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美学生インタビューInterview
職人?アーティスト?いつも何かを制作しています
趣味や打ち込んでるものって何かありますか?
結構まちまちなんですけど昔は絵が好きで中学の時に神戸市長賞を受賞して、高校でも続けて色々と描いてました。
でも、大学受験くらいからめっきり描かなくなって今はアクセサリーを作ったり、服を作ったり、職人みたいなことやってます。発表するのはサークルのファッションショーくらいなんですけど、チマチマと色々とやってる感じです。
では、順番に聞いていきますが昔はどんな絵を描いてたんですか?
人物を描くのが苦手で風景ばっかり描いてました。母が旅行好きでよく一緒に海外へ行ってたのでそこで撮った写真を描く感じです。
行った国はギリシャとかイタリアとかポルトガルとか、ヨーロッパが多いかな。ちっちゃい頃からずっと連れ回されてたから20ヶ国くらいは行ってます。父もバックパッカーで50ヶ国以上周ってて旅行一家ですね。
今までで行って良かったと思う場所は?
ギリシャのサントリーニ島とかイタリアのシチリア島。あとはポルトガルはめっちゃ好きでした。陽気な雰囲気と、海の風景が綺麗なところがよかったです。よく海を描くんですよね。グラデーションするのがめっちゃ好きで。でも、入るのはあんま好きじゃないんです、海の生物とかちょっと気持ち悪くて……。
描いてるときはどんなこと考えてるんですか?
無心です。基本何かに集中するのは苦手なんですけど絵を描いてるときや何かを作ってるときは結構集中できるんです。でも、受験勉強に力を入れだして全然時間がなくなりました。1年浪人もしてて、その間って絵を描くとかあんまりできないじゃないですか。
最近、ブランクを埋めたいと思って写真を掘り起こしてまた描いてますが、新しいことをやってみたいと思って大学生になってからは「neuf(ヌフ)」という服飾サークルに入りました。
もったいないので普段も着れるものを
どういう服を作るんですか?
私は結構クラシカルな感じが好きです。サークルの系統はストリート系が多いんですけど自分の好きなものを作ってます。デザインして、布を買って、型紙に合わせて切って、縫って、発表会ごとにテーマが決まってるのでそれに沿って作ります。ボテっとした服より身体のラインが出るものが好きですね。
作った服、見せてもらえますか?
去年11月のEVE祭(同志社大学の学園祭)で『ミリタリー』をテーマに作ったのがこれです。軍服とかを見るのが好きでミリタリーにしようって決めました。めっちゃ詳しいとかじゃないんですけどロシアやソ連の軍服がカッコいいな~って思います。ピンズなんかも好きで勲章とか見ると目が輝きます。
軍服とか勲章とかってよく見たらデザイン凝ってますよね。
そうそうそう、デザインが凝ってるし、いっぱい付いてると迫力あるじゃないですか。この時の服はまずカーキ色とポケットの形に凝ったのと、ちょっと見えづらいんですけどイヤリングも作ったんです。リボンの付いた勲章っぽいものにしました。あと首のチェーンもそれを意識して。
出来栄えや周りの反応はどうでした?
他の人に比べたら地味かなっていうのはあります。みんなオシャレでなかなか無いような形のを作るから。でも、丁寧に縫ってるので作りは綺麗って言ってもらえました。
あと、日常でも着られるように作ってるのでこのスカートは普段も履いてるんですよ。ファッションショーが終わったら捨てる人もいるんですけど、布とか結構お金がかかるんです。もったいないし布がかわいそう。だから、普段でも着られそうな軍服っぽいワンピースにしました。
服作りの魅力はどういうところですか?
自分の作品を作るという点では絵を描いたりするのと同じような気持ちで作ってます。
服ならではの楽しみというと、自分や周りの誰かに纏ってもらうことができるというところです。嬉し恥ずかしっていうんですかね。つたないところもあるからちょっと恥ずかしさはあるけどやっぱり評価してもらえるのは嬉しいです。達成感もあるし。
モデルさんが「さゆりんの服着れて良かったよ!」って言ってくれるとすっごい嬉しいし「かわいい~♡」って言ってくれるともう飛び上がっちゃいますね。
評価してもらえると嬉しいですよね。ちなみに1着の制作期間はどれくらいなんですか?
