美学生インタビューInterview
経験ゼロからアイドルに!
「KINDAI GIRLS」というユニットに所属しているそうですが、どのような活動をしているんですか?
「KINDAI GIRLS」は近畿大学の在校生で構成されているユニットで、メインの活動は入学式でのパフォーマンスライブです。毎年1月から4月までダンスと歌の練習に励み、今年のライブには28人のメンバーが出演しました。このライブはもともと新入生の新生活を応援するために企画されたんですが、入学式とは思えないほど華やかでエンターテイメント性の高いものとなっています。近大出身のつんく♂さんがプロデュースをしていたり、木下菜津子先生(モーニング娘。の振付師)がレッスンしに来てくれたりと、普通では経験できないことが沢山あって、自分の大きな成長に繋がっていると感じます。
「KINDAI GIRLS」に応募しようと思ったきっかけは?
ちょうど私が入学する時がKINDAI GIRLSの初のお披露目だったんですが、そこでパフォーマンスを見て、私の中にあった静かな入学式というイメージが大きく崩れました。本当に驚きましたし、「これから楽しい大学生活が始まりそう!」と強く思いました。その後、11月頃にメンバーの募集があり、友人の後押しもあって応募することにしました。ダンスも歌も全くの未経験でしたし、周りには芸能界を目指している人やダンス経験者などもいたので、最初は不安で堪りませんでした。なので、少しでも追いつこうとアドバイスを貰ったり、猛練習をしたりしました。春休みの間は、バイト以外の平日は毎日10時から15時まで自主練をしていましたね。そのおかげでなんとか無事にパフォーマンスをやり切ることができ、私でもやればできるんだ!という自信がついた上、人前に立つ楽しみも知れたので挑戦して本当に良かったです。
ちなみに、今年の4月2日にKINDAI GIRLSのオリジナル曲『青春×青春』が公開されました!iTunesなどでダウンロードできるので、良かったら聴いてみてください。
夢は鮫とハイタッチ!
近畿大学の農学部水産学科に進学した理由はありますか?
ズバリ、海が好きだからです!…といっても、直前まですごく悩んでいました。何にでも興味を持ってしまう一方で、特に強いこだわりを持っていなかったので、医学部や工学部、食品系の学部など色々と迷いました。最終的に、海の何とも言えない落ち着いた魅力に惹かれて、ここを選びました。一番好きな魚は鮫で、特にホオジロザメが好きです。本当に謎の多い生物なので、これからの学生生活では鮫の生態の研究を進めていきたいと思っています。いつか鮫とハイタッチするのが夢です!
本当に海や魚が好きなんですね!
はい。サークルも、水産実理研究会というところに所属しています。釣りをしたり、鹿児島や沖縄、和歌山の海へ行って潜ったりしています。一応、潜水士免許と小型船舶免許を取得しているので、いずれは船を出して活動してみたいと思っています。また、サークルでは年に3回、部員が各地から採取してきた魚の展示会を行います。淡魚展、海魚展、水研展の3つで、特に海魚展が人気です。50種類前後の海の魚が見られるということもあり、来場者は二日間で約1000人にのぼります。準備は大変ですが、毎回気合いが入りますね(笑)
食を通じて日本と海外との架け橋に
将来の夢や、今後の目標はありますか?
将来は日本と海外を繋ぐ仕事がしたいです。魚も外国も好きなので、海外の魚を仕入れたり、日本の魚料理を海外に発信したりすることに興味あります。「食を通して、日本と外国の距離をもっと縮められたい」というのが自分の中のテーマです。また、個人的なことですが、いつか世界中の海を回って海の写真集を作ってみたいとも思っています!
外国が好きとのことですが、過去に海外へ行ったことはありますか?
あります。高校生の時からずっと留学に行きたいと思っていて、高校2年のときにそれを母親に伝えたところ、「留学じゃなくて、いっそ一人旅をして来たら?」と言われました。それで、高校2年の春休みに二週間ほどパリやベルギー、オランダへ行きました。美術館やスイーツを巡ったり、ドライブしたり、現地に住んでいる伯母の友人の家にお邪魔したりと、本当に楽しかったです。英語でコミュニケーションを取るのも、日本にはない町並みを歩き回れるのも、とても新鮮でした!その他には、高2の夏休みに「おおさかグローバル塾」という企画で、イギリス留学に行かせてもらいました。これは大阪府の取り組みで、グローバル社会を作るという趣旨の下、選抜された高校生が安い費用で短期留学できるというものです。選考や渡航準備などが大変だったんですが、とても良い経験になりました。
楽しかったのは、やはり現地での経験です。二週間の滞在で、現地の大学を5つほど巡りレポート提出やプレゼンを行ったんですが、日本の文化の一つを伝える為にAKB48のダンスを披露しました。率先して振付を勉強して、みんなで猛練習したのがとても印象に残っています。ダンスや歌に興味を持ったのはその時からかもしれませんね。