一つの理由。あと、私には妹が二人いて、内一人は医学部を目指していたので、私は浪人せず現役で国立の大学に入らなければ…という思いがありました。
あとは成績と相談して(笑)大分大学を受験することになりました。
今、6年生ですが勉強の方はいかがですか?
現在、国家試験の勉強を始めていますが、量が膨大過ぎて何をしたらいいのか分からず焦りを感じています。周りの同級生達も皆、一日何時間も勉強しているので、勉強の大変さは感じていません。ただ、国家試験までに勉強が間に合うのかなという焦りだけが募ります(笑)
自分達の作った音楽をお客さんと一緒に楽しむ幸せ
大学生活で力を入れて取り組んできたことはありますか?
6年間、軽音楽部に所属して、歌ったりギターを弾いたりという活動をしていました。一年半前、先輩方が自分で作詞作曲してオリジナルのバンド活動を行っていたのを見て憧れて、私もオリジナルバンドをスタートさせました。
街のライブハウスにお客さんを呼んで、お金を払ってチケットを買っていただいてライブをすることは緊張感や責任も大きかったですが、それ以上に来てくれるお客さんと自分達の作った音楽を一緒に楽しむことがとても幸せでした。
バンドメンバーには私も含め6年生が三人いて、国試の勉強のために5月に解散ライブを行いました。同級生や後輩、ライブで知り合ったお客さんがたくさん来て声をかけてくださり、本当に嬉しかったです。
バンドの活動時期が病院実習の時期と被っていて、外科の実習の時などは体力的にきつく、バンドメンバーにはたくさん負担をかけてしまいました。今まで一緒にやってきてくれたメンバーに、感謝を伝えたいです。
作家を目指していたこともあった程の読書好き
趣味はありますか?
本好きな母の影響で、昔から読書が好きです。小学生の頃、晴れた日もいつも図書室にいたので友達からは「ネクラ」と言われてました(笑)一時期、作家を目指していたこともあった程です。
中学高校に入学してからも図書室通いは変わらず、自分の好きな文章や言葉を見つけてはノートにメモする癖もつきました。何を読んだか、どこに感動したかが一目瞭然で、本が好きな方にはおすすめします。
好きな作家さんはいますか?
山田詠美さん、江國香織さん、吉本ばななさん、唯川恵さんなど女性作家さんを好きになることが多いです。
素敵だなぁと感じた本はたくさんあるんですが、名作と言えば山田詠美さんの『ぼくは勉強ができない』ですかね。母が自分用に実家に買ってあるのを借りて読んだのですが、主人公の考え方や言葉のチョイスが大好きです。
その本の中で好きな一節です。『香水よりも石鹸の香りが好きな男が多いから、そういう香りを漂わせようと目論む女より、自分好みの強い香水の香りを付けている女の人の方が好きなんだ』
詳しくは是非手にとって読んでみてください!(笑)