結構ギリギリから始めちゃうので1週間とかで作っちゃいます(笑)徹夜も普通で、新町キャンパスに部室みたいなところがあってお泊りできるんですよ。
EVE祭が11月の末だったんですけどテストが中旬にあって他にも色々と被ってて、最後の方は友達ん家に泊めてもらって朝から晩まで籠って。で、当日の朝もアクセサリー作ってました。計画性ないのは重々承知してるんですけどみんなそんな感じで、ギリッギリまで追い込まれないと作れないんですよね(笑)
ちなみにこの前のファッションショーでは制作以外にモデルもやりました。
アクセサリーにどハマり!いつも作品を持ち歩いてます
アクセサリーを作り始めたきっかけは?
高校3年生の時かな、文化祭で何か売ろうってなった時にアクセサリーいいんじゃない?ってなって。文化祭が終わっても私だけどハマりしてずっと作ってるっていう。
バイトもずっと好きだったアクセサリーのお店にしました。ビーズとか置いてあって、そこからお客さんが好きなものを選んで店員さんが作る感じの店なんです。
その場で作ってくれるんですね。どういうものを作るんですか?
今は別のバイトをしてるんですけどお店ではイヤリングが多かったです。大きいものとか左右非対称のものとか。あんまり売ってないオリジナルのデザインが中心のお店でした。
大体いつも持ち歩いてるんですけどこれも自作です。
基本ビーズとかを組み合わせて丸カンっていう金属の輪っかを閉じるだけなんで技術的にはそんなに難しくありません。
じゃあ大事なのはセンスですかね?
それもありますね。私の場合はとりあえず「どうかな?」って人に見せます。「ええやん!」って言われたらそのまま残すし「うーん……」って反応ならやっぱちゃうんやって分解して作り直しますね。
最初はなんとなくで作ってたんですけどバイトを通してちゃんとした組み合わせとか、こうしたら安定感が出るとか、考える力が身に付いて今も役に立ってます。
お店を辞めた今でも作ってるんですよね?
割と作ってます。この前も友達がファッションショーやるからアクセサリー作ってって言われて。宇宙がテーマでこういうチョーカーを。
紫外線で固まるレジンっていう樹脂で塗ってコーティングして、カメオ(貝殻や石などに浮彫を施した装飾品)みたいなのを作ってチェーンを付けました。
こっちはチェーンにビーズを繋げて、コインっぽいパーツ付けて。ビーズが惑星っぽくて使ってます。複雑な形なんですけど結構好評でした。
モノづくり全般が好きなんですね。
アクセサリー作りも服作りと同じように“作品を作る”という観点で好きというのが大きいです。でも、服作りとは違って1つを作るのにあまり時間もかからなくて気軽に挑めるところがいいですね。
最後に、学生のうちにこれやっておきたいなと思うことはありますか?
もっと積極的にショーに作品を出して、アクセサリーも売りたいなって。前に1個800円くらいで作って友達のファッションショーに送ったら結構売れて嬉しかったので、またどっか置いてくれるとこがあったら売りたいなって気持ちがあります。
ネットはジャングルなんでそこで私の作品に目を付けてもらうのはちょっと難しいかなと感じてるので、実際に目に触れて身に付けてもらって買ってもらえたらいいなって思ってます。
美学生プロフィールProfile

梶本 小百合 (かじもとさゆり) 同志社大学 経済学部2回生
>お仕事を依頼する- 生年月日
- 1999年1月11日
- 出身地
- 兵庫県
- 憧れの人
- 両親
- チャームポイント
- フランス人の母譲りのパッチリした目
- 性格を一言で表すと?
- ちょっと抜けてる
- 異性を落とすコツは?
- 自然と顔に出るので相手に察してもらう
- 主な活動
- フリーモデル / 服飾サークルneuf
梶本小百合 Instagram
服飾サークルneuf Instagram
同じ大学の美男美女Same Univercity
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