父と母から受け継いだ、二つの夢
何故、九州産業大学のデザイン学科に進学しようと思ったんですか？
元々は大学ではなくて宝塚音楽学校への入学を目指していたんですよ。お母さんが宝塚歌劇団のファンだった影響で、バレエ・ピアノ・声楽を習って入学試験を受けていました。でも、残念ながら試験に落ちてしまい大学へ進学することになって…将来どうしようかなぁって考えたときに“デザイナーになりたい”って思ったんです。
どうしてデザイナーなりたいと？
実は私のお父さんが画家（兼美術の先生）で、私も小さい頃から絵を習っていました。お母さんが望んでいた「宝塚」という夢を諦めることになってしまったから、今度はお父さんの方の夢を追いかけようかなって思って。そこで、福岡で一番名の知れているデザインが学べる大学、九州産業大学への進学を決めました。
今、大学ではどんなことを学んでいますか？
プロダクトデザインを専攻して、物のデザインについて学んでいます。昔から手芸が好きで、趣味でミサンガやマスコットの図柄を自分で考えて作ったりしていたので、グラフィックではなくプロダクトのデザインを学んでいきたいと思いました。
プロダクトデザインの授業って具体的にどういったことをするんですか？
座学は少なくて実習が多いです。例えばこの前は「未来の情報端末機器を作る」というテーマで製品を企画してプレゼンするといった課題がありました。自分で製品のコンセプトや機能、デザインを考えて、仮で形を作ってみんなの前で発表しました。
大学卒業後はデザイナーとして活動したいんですか？
将来の夢は…二つあります。デザイナーと、もう一つはモデル。宝塚は諦めてしまったけれど、芸能をやりたいって気持ちはまだ冷めていなくて。今は大学ではデザインの勉強、学外ではモデル活動に力を入れています。お父さんとお母さん、二人の想いを受け継いで両方の夢を叶えていきたいですね。
まずは福岡で成功したい
学外でモデル活動をしているとのことですが、モデル活動はいつ頃から始めたんですか？
高校1年生のときにモデル事務所にスカウトされて所属することになって、大学に入るまでは主にCMモデルとして活動していました。でも、その事務所の束縛が厳しくて…髪は染めちゃいけないとか、SNSはやってはいけないとか（笑）それで嫌になって「自由になりたい！！」って思って事務所を辞めてしまったんです。それからしばらくはモデル活動を休止していました。今はまたモデルをやりたい！ってモチベーションが高まってきて、別の事務所に所属して活動しています。
モチベーションが再び高まってきたのは何故ですか？
2014年の秋に九州産業大学のミスコンに出場したことがきっかけでした。特に賞をいただくといったことはなかったんですが、周りの人たちに「頑張ってね！」って応援してもらったりすることがすごく嬉しくて、モデル活動をしていた頃の喜びの感覚が自分の中に戻ってきました。ミスコンが終わったあとは、Campus Collection in Fukuokaという学生のファッションショーイベントのモデルに挑戦して、そのイベントがきっかけでお誘いを受けて今の事務所に所属することになりました。
モデルとして美しさを磨くために日頃から努力していることなどはありますか？
「顔が大きい」って言われるので、小さくする努力をしています（笑）マッサージとかパックとか美顔ローラとか、あらゆることをやっているけど一向に小さくなりません（泣） あとは、普段から姿勢良く歩くことを意識していますね。お尻がすぐ垂れてしまうので、普段から10cmくらいのヒールを履くようにしています。
これから芸能活動をしていく上での目標を教えてください。
まずは福岡で有名になりたいですね。CMモデル、ファッションショーモデル、リポーター…どんなジャンルでもこなせるようなモデルになりたいです。ゆくゆくは上京したいなという思いもありますが、それよりもまず“福岡で成功する”これが一番の目標です！
