新卒でフリーランスの道へ!陰から陽へ変わった自分【カメラマン小川遼】

美学生図鑑ってどんな人たちが作っているの? という疑問に迫る、シリーズ『美学生図鑑の中の人』!
第5弾は、インスタグラムのフォロワー数3万人超。風景を生かしたポートレートが人気のフォトグラファー、小川遼さん。
今年の春に大学を卒業し、フリーランスとしての道を歩み始めた彼に、写真活動のきっかけや自身の変化について語ってもらいました。(取材:木戸響)

高校生まで『美学生図鑑』のいちファンでした

―カメラを始めたきっかけを教えてください。
父親がカメラメーカーに勤めていたので、幼い頃からカメラが身近にある環境で育ってきました。なので、漠然と自分も大きくなったらカメラをしたい!という思いがありましたね。

それで、大学2回生からカメラを始めました。きっかけは京都の大学に通っていたので、歴史好きの自分には撮りたいものがたくさんあったからです。

最初は父親のカメラを借りて写真を撮っていたんですけど、大学2回生の春休みにせっかくなら自分のカメラを買って綺麗な写真を撮りたい!と思って、カメラとレンズ諸々込みで15万円くらいのCanon EOS 80Dを買いました。

 

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ちなみに今は、SONY α7 IIIを愛用機として使っています。

―では、どういう経緯で美学生図鑑に携わることになったんですか?
カメラを始めた当初は風景しか撮っていなかったんです。でも、自分が写真を撮っていることを周りの人が徐々に知り始めて、ミスコンに出る友達やアナウンサー志望の友達に「自分の写真を撮ってほしい!」と頼まれたのでポートレート写真を撮り始めました。そこで、人を撮ることの楽しみに気づきましたね。

それで、大学3回生になって高校生の時から見ていた美学生図鑑に自分もカメラマンとして携われるかもしれない!と思ったんです。実は、僕も美学生図鑑のいちファンだったんですよ!その時は人を撮る技術はあまりなかったんですけど思い切って応募したら採用という流れになりました。

―美学生図鑑に入ってからの研修期間はどうでしたか?

ポートレート撮影には“カメラ技術”と“コミュニケーション力”が求められるんですよね。

カメラ技術に関しては、先輩カメラマンの撮影に何度か同行してそこで基本を教えてもらいました。同行する際はメモを取らないと落ち着かなくて、新しい発見があれば逐一メモを取って家で見返していましたね。

コミュニケーションに関しては、思っていた以上にモデルさんと話せたなというのが率直な感想です。自分は人がたくさん居る中では陰キャなんですけど(笑)、撮影となると話し相手は自分しか居ないし、モデルさんも同世代の人たちなので初対面でも話しかけやすかったです。

―これまで撮影した中で印象に残っているモデルさんはいますか?
鶴田咲さんですね。

鶴田咲さん(2018年4月掲載)

僕も彼女も乃木坂46が好きだったので、話が盛り上がって撮影が楽しかったことを覚えています。

撮影の時が初対面だったんですけど、今でもプライベートで仲良くさせてもらっていますね。僕のインスタグラムにも彼女にはもう何度もモデルとして登場してもらっているんですよ!

 

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内定を蹴って選んだカメラの道

―インスタグラムでフォロワー3万人超えはすごいですね!いつから写真を投稿し始めたんですか?
大学2回生の春休み、初めて自分のカメラを買ったのを機に投稿を始めました。

最初は自己満足で写真を載せていたんですけど、それが友達から好評でシンプルに嬉しかったんです。そこからカメラの勉強にも熱が入って、継続的に写真を載せるようになりました。

―それにしてもフォロワーの数が多いですよね。何かきっかけがあったんですか?

 

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昨年、公式カメラマンとしてミスキャンパス同志社の撮影を担当していたんですけど、その代の同志社大学のミスコンが全国的にも人気があったんです。それで、写真を撮っていたモデルさんがSNSに写真を載せてくれたりタグを付けてくれたりしたのでフォロワーが増えましたね。

あとは、インスタグムに載せていた京都の風景が拡散されて国内・海外ともに広く紹介されたこともフォロワーが増えた理由の一つだと思います。

 

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―現在、お仕事は何をされているんですか?
フリーランスでカメラマンをやっています!

もともと関西で大手の旅行会社から内定を貰っていたんですけど、大学生の時にカメラの仕事でお金をいただいたり、カメラの先輩方の活躍を見ていたりすると、だんだんフリーランスカメラマンという仕事も気になり始めました。

でも、“趣味を仕事にしたら嫌いになる”という話をよく聞くので、なかなか踏み切る勇気が出なかったんですよね。

それで一度、両親に迷っていることを相談してみたんです。すると、「時間をかけてみてあかんかったらあかんかったでその時考えたらええ」って言われて。もともと両親は放任主義ではあったんですけど少し驚きましたね。

その言葉の影響が大きくて、フリーランスカメラマンになることを決意して上京しました。

―内定を辞退して趣味を仕事にすることを選んだんですね!今は具体的にどのような内容のお仕事をしているんですか?
最近では企業さんの写真を撮ったり、アーティスト写真を撮影したりしていますね。SNSを通じて撮影やPR、インフルエンサーとしてのお仕事もいただいてます。

―今後のカメラマンとしての目標を教えてください。
地元が滋賀なんですけど、カメラを始める前までは地元に一切の魅力を感じていなかったんです。でも、写真を始めてから「地元ってこんなにいい所やったんや!」って気づくことができました。

 

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なので、日本全国、住んでいる人からしたら「あんまり魅力的じゃないな」っていう所でも、自分が綺麗な写真を撮ることで「めっちゃ地元いいやん!」と思ってもらえるような、そんな写真を撮っていきたいですね。

あとは、モデルさんやアーティストさん、広告など人目に出るような写真を手掛けるフォトグラファーになりたいなと思っています。

勇気を出して、自分を変えるチャンスを手にして

―仕事でも充実されている小川さんですが、美学生図鑑のカメラマンとして活動する意味とは何でしょう?
美学生図鑑に載る人たちの中には、例えばアナウンサーになりたいとか目標をハッキリ持っている人も居るんですよね。自分が撮った写真が美学生図鑑に載って世の中に広まることで、そういうモデルさんたちが表舞台に出るきっかけになるのが美学生図鑑の良いところだと思うんです。

先ほどお話しした鶴田咲さんも、美学生図鑑がきっかけでセント・フォース(アナウンサーやキャスターが所属する芸能事務所)に所属することが決まりました。その知らせを聞いた時は本当に嬉しかったです!

美学生図鑑に載ったことでモデルさんの人生に何かしらのきっかけを与えられることにやりがいを感じるし、それがモチベーションにも繋がっています。

―小川さん自身は美学生図鑑での2年間で変化はありましたか?

もちろん技術的にも成長できましたが、それ以上に人間的に成長したと思います。全体的に“陰”から“陽”に近づいているというか(笑)

最初は一対一での会話をしながらの撮影に、抵抗はないにしても緊張はしていました。でも、この2年間でカメラを通して人と接することが多くなって、今では落ち着いて話せるようになりましたね。

―2年間の経験から、美学生図鑑のカメラマンはどういう人が向いていると思いますか?

写真が上手い人は世の中にはたくさん居るけど、ポートレートにおいては自分本位の撮り方ではモデルさんの魅力は伝わらないんです。モデルさんに寄り添うことで、その人らしさのある写真を表現することができると思います。

だから、“相手としっかりと向き合うことができる人”が美学生図鑑のカメラマンには向いていると思いますね。

―最後に、美学生図鑑のカメラマンに興味がある人へ向けてメッセージをお願いします!

高校時代はアニメしか見ないような引っ込み思案だった自分が、人と会うことが楽しくなるほど変わることができたのは、あの時、勇気を出して美学生図鑑のカメラマンに応募したから。そして、今ではカメラを仕事にしています。

美学生図鑑のスタッフになって自分を変えるチャンスを手にしてみませんか?僕も応募を心からお待ちしてます!

